9月30日(土)
信州、上伊那小蕪亭にて、EPOさんとのデュオライブ
JR線に乗っている間中、ここが痛い、あそこがオカシイ、と、オジサンとオバサンの近況報告合戦。ゆっくりハナシをし、ゆっくりデュオでライブをやるのは、実に久しぶりだったのである。 小蕪亭は10数年前に初めて訪れて以来、何度やったかわからないぐらいの場所。マイクも通さない生音の響きの良さと、パワフルなオバサマ達の企画による手作りのライブの良さで、我々にとっても、最もリラックスしてお客さんと向き合える場所。 とはいえ、フルサイズのデュオライブは実に久しぶり。(ヘタしたら、1年近くぶりだったかも)しかも何をやるかについての事前の連絡もナシ。会場についてから、あれをやりたい、これをやりたい、と言っては軽く演奏してみる、という程度の準備で、すぐに開演時間に。出番直前に靴を履きながら、(笹)えーと、ところで何をやるの?(エ)どーしよっかぁ?というやりとりがあって、取り敢えず1曲目は「誰もいない海」をやろう、となり、ステージに立ってから、歌詞カードを探し始める始末。 でも、これはダレているのではなくて、「リラックスの極地」なんですな。こういう時に、長年の場数によって積み重ねられたお互いの信頼感とコンビネーションのチカラを、実感する。ひとたび演奏が始まってしまえば、あとはもの凄い集中力でもの凄いパフォーマンス、終わってみれば、確実に僕の今年のベストパフォーマンスのひとつ、だったと思う。終演後控え室に戻りつつ、ワシらって凄いねえ、と言い合ったのだが、これはウヌボレでは無い。聞いていただいたお客さんも、きっとそう思ったはず。あ、やっぱりウヌボレか、これ。
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