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宮沢和史さんとは、かつて「jabatida」なるバンドを一緒にやっていたり、浅からぬご縁があるのですが、何故かレコーディングにまつわるおつきあいは、彼がプロデュースしたこのテイクぐらいしかありません。このアルバムは、ゼルダのSAYOKOさんのリミックス。SAYOKOさんと何らかの関わりを持つというのも不思議だけど、デキは結構気に入っておりまして、人づてに聞いたところでは、宮沢さんもお気に入りだったとか。
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1997年
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アルバム作りの上で、「WICA」「VOICE OF OOPARTS」とこのアルバムが、ある種「三部作」であったような気がします。今から思えば、この作品の制作までで、初期のEPOさんとのCD制作上の共同作業に、ひとつのピリオドが打たれた感があります。その後も変わらずサポートは続けていますが、次の「完成」は、もうちょっと先かもしれません。
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90年代の10年の間、笹子のライブ仕事の中で最も本数の多かったのは、EPOさんとのデュオかもしれません。この「air」という作品は、90年代後半の彼女とのデュオ・ライブの音源からのセレクションを中心とした内容です。
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EPOさんとの作業も大分佳境に入った時期の作品。今は亡き乾裕樹さんのピアノとショーロ・クラブとによるdown townをはじめ、マニアックにならない、でもとてもアコースティック感覚に溢れたサウンドに仕上がっています。
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ジョゼ・ピニェイロのグループのコンサートのリハで、ゲストとして歌うことになったEPOさんと初めてお会いしました。それからしばらく経った頃にはEPOさんのレコーディングを手伝い、ショーロ・クラブとしても彼女のライブのサポートをやるようになり、更に何本やったかわからない程のデュオでのライブ等々、気が付けば既に15年に渡るおつきあいです。
このアルバムは、EPOさんの音楽にとってのターニングポイントにあたる一枚であり、同時に笹子にとってもEPOさんとの出会いを記念する、最重要作品です。その後のEPOさんの活動の原点に当たる音楽世界を持ち、また最近の若いアーティスト達の中にも、このアルバムを「聖典」のように思っている人が少なくないようです。
惜しむらくは、ちょっと早すぎた、ということ。何が行われているか、スタッフもレコード会社も、よくわかっていなかったんじゃないでしょうか。ちょっと残念でもあります。