2007年
2003年2月4日のレコーディング、と、笹子が書き込んだBBSに記録が残ってます。発売に至るまで、随分苦労した模様ですが、ブラジルでは高い評価を受けたようです。以下、そののBBSより。
「今回の彼のアルバムは、1)マリオの曲を、2)エポカ・ヂ・オウロ、メストリ・アンブロージオ、ペドロ・ルイス&パレージ、アクアレーラ・カリオカ、バチクン、ノ・エン・ピンゴ・ダグア等等の個性的なサウンドの中で、演奏する、そしてその個々別々のサウンドが、マリオの音楽の中に統一的に配置される、という、なかなかのコンセプトによるもので、その「個性」の一つにショーロ・クラブも選ばれた、というわけです。
山の中腹にある緑に囲まれたスタジオで、最高の雰囲気だったんですが、何と着いたとたんに停電、しばらく待っても復帰しそうになかったんで、そのまま町にジュースを飲みに降りてしまいました。で、結局昼過ぎに戻ってきて、一発目でOKテイクを出して、更に別の雰囲気でワンテイク録って、そっちで決めました。レコーディング中のおしゃべりなんかも、少し使うつもりのようで、できあがりが楽しみです。」
HRAD-00023
2007年
ジョビンの生誕80周年を記念して、日本の中堅どころのアーティストを中心にジョビン作品を1曲ずつ演奏する、という企画。笹子は「Chovendo na Roseira バラに降る雨 / アン・サリー」「Ela E´ Carioca 彼女はカリオカ / 比屋定篤子」「Sabia/ 畠山美由紀」3曲に、アレンジと演奏で参加。
いずれもギター1本とのデュオなのだが、もともとギターと歌のデュオで全編を、というコンセプトでやると聞いていたのに、フタを開けたら、殆ど誰も真っ正直に「ギターと歌だけ」ではやっていなかったので、ちとビックリ。
HMCHー1010
2007年
2005年に夭折した沢田穣治の秘蔵っ子シバリエの、残されたデモ音源やサントラ音源をリミックス。シバリエのソロアルバムとして再構成させた作品。聞いてみて、改めて彼女の才能のきらめきを感じる。笹子は3曲参加。うち1曲はショーロ・クラブにて「ショーロ・クラブ/sonora」にも収録されている「蛸の女」中国語ヴァージョンを。
GNCL1100
2006年
ソウルボッサトリオのゴンザレス鈴木さんプロデュースのよる期待の新人さんです。独特の、柔らかい高音域の声が気持ちのいい人です。このアルバムでは3曲の参加ですが、今後も継続的なおつきあいになりそうな雰囲気です。
VPCD-81548
2006年
溝口肇さんのデビュー20周年記念アルバム、だそうです。
土岐麻子さんをゲストボーカルみ迎えたセッションに参加しました。
岡部洋一(perc)、吉野弘志(contrabass)、溝口さん自身を含むチェロカルテットによる演奏。
SFS-014
2006年
プロデューサーの大友良英さんは、随分前からの知り合いで、数年おきに仕事の依頼をいただくような関係です。で、このレコーディングのためのリハの時のエピソードを、関係者Sさんによる書き込みから抜粋させていただきました・・。
「真夏に近所のスーパーにでも買い物に出かけるような格好で現われた笹子氏を見た浜田嬢が、『あの人誰?』と不安そうな顔をしたので、すかさず大友氏が『格好はただのオヤジだけど演奏は確かです。安心してください!』と言ったとか言わなかったとか・・・。」
ESCL-2867
2006年
沢田穣治音楽監督による、映画「いちばんきれいな水」サウンドトラック。アンサリーさん、比屋定篤子さんがそれぞれ1曲ずつ参加していて、それぞれのバックを担当しました。アンさんのレコーディングの時は、彼女の都合で名古屋まで音を録りに行き、「世界のやまちゃん」で手羽先食って日帰りした覚えが。
TAKI-6001
フランス車ルノーの愛好家団体との提携による、ミュゼットオンリーのコンセプトアルバム。かとうかなこ前作「ひだまり」レコーディングの”大阪セッション”メンバーが、サポートしています。次のフルアルバムに至る前段階として、比較的気軽な作りにしたのですが、流石に何年もフランスで暮らしただけのことはあって、パリのニオイの香る、聞きやすいいいアルバムになったと思います。
参加ミュージシャン
かとうかなこ(アコーディオン)、笹子重治(ギター)
大森ヒデノリ(ヴァイオリン、マンドーラ)、
田中良太(パーカッション)
HLSI-0601
2005年
さねよしいさ子さんとやる、というのも、随分ミスマッチなカンジがしますが、なかなかおもしろかったです。
結局ライブは05年1月に一回やったっきりで終わってしまったのですが、その時の音源(全6曲中3曲)によるライブ盤です。特に最後の「one note samba」は、60年代のバーデンパウエルのやんちゃな演奏の次ぐらいにハチャメチャで、結構笑えますよ。
CRCP-40128
2005年
ジョビンの「dindi」のデュオでの演奏&アレンジでの参加です。この曲も、何度やっても飽きない名曲ですね。