8月30日(水)
沢田穣治音楽プロデュース(1曲)による太田裕美さんレコーディング
実は沢田さんは、若かりし頃からの太田裕美さんの大ファン。長年の夢がかない、ついに自らの楽曲を提供(詞:青木里枝)してのこの日のレコーディングとあいなったのだが・・・。 もう全く機能不全に陥っておったわ。目がハートマークになりっぱなしで、指示もロクに出せずに、「ワシ、それでエエと思いますねんけど・・・」と、蚊の鳴くような声でつぶやくのがせいいっぱい。ああ、この声や、この歌いまわしや・・・、と、ゴニョゴニョ言うばかり。ついにはディレクターに「沢田さん、しっかりしてくださ〜い」と言われ、「ボク、アテになりません」と、ギブアップ宣言。 楽曲は、ショーロ・クラブ+弦カルという編成による情緒溢れる名曲で、文句の無い仕上がりとなったのだが、レコーディング自体は、オモシロ過ぎでした。 その後そのまま居残って、昨年夭折したシンガー・シバリエのアルバム(生前残していたデモ音源をリミックス)の音入れも。改めてその歌声を聞いて、その歌唱の魅力に感じ入る。同時に、もう亡くなって1年を過ぎる彼女のことを今でも大切に扱う沢田穣治の究極の「誠実」には、正直、アタマが下がる。と、一応最後に持ち上げておいたりして。
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沢田穣治、ツーショットにかたまる |
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