TOCT-24456,57
2000年録音
2000年夏のJ-POPの大イベントに参加させてもらいました。宮沢和史さん、大貫妙子 さん以外は、メンバー全員初めて、ということで、キンチョーしたものですが、終わってみれば、楽しい思い出、とは言わないまでも、観光旅行に行ってきたような気分もありました。矢野顕子さんと宮沢さんの「二人のハーモニー」と大貫さんの「Beautiful Song」が、特に印象に残っています。
TOCT-4774
「忠臣蔵」でご一緒させていただいた服部隆之さんからは、時々「呼び出し」をうけるのですが、その中でも、なかなかに「メジャー」な一枚です。椎名林檎のアルバムに入ってる、ということで、中学生の姪に、初めて尊敬されました。
VICJ-60908
2002年
昔横浜のキリンビアビレッジという所で毎夏にショーロ・クラブをホストにしたイベントをやっていたんですが、その時のゲストに来ていただいて以来、時々レコーディングに呼んでいただいたりしています。このアルバムでは村田陽一君のアレンジで3曲参加させていただきましたが、「なんちゃってカルトーラ」風アレンジによる(2) とか、結構オモシロイ。
KICP-503
94年に、ふらりと目的も無くブラジルに立ち寄った時に、友人のイタマラ・コーラックスに誘われてレコーディングしました。イタマラ・コーラックスによるルイスボンファの曲集への、1曲のみの参加です。
内輪話をすると、まずロン・カーターとイタマラとパウロ・マラグチが3人でざっくりと録音した「オルフェのサンバ」の音源があって、プロデュースサイドの要望としては、ロン・カーターの音だけを活かして他の音は一旦捨て、しかる後にもう一度一から楽器を録り加えていきたい、と。で、その「録り加える」楽器の一番手が、笹子のギターだったワケです。ところがロン・カーターは別ににサンバの専門家でもなく、正直に言ってサンバのグルーヴは余り出ていない。それにギターを付け足して、いいサンバのグルーヴが出せるのか、という、結構きわどい状況。
まあ、そういう無理矢理帳尻を合わせる類のやり方は、むしろブラジル人よりバッタモンサンビスタの日本人ギタリストの方が器用に出来る、ということもあって、つつがなく終えることが出来ました。ボンファ自身による解説文の中で笹子のことを光栄にも「日本のグルーヴマスター」と紹介してくれたのは、そこらへんのことを理解してくれたのであろう、と、勝手に思っております。
ちなみにこのトラック、最後には渡辺貞夫さんにまで登場していただき、結果的には随分豪華なトラックに仕上がりました。
VACM-1188
2001年のある日、ゴンザレス鈴木さんに呼ばれてレコーディングに行きました。誰が歌うかもよく知らず、しかも誰もその日の歌手を紹介してくれなかったので、ナルホドね、新人の洋楽系の歌手ネ、と思いつつ、スタジオのブースに入ってヘッドフォンから聞こえる歌を聴いてビックリ、というのが、アンさんとの出会いです。その歌声の心地よさ、歌い方の邪気の無さは、もう天然のもの以外の何ものでもないですよね。
このアルバムでは2曲の参加だったですが、その後もレコーディングやライブでのおつきあいが続いています。何とか医者業と上手く両立させて、音楽業もいい形で続けていって欲しいなあ、と思います。
VACM-1223
アンさんの二回目のレコーディングです。この時は、2枚分の分量をレコーディングして、あとでそれを同時発売の「day dream」とこのアルバムとに振り分けて収録する、という形を取っていたと思います。こちらのアルバムには
Onde Eu Nasci Passa Um Rio (Caetano Veloso)
Haven't We Met? (Ruth Batchelor, Kenny Rankin)
Peaceful (Kenny Rankin)
の3曲で参加しています。
このアルバムは、基本的に参加メンバーのヘッドアレンジを中心にその場で内容を仕上げていく方法が採られているのですが、それでここまでになる、というのは、アンさんや参加メンバーの力量の高さを感じずにはいられない、ですよ、ホント・・。
BVCR-14008
アルバム「moon dance」の姉妹盤です。笹子が参加した曲としては、こちらには、今でもライブでよくやっている
A Menina Danca (Moraes Moreira, Galvao)
が収録されています。個人的には、この曲のレコーディングで、ちょっと「自分を見直した」カンジがしました。想い出のレコーディングです。
BVCR-14011
アンさんにとって初のライブツアーの音源からのライブ盤です。当時のアンさんは、(今もだけど)まったくステージ慣れしていない様子で、話すことが無くなるとくるりとメンバーの方を向いて、「で、コモブチさん、いかがですか?」などと、いきなり意味不明にハナシを振ってくるので、笹子は出来るだけステージでは目を合わさないようにしていたもんです・・・(ウソ)。
当時から、ステージでの説得力にも天性のものを感じましたが、少しずつ場慣れするにつれ、その度合いも高まってきている感じがします。
BFCA-84004
ショーロ・クラブが3曲をプロデュースしました。このアルバムの中では、「深い部分」担当、というカンジでしょうか。ショーロ・クラブらしく「地味で味わい深い」内容になったような気が。
まずはお近づきに、と設定された飲み会で、早くも大爆発された畠山さんとは、このアルバム以降も、コンサートのゲストに来て頂いたり、と、交流が続いています。
TTCL-001
畠山美由紀さんと3人の異なったギタリストとのデュオによるライブを収録したものです(あと2名は小沼ようすけさん、福原将宜さん)。畠山さんのデュオによるサポートを頻繁にやっていた頃の最初期の録音。その後約1年に渡って、相当の回数の仕事を共にすることになるワケですが、この時期はまだまだ「試しつつ」なカンジが散見されます。まあでもそこは「畠山さん」なので、やっぱりちゃんとしていますわ、ホント。