2006年11月の日記:[以前の日記]
 
 
11月30日(木)
 
 
比屋定篤子と、ジョビンの「ELA E CARIOCA」レコーディング

 これはジョビンの生誕80周年記念CDの中の一曲で、僕は他にアンサリーさん、畠山美由紀さんとも、それぞれデュオでレコーディングすることになっている。基本的に歌とギターだけ、というコンセプトだそうで、他の人がどんなカンジでやっているのか、ちょっと気になるところなのだが、敢えて聞かないことにしている。でもって、結局自分のクビを絞めることになるのはわかっているのだが、結構アレンジに凝ってしまったりもするのである。
 なので、今日も結構緊張度の高いレコーディングになった。しかし、コーラスパートで怪しいコードを使ったために比屋定さんには結構悪戦苦闘させてしまったのだが、結果的にはほぼ思い通りの内容に着地した。拍手だっ。
 今日はレコーディング終了後、同じスタジオに居流れて、夜は先日のゴンチチ・ゴンザレス三上さんのソロレコーディングの、笹子担当曲のTDを。流石、凝り性な三上さんらしく、細かいところまで既に完璧なTDが為されていて、僕はただただ拍手するだけの存在でした。
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11月29日(水)
 
 
EPO with CHORO CLUB でNHK「セッション2007」公開収録

 常々言い垂れているのだが、僕はテレビが苦手である。テレビカメラの向こうに何百万人の人がいると考えただけでカラダが硬くなるし、収録スタジオの雰囲気も苦手だ。というワケで、今日も暗い気持ちで会場入りしたのだが、結果的には思いの外リラックスした収録となった。
 会場のNHKふれあいホールが、とてもホールっぽいカンジのホールで、収録スタジオ独特のツライ雰囲気が余り無かったこと。そして、沢山のお客さんを前にすると、普通のライブをやっている気分が勝って、テレビに映ってる、ということを忘れさせてもらえたこと、など、いろいろ理由はあったのだが、やっぱり最大の理由はメンバーでした。
 このEPO with CHORO CLUB という組み合わせは、92年以来、数年に渡ってユニットのように一緒に動き回っていたチームで、ショーロ・クラブは独立したバンドであるにも拘わらずEPOさんとの活動の方がショーロ・クラブ自体の活動よりも盛んであった時期すらあったのである。気心・音心をお互いに知り尽くしているので、安心してお互いに身を任せ合うことが出来る。結果、テレビのパフォーマンスとしては例外的な程にリラックスした演奏をすることが出来た。
 ON AIR スケジュールは以下のとおり。テレビの方は、熱帯ジャズ楽団とのカップリングだそうです。
「セッション2007」
NHK BS-2
1/6  23:10〜24:40
NHK FM
1/28 22:00〜22:55
2/2 10:00〜10:55
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11月28日(火)
 
 
渋谷、7th floorにて比屋定篤子とデュオライブ

 今年は比屋定さんとは、例年に比べて随分一緒にやる機会が多かった。今日は、その集大成?のようなライブだったかも。最近やっていなかったファーストアルバムからの選曲が特に前半に集中し、慣れない曲にちょっとまごついたりもしたのだが、後半に行くにつれ、集中度の高いパフォーマンスになったと思う。25日にレコーディングしたばかりの金子みすゞの詩「りこうな櫻んぼ」に曲をつけたものも披露出来たし、30日にレコーディング予定の「ELA E CARIOCA」も予行演習も兼ねて初めて人前でやらせていただいた。今年東京最後のライブとしては、上出来だったでしょう。ね?
 その後は、そのままお店でN原J氏の還暦秒読みの誕生パーティーに突入。「50過ぎれば、もう幾つになっても同じ」だそうでした。
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11月27日(月)
 
 
渋谷ON AIR EASTにて、比屋定篤子とイベント出演

 出演は4曲20分と短いものだったのだが、楽屋では大変なことがっ。
 ギターケースのフタを閉め忘れてそのままヒョイと持ち上げたとたん、あらま、ギターはコロコロリンと転げ落ちて、床に、イヤな音とともに着地。表面盤にはヒビが。振ってみるとサウンドホールの中からカランコロンと音もする。
 実は僕は史上最悪にギター扱いの悪いギタリストで、今まで類似の事故は数知れず、一番ひどかったのは、大島保克さんの合宿レコーディングで山中湖のビクタースタジオに行った時のこと、宿泊部屋のベッドの上にギターを放り出してあったのをすっかり忘れ、思いっきりベッドの上にカラダも放り出したのであった。
 もちろんその時もギターは大破。スタッフ大あわてで僕の家までスペアギターを取りに車を飛ばすハメになってしまったのだが・・。それ以外にも、いろいろ「前科」があり、あるいは置き忘れなどもしょっちゅう。去年は那覇のゆいれーるに一回、小田急に一回の、年二回の電車置き忘れ記録を作ってしまったりしている。
 で、まあ取り敢えず演奏には支障が無かったので、おっかなビックリで演奏を終え、おおいそぎで、いつもリペアをお願いしているG社Tさんの許へ。Tさんにはいつもヒドイ状態でギターを託しているのだが、穏やかな微笑みとともに「大丈夫ですよ」と言いながら受け取ってくれる、僕にとって彼は大変大切な人なのである。(実は他の人に「あんなにギター扱いの悪いオトコは知らんっ」と語っているらしい。)
 ところが、電車に乗って気付いたのだが、サイフ楽屋に忘れた〜っ!!たまたまパスネットを別の所に入れていたので気付かなかった。一銭も持たずに都内を行き来したのは初めて。ハラが減っても食事も出来ず、泣きながら帰ったのであった。
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11月26日(日)
 
 
下北沢ラカーニャにて、桑江知子さんとデュオライブ

 新譜「カジマヤー」を出して以来、都心では初のライブ、ということで、超満員寿司詰め状態。おまけにko-ko-ya江藤さんの友情参加、普天間かおりさんの飛び入り参加などもあって、普段の比較的地味なデュオライブとは随分様相の違った、華やか?なライブとなった。
 新譜の10曲も、沖縄でのライブ以来、徐々にライブでの形も整いつつあり、来年に向けてのいいスタートが切れたと思う。江藤さんの参加についても、桑江さんもお客さんも大満足だったようで、来年2月6日のスイートベイジルでのライブへの参加も決定。何かと実りの多い一日。
1164689435.jpeg 江藤さん、ご活躍

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11月25日(土)
 
 
川崎のスタジオにて、比屋定篤子レコーディング

 今日のレコーディングは、詩人金子みすゞの詩に様々なアーティストが曲をつけて歌う、という企画のコンピレーション・アルバムのもの。ギター1本のバックによるシンプルな内容で、例に漏れず短時間で終了。
 そのあと、高津の飲み屋で比屋定・N原J氏と飲んだのだが、ハナシは先の沖縄県知事選挙の結果に及び、そのあとは延々政治談義に。最もそれをしそうにない3人であるが、実はそれぞれにいろいろ思うところもあり、白熱したのであった。しかしホントに最近の世相は、「ある一線」を越えてるカンジですね。オレは知らん、と言っても、いずれ知らんで済まなくなるところが、まことに困る。山奥に逃げるぐらいしか、思いつかん。どうしてくれるか。
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11月23日(木)
 
 
プラッサオンゼにて松田美緒ライブ

 誰も入り時間を知らない。それぞれが当てずっぽうにお店に到着。松田さんは一番早くに京都から直接到着して、お店が開いていないので途方に暮れた、とか。で、リハも何ヶ月ぶりかで、忘れている曲も多いのに小時間でそそくさと済ませる。曲のやり方も、何だかその場でひっくり返したり、もう絶対本番まで覚えていられるワケが無い。オマケにお店にも伝わっていないゲスト(=マツモニカ)まで登場。もう、絶対ライブはコケそう・・・・、なのに、凄くいいライブになっちゃうんだよな。
 松田美緒のパワーは、並みでは無いですね。乗ってる、というのはこういう状態をいうのかも。その発するエネルギーの強さは、全てのマイナス要因を簡単にプラスにひっくり返してしまう。その「怪物」度は、今や某ブラジル人ギタリスト「ヤマチャン」に迫っているかも。
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11月22日(水)
 
 
畠山美由紀グロリアチャペル2日目

 二日目なので、楽屋もすっかりうち解けたカンジ。ゲストの小島大介さん、オープニングアクトの沖仁さんとギター談義。太田剣さんとBICとは都の西北のアホ学校談義。仲間内ミュージシャンのウワサ話、古老Sの昔話などしているうちに、早くも出演時間に。
 今日の演奏は昨日とはうって変わってラフなカンジに。気持ちは良かったのだが、ちょっとラフになりすぎて、部分的には雑になってしまった感も。なかなか「中庸」が実現出来ない。難しいものです。
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11月21日(火)
 
 
畠山美由紀グロリアチャペル1日目

 朝、EPOさんに見送られて北上のホテルを出発。そのまま品川グロリアチャペルへ。なんだかジンジン疲れているカンジ。グロリアチャペルは初めてなのだが、あまり「教会」というカンジのしない、会場らしい会場である。とは言え、バックステージは普段は幼稚園のエリアで、幼稚園らしいディスプレイなどがそこかしこにあって、そのチグハグ感がおもしろい。
 ライブの方は、念入りにリハをやっただけあって、しっとりと落ち着いた内容になったと思うが、余り念入りにリハなどあると、かえって本番ではアガってしまう傾向があるようで、僕自身は最後まで何だか気持ちが落ち着かないまま終わってしまった。畠山さんは(珍しく?)たいへん落ち着いていて、それに助けられたカンジ。2日目は、もっとヤンチャに行きたい。
 ところで、畠山さんとのデュオによる美空ひばりの情念系の名曲「津軽の故郷」の前フリで、畠山さん、「ワタシと笹子さんのどっちの血が濃いか、比べて・・」と言うつもりで「どっちの毛が濃いか・・」と言い間違えた。最近頭頂が気になる僕としては、大変傷ついたのであった。
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11月20日(月)
 
 
北上市さくらホールにて、EPO(アクアノーム)ライブ

 新鉛温泉から山を下りてきて、花巻から在来線で北上へ。本日は18日とは逆に、アクアノーム選抜メンバーによる大きなホールでのライブである。温泉のチェックアウトタイムに合わせて移動してしまったので、昼過ぎにはもうホールに到着。長い自由時間を、EPOさんが通学中のアメリカの代替医療の学校の宿題の実験台になったりしつつ、ノンビリと過ごす。
 それにしてもこのグループはいつも「久しぶり」なのだが、それでも2時間のライブを滞りなく出来てしまう。いかに風通し?の良いグループか。別の言い方をしれば、アバウト、とも言えるのだけど。
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1164098026.jpeg これが北上川ざんす

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11月19日(日)
 
 
温泉・宴会

 18日宮城、20日岩手、というスケジュールなので、中一日のお休みを利用して、EPOバンド(=アクアノーム)メンバーで花巻の奥、新鉛温泉「愛隣館」にて宴会・温泉泊。夕方、部屋に入ったとたん、仲居さんが館内説明をしようと待っているのにもかかわらず、早くも冷蔵庫からバタバタとビールを取り出すEPOさん、こういうこととなると、本当に張り切るヒトなのです。
 そういうワケで到着早々早くも部屋飲み。風呂(露天風呂最高)、夕食(美味)を挟んで、またも部屋飲み。全てが速いテンポで進行。11時には早くもお開き、という、よい子の宴会でした。
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11月18日(土)
 
 
宮城県登米市、トルティージャにてEPOさんとデュオライブ

 一部地域にてヤマンドゥで盛り上がっているのを横目に、東北で地味にライブ。しかし、地味どころではない。この秋のEPOさんは本当に「行っちゃって」る。デュオとしてのコンビネーションも、全盛時代?に迫るものを実感する。あるいは、お互いにトシを食って老獪になった分、当時を越えたかも。来年の企画も既にいろいろ手を付け始めているので、機会があれば、是非見に来ていただきたい。
 というわけで、今日も、凄く充実したすばらしいライブだった。特に、最近最後の方でやる「たったひとつの」という曲、あれは凄すぎ。お客さんの三分の一ぐらいが本気で泣いちゃう曲、つうのも「反則」だよね。
 ライブが終わり、この地方独特の「はっと」汁をおいしくいただき、お店を出たら、車の屋根にはビッシリと霜がついていた。今日が僕にとっての「冬・初日」。
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11月17日(金)
 
 
祖師ヶ谷大蔵ムリウイにて、ko-ko-yaライブ

 投げ銭と銘打ってはいるが、内容は普通のライブである。ここのところ日々忙しく、ゆっくり家で予習をする間もなく会場入りし、会場でも殆どリハをする時間も無く即本番突入だったのだが、なんだか妙に冷静に演奏が出来、こりゃ、調子がいいなぁ、と思っていると、2部の途中から急にカンが狂い始め、ミスタッチがチラホラ出るようになった。ニンゲンの集中力の神秘を見る思いである。
 クラシックの演奏家というのは、例えばリサイタルが決まると、1ヶ月の間、1日何時間も練習をして、堅牢に技術を作り上げるものなのだそうだ。僕らのようにやることが多岐に渡っているモノがそれをやろうとすると、1ヶ月が100日あっても時間が足りなくなりそうだし、第一そんなに時間をかけて積み上げないといけない程に精密なこをやっているワケでもない。
 というワケで、日々「丁か半か」みたいな気分で演奏を続けているワケだが、同じような気持ちで演奏しているのに、毎日の「出来」が随分違うのも、また事実。でも、一日の中で、このような形で出来に違いが出るのも、珍しい・・。と思っている程にその違いは、聞いて頂いている皆様には察知されていないのかもしれないが。。。それとも、わかっちゃいました?
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11月15日(水)
 
 
 午後から畠山美由紀グロリアチャペルのための最終リハ。リハというよりも曲順などのチェックに終始。あとは本番を待つばかり。
 夜は、久しぶりにEPO with CHORO CLUB のリハ。これは来年放送(NHK FM, NHK BS-2)予定の「セッション2006 (放送時には2007、たぶん)」の公開収録のためのリハ。本来はFM番組なのだが急遽テレビでの放映が決まったため、こちらも急遽リハを入れて対応した次第でして・・。
 なお、この番組、番組のテーマ曲が「C Jam Blues」というジャズブルースのスタンダードで、全ての出演者は番組のオープニングでこの曲を演奏することになっている。さて、全然ジャズ屋じゃない我々は、果たしてどういう「C Jam Blues」を演奏することになるのか?というあたりも、お楽しみに・・。
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11月14日(火)
 
 

 名古屋から戻り、畠山美由紀さんグロリアチャペル用のリハ。

 そのままスタジオ入り。今日は丸秘ゲストを交えてのリハである。名前は明かせない。チケットが売れてなければすぐに公表するけど、売れちゃったから教えなーい、とのK社長の弁。 まあ、当日をお楽しみに、つうことで。音の方は、初日のリハで大方の完成を見てしまったので、大変簡単にリハを終えることが出来た。
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11月13日(月)
 
 
名古屋、得三にてEPOさんとデュオのライブ

 7日の「ヤーソと不愉快な・・」以来、近畿東海地方を行き来し続けたこの1週間だったが、今日が最終日。EPOさんとは昨日に続いてのライブだったが、いつものとおり昨日とは大分違うレパートリーで、中には随分久しぶりの曲も何曲か。大事な自作曲からカヴァーまで、レパートリーの数は考えたこともない程だが、「3年ぶり」とかでもサクサクとやってしまうところが、大変オソロシイ。
 今日はひとつヘンなことが。何度やったかわからない程の名曲「百年の孤独」を今日もやったのだが、僕の記憶では、「今日の構成はなんかヘンだった。何かのパートが抜けていた」。EPOさんは、「いや、ちゃんとやったはずだ」。どっちかがボケているワケだが、どっちがボケていても不思議でない最近の両者の脳みそ状態である。音は録ってあるので、後で確認可能。ちょっと楽しみ。
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11月12日(日)
 
 
浜松、K-Mixホールにて、EPOライブ

 今日も例によって、曲順も何も決めずに開演時間に。舞台袖で「満ちゆきて、矛盾の中で生きている、百年の孤独、の順番でやるからっ」と囁かれる。こういうの、ちょっと自虐的快感があるんですよ。「さぁ、果たしてワタシはコケるのかコケないのかっ」みたいな、自分に対する手に汗握る気分が沸き起こってくる。コケませんでしたけどね。
 何度もやっている曲でも、何ヶ月かやっていないと、急にどっか一カ所だけデータがとんだような状態になることがある。で、実際に一カ所おかしくなると、今度は急に不安感がアタマをもたげてきて、それまで無意識に通過していたところで引っかかったりする。なかなか、スリルがあるのです。
 そういやEPOさんも、「うふふふ」でいきなり歌詞をとばしてたなぁ。自分の代表曲で、普通、やるかなぁ。ホントにホンモノのEPOさんだったのかしら?
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11月10日(金)
 
 
奈良のスタジオにて、かとうかなこレコーディング

 向島ゆり子さんと3人で、来年発売予定?の新譜のレコーディング。トリオで3曲、それぞれとのデュオで2曲録音。今回はシンプルな編成で、ということで、ソロやデュオ、向島さんとのトリオなどが中心となりそうなカンジ。
 ところで、夜車でスタジオを出ようとして走り出したとたん、パンクしていることがわかり、大騒ぎに。50年近く生きていて、自分の乗った車がパンクしたのは初めて。マネージャーのKさんとスタジオのエンジニアMさんが手際よくスペアタイヤに履き替えるのをただただ見守るばかり。
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11月9日(木)
 
 
神戸文化ホールにて、高校生対象の音楽鑑賞会。

 二日続けての学校関係のライブ。こういうライブは得てして「荒れる」のが相場なのだが、今日はヘタな一般のライブ以上にイイカンジのライブになった。いい生徒さん達でした。
 かなこちゃんとは随分久しぶりだったし、向島ゆり子さん、田中良太君を加えた4人編成ユニットでのライブはもっと久しぶりだったのだが、この二日間でこれまでより一歩「先」に行けたように思う。かなこちゃんも一緒にやっていない間に随分ビシッとしてきたなぁ、と、感心いたしました。
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11月8日(水)
 
 
大阪市此花区の梅香小学校にて音楽鑑賞会、夜は四つ橋フィドルクラブにてライブ

 いやー、大変長い一日。昼は小学校での公演ということで、果たして小学生を最後まで退屈させないでやれるか、と、興味津々だったのだが、かとうかなこはなんか子供に強いみたい。ちゃんと「公演」として成り立ったライブでした。
 で、夜はフィドルクラブで、京都の若手グループ「ザッハトルテ」とジョイントライブ。ザッハトルテは、アコーディオン、ギター、チェロの3人組のインストグループ。まだ20代半ばで、学生時代からの同級生がそのままユニットになったのだとか。音楽的にも素晴らしかったが、「パフォーマンスのおもしろさも随分」なところが、いかにも関西のバンドやったわ。関西人は「一粒で二度オトク」がお好きなんですかね。
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11月7日(火)
 
 
大阪、CHOVE CHUVAにて「DUO+1ヤーソと不愉快な仲間達」ライブ

 これで4度目、そろそろちゃんとした結果を出さないと、と思いつつ臨んだライブだったのだが、やっとどうにかスジの通った内容にすることが出来たかも。
 しかし、生弦のアンサンブルは難しい。役割の分離があいまいな上に、基本的に弱音楽器同士なのでこまかいダイナミズムのつけかたのコンビネーションなどについて、いつも細心の注意を払いつつ、しかもボルテージは維持しないといけない。二人でも大変なのに、それが3人、つうのはねえ。
 今回は、3人のテンションが随分揃ってきた、というのが、ともかくの勝因だったかな。細かい技術的な問題が解決したワケではないけど、取り敢えず「前向き」に演奏することが出来た。
 あと、今後の課題のひとつは、メロディを担当するプレイヤーをもう一人入れたいかも、という点。センスがあって音楽に対するフレキシビリティがあって、ショーロを知っているメロディ楽器のヒト、どっかおらんか?出来ればオンナで、出来ればビジンで。こらこら、おっさん。
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11月6日(月)
 
 
畠山美由紀さんのグロリアチャペルコンサート、リハ。

 今月21,22日の品川教会でのライブのリハ。今回は基本メンバーがパーカッションのBICと、今回初顔合わせの太田剣(sax)さん。最近売れ売れ?の若手ジャズプレイヤーである。普段の自分の行動圏の中では出会う機会がなかなか持てない彼のようなミュージシャンとの共演は、大変興味深い。彼も例の都の西北の学校の出身であり、このトリオは、実に「同窓生トリオ」でもあるのである。全くどうでもいいことではあるが。
 さて、実際に音を出してみたワケであるが、大変まとまりの良いコンパクトなサウンドに仕上がった。畠山さんも、しばらく歌っていないとのことで「リハ段階から緊張する」状態だったそうだが、途中からはノリノリ状態に突入。結局、リハ予定19曲全曲が、スンナリ時間内にまとまった。こういう時は、大抵本番もいい内容になる。まあ、時間をかける程に悪い内容になる、というワケでもありませんが。
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11月3日(金)
 
 
ゴンチチ・ゴンザレス三上さんのレコーディング

 三上さんのソロプロジェクト(来年3月発売予定)のうち1曲をプロデュースさせていただいた。三上さんとは夏にイベントで何度かお会いするうちに、メールのやりとりをするようになって、そうこうしているうちにレコーディングのお手伝いをすることに。
 レコーディングのお話しをいただいた時に、「近々おもしろいライブはありますか?」と聞かれて、プラッサオンゼのko-ko-yaを見に来ていただいたのだが、そのままko-ko-yaでレコーディングを、ということになった。ko-ko-yaにとっても、3人一緒としては初の本格的レコーディング仕事となったワケで、いろんな意味で有り難い機会を頂いたカンジ。
 内容は軽快な3拍子系の曲で、パーカッションの石川智も交え、和やかにノンビリと、思い通りの世界に「着地」。ko-ko-ya的なサウンドも活かせたし、大変満足なデキてはなかったかと思うのであった。
1162569703.jpeg お嬢様達は少しミーハーなカンジでした

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