2007年5月の日記:[以前の日記]
 
 
5月30日(水)
 
 
6月26日(大阪)27日(名古屋)のNUUライブのリハを、谷川賢作さんを交えてNUU宅にて。
 実は一昨日からダイエットをしている。ダイエットと言っても一週間ほどの品目制限的なモノで、空腹を我慢する、という程のものではないのだが、その日その日の食べていいものが決まっていて、それ意外のモノは食べられない。今日は野菜しか食べてはイケナイ日なのである。
 さっそく出していただいた羊羹が、まずアウト。ちょっと恨めしかったが、そこは成人男子であるので、物欲しげな顔もせずに我慢していたところ、谷川さんも、手を着けようとしない。横で「羊羹さんゴメンね、キミが嫌いなワケじゃないのよ」などと、ゴニョゴニョつぶやいている。彼もダイエット中なのであった。
 で、そのままリハに入ったのだが、野菜というものは消化が早いらしく、家を出る前にしこたま食べてきたのに、もうおなかが減ってたまらない。みんなにわかる程、グーグーおなかが鳴るのである。結局、NUU御母堂にお願いして、トマトを切っていただき、谷川さんと共にむさぼり食ったのであった。ヒトの家にリハに行って、トマトを食わせてもらったのも初めてでした。
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5月28日(月)
 
 
おっぺけ

 6組のアーティストによる、金子みすずの詩をテーマにした企画CDの、発売記念ライブ。一人一人の出演者の持ち時間は20分。僕は、比屋定篤子、NUUをメインに、当然?EPOさんもお手伝いすることに。
 時間もそんななので、あっという間にリハも終わってしまって、ナビィさんとNUUのパーカッションで参加の渡辺亮君と、長い待ち時間をもてあまして代官山の街をウロウロ。はずれにある、なんだかおっされ〜なカフェで、お茶を飲みつつ、互いのカラダの「壊れ具合」の情報を、ヒソヒソと交換。
 本番は、どのアーティストも聞き応えがあって、とても内容の詰まったライブになった。全員方向性がまったくバラバラだったことも、プラスに作用していたように思う。その中で、比屋定さんもNUUも存分に存在感を発揮していたが、やっぱり最後はEPOさんでしたねえ。時間も短かったせいか、チャンネルが全然「戦闘モード」に切り替わってないままステージ出てしまったカンジというか・・・。おっぺけなハプニングの数々は、EPOさんのそのテのことは飽きるほど見慣れた僕にとっても、なかなか新鮮でした。でもって、それだけバタバタしまくりだったにも関わらず、やっぱり「締め」として、圧倒的な存在感を発揮するところが、流石。伊達にキャリアは重ねていないのです。見習いたい、かな・・・・。
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5月27日(日)
 
 
代官山「晴れたら空に豆まいて」にて、比屋定篤子ライブ

 比屋定さんと最後にやったのは、先月の半ば。沖縄と東京に離れて住んでいることを考えると、上出来かもしれないが、結構間が空いているとも言える。特に比屋定さんの場合は、その間「主婦」に専念していたりするので、「久しぶり」感も強いのだろう、出番直前はいつになく緊張の面持ち。
 人前に立つのが仕事のはずなのだが、僕も実はしばしば緊張してアタマが真っ白になってしまったりする。ブッキングの巡り合わせによっては殆ど毎日人前に立つようなこともあり、そういう時は流石にだんだんどーでもよくなってくるのだが、もう何度も言ったり書いたりしていることだが、テレビが特に苦手で、なおかつ「NHK全国放送」は、もう死ぬほど苦手である。テレビカメラの向こうに何千万人の目を想像してしまうと、もういけません・・。もし共演者の誰かが紅白歌合戦にでも出ることになったら、その時は断固逃亡する予定ですので、悪しからずご了承ください。
 今日は満員・100人超のお客さんの前。キンチョーしないといけないような状況では無い。何曲か歌ううちに、比屋定さんもいつも同様の安定したペースを掴まれたようでした。
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5月24日(木)
 
 
渡辺貞夫さんと、FMライブのレコーディング

 渡辺貞夫さんには、2〜3年に一回ぐらいの割で声をかけていただいている。ジャズ音痴の僕にオハナシが来るのは、もちろん「ブラジル〜」な内容のセッションをする時と決まっていて、「グルーヴ要員」として呼んでいただいているのだと解釈している。自慢では無いが僕はアドリブ・ソロが苦手で、20年近く前に、「あ、オレ、ソロの才能ない」と気づいてから、アレンジ上のしょうがないニーズと十分な準備時間が無い限り、ソロは弾かない。レコーディングなどでアドリブ・ソロが必要な場合は、宮野弘紀さんやら小畑和彦さんやら、僕から見ればスーパーマンのようなソロを弾くギタリスト達に来ていただいて、存分にやっていただくことにしている。で、今日なのだが、もちろんジャズ界の頂点に立つ貞夫さんと、アドリブの応酬など死んでも出来るワケがなく、ピアニストを一人立ててもらうことに。それでもって、こちらはコモブチキイチロウ(b)岡部洋一(perc)と三人、「鉄壁のグルーヴ」を演出しましょうぞ、と思いつつスタジオに行ってみたら。
 ピアニストが来ーなーいー。どうすんねんっっ、ということに。困った困ったとも言っておられず、結局僕もソロ回しなどをやるハメに。CD1枚分程の曲数を、一曲につき1〜2回のリハでどんどん本番を録っていく、という、このテのレコーディングのご無体な流れの中、何を考えるヒマもない。やっちゃいましたよ、アドリブを、何曲も何曲も・・・・。
 数時間のレコーディングで、数ヶ月分の集中力を使い果たしました。もう真っ白です。しばらく立ち直れません・・・・。
 ちなみにこの天魔の所業のようなレコーディング、7月頃に全国のFMで順次放送されます。詳細わかりしだいお知らせしますので、ワタシの"死に様"を聞きたい方、エアチェックお忘れ無く。

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1180024904.jpeg リオで貞夫さんが、ジョビンの譜面を買ったあとで入ったカフェにたまたまジョビンがいて、サインをもらったんだって。

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5月20日(日)
 
 

日本列島ローカル線の旅

 この仕事をしていると、時々信じられないような「大移動」を経験することがある。印象に残るところでは、大阪で夜のイベントに出演して、その足で大阪駅から夜行バスに乗って東京に早朝着。そのまま新幹線始発に乗って岩手へ、更に日帰りで東京へ、というのがあった。この時は実際には、東名高速のトンネル事故でバスは遅れるわ、台風の影響で帰りの新幹線は止まるわ、で散々な目にあったのだが、まあ、何とかなるもんなんである。今年も、既にそれに匹敵するような「大移動」の予定が複数あるのだが、それは、その都度ご報告するとして・・。
 今日の移動は、そういうのではなく、いろいろ電車を乗り換えていく、ちょっと楽しい移動である。三ノ宮から大阪京都を経由して滋賀県の草津へ。それから草津線に乗り換え伊賀地方の柘植へ。さらにそこから関西線で三重県の亀山へ、というもの。トータル2時間強の電車旅だったが、同じ関西とはいえ、神戸育ちの僕にとっては、滋賀も三重もほぼ完璧に未知の土地。だんだん深まる緑の車窓を眺めつつ、経過する時間を楽しませてもらった。
 そして到着地亀山は、オーガニックレストラン「月の庭」でのライブ。ゆる〜いカンジの中庭でのライブを予定していたのだが、風が強くて寒いので、急遽屋内でやることに。それがかえって良かったかも。ちょっと狭めの日本家屋の2階部屋で、満員のお客さんに囲まれた、ノーPA・生音のライブ。マイクの「縛り」から解放されて、普段以上に自由な気分になれた、というNUUのコメントを聞くまでもなく、実にNUUのライブらしい、楽しくて内容も詰まったライブとなった。
 これで今回の関西ツアーはお開き。最後にマネージャーSさんと三人、名古屋駅前の白木屋にて、ずぶずぶと暗く打ち上げ。
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5月19日(土)
 
 
京都、法然院でNUUライブ

 法然院でのライブは3回目である。一回目はEPOさんとのデュオ。ライブの最中、天井からオオムカデが客席に落ちてきて大騒動になった。二回目はショーロクラブ。客入れ前の薄暮の庭(これがまたすばらしいお庭でして)をぼんやり眺めていたら、池の水面を白蛇が音も無くすべっていった。そして今回、開演直前に人気の無い庭を散歩していたら、池の鯉が5連続ジャンプを見せてくれた・・。だからどうだ、ということは無いのだが、まあ、つまりここは大好きな場所なのである。
 ライブの方も、満員のお客さんに見守られ、レコーディング明けライブ二回目にして既にNUUさん全開。笑いあり涙あり?のいつものペースに、すっかり戻られておりました。
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5月18日(金)
 
 
大阪、シャングリラにて、リード楽器Festival出演

 リード楽器といっても、本当に種類は豊富。今日は、アコーディオンのかとうかなこ、ピアニカの新谷キヨシさんを含むデュオユニット「はじめにきよし」、笙の林哲至さん、そしてフィンランドのハーモニカクァルテット「スヴェング」という、出自もスタンスも雑多(というか、バラバラ)な取り合わせによるライブである。
 まず、アコーディオン、ピアニカ、ハーモニカ、笙によるセッションから始まったのだが、西洋楽器の中に紛れ込んだ笙という楽器の「居心地の悪さ」がかえって新鮮で、なかなかおもしろかった。僕の出演はそのあと、正月明け以来のかとうかなこさんとのデュオ、そして最後の1曲はそのデュオに「はじめにきよし」のお二人が参加、というもの。「はじめにきよし」の片割れのサキタハジメさん(十年も前からのショーロクラブのリスナーであることが判明)は、ノコギリの演奏家。ノコギリ(=ミュージックソウ。ノコギリの縁を弓でこすって演奏する)に関しては、もう十数年ほど前に、都屋歌六師匠という大御所の演奏を聴いたことがあったのだが、もともとは演芸色の強いこの楽器を、サキタさんの場合は美しい音楽にして聞かせてくれていた。
 スヴェングは、ハーモニカだけによる四重奏団。とてもレベルの高いユニットだったが、特にベースハーモニカという楽器が印象的。枕ぐらいの大きさのハーモニカなのだが、その音色はチューバやコントラバス並の存在感。その他、トランペットのような音、ヴァイオリンのような音、いろんな音がハーモニカだけのアンサンブルから聞こえてきて、ハーモニカという誰でも知っている楽器の、知らなかった可能性について教えてもらった気分。早々と自分の出演を終えて、久しぶりにお客さんとしてビールを飲みつつ、音楽を楽しませてもらいました。
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1179553988.jpeg 正装、狩衣姿の林哲至さん。決まってます。
ちなみに狩衣というのは3万円ぐらいから買えるとのこと。部屋着にいかが?

1179553989.jpeg ぜんぜん似合わん。

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5月17日(木)
 
 
神戸カフェフィッシュにて、NUUライブ

 ずっとレコーディングをしていて、フルサイズのライブは実に久しぶり。NUUの気分も、ちょっといつもと違っていたカンジだった。いつも程にエンタテインメントに拘ったカンジが無く、そのかわり一曲一曲を、深く丁寧に慈しんで歌っていたように思う。いつもライブ後のアンケートに「楽しかった」「おもしろかった」と書かれているのを見ては「歌がヨカッタ、と誰も書いてくれないっ」と拗ねているNUUだが、今日のお客さんには「いい歌を歌うNUU」を存分に楽しんでいただけたのではなかったかと思う。レコーディングに没頭していたせいで、じっくりと歌うモードからライブモードへの切り替えが、まだ済んでなかったから、なのかもしれないが、こういうNUUを聞けたのも、ちょっと「お得」だったかも。
1179457218.jpeg この日のスペシャルメニュー。
NUUはソラマメを使った料理を提案。ソラマメのスープが美味でした。

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5月14日(月)
 
 
ショーロクラブで、sonorousさんのレコーディングをサポート

 sonorousさんにとっては初めての本格的なレコーディングということで、スンナリ音楽に集中してもらえるようにするにはどうすればいいのかを考えつつ、臨んだ。
 初めてのレコーディングといえば、ショーロクラブの初レコーディングの時のことは、忘れられない。東急FUNスタジオという当時最高のスタジオで、経験の無い我々3人は、ヘッドフォンの音にすら慣れることが出来ず、ヘッドフォンを耳からずらしたまま、出来るだけ「普段の気持ち」で演奏出来るように広いスタジオの隅っこの方でライブの時と同じような位置に立って、緊張や違和感との戦いに飲まれつつ、アップアップしつつ一日かけて1曲しか録れず、大変惨めな思いをしたのであった。
 しかし、その後我々は大変エラそうになり、今では一日に10曲でも録れと言われたら録ってしまう程の増長ぶりである。「Brasiliana」のレコーディングでアート・リンゼイにゲスト参加してもらった時に久しぶりにこのスタジオに入った時は、同じスタジオが当時の四分の一ぐらいの広さにしか感じず、ビックリした記憶もある。
 まあそういうワケで、sonorousさんに昔の我々と同様な惨めさを味合わせることが無いよう気を遣おうとしたワケだが、実際にはぜ〜んぜんその必要は無かった。キッチリと持ち味を出し切り、ショーロクラブのサウンドにも融け込んだプレイをしていた。もう何年もスタジオ仕事をしているような落ち着きぶりとクオリティ。情けないのは我々だけ、だったようでした。
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5月11日(金)
 
 

NUU新譜「縫う」マスタリング

 今回のレコーディングの最終日。長いような短いような日々であったが、最後の曲を聴き終えたNUUの目には、大粒の涙がダバダバと。自主制作というのは、音楽以外にもいろいろ苦労が多いもので、その結果の「宝物」を目前にして、そういう気持ちになるのも無理はない。何はともあれ、何度も何度も聞いた曲を、完成品としてザクっと聞いて、最後まで飽きなかった?ので、本当に良いアルバムになったんだと思う。なお、代田橋郁子さんによるNUU「縫う」レコーディング日記が、下記にて順次公開されております。
http://nuunuunuu.exblog.jp/
 ところで、今回のレコーディングでIさんとともにエンジニアを務めていただいたYさん、実は何を隠そう、90年のショーロクラブのファーストレコーディングの時のアシスタントエンジニアだったのであった。で、更にご縁の深いことに、NUUのデビューアルバムでもエンジニアを務められていたのであった。マスタリングが終わっての打ち上げでは、それやこれやで大盛り上がり。飲み過ぎ。
1178941835.jpeg マスタリング恒例、関係者マスターCDサイン会

1178941836.jpeg 「縫う」をヨロシク。

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5月10日(木)
 
 
青山のプラッサオンゼにて、ko-ko-ya改めコーコーヤのライブ

 ko-ko-yaというクレジットをすると「ここや」と読まれ、「どこや?」とつっこまれそうなんで(ウソ)、プチ改名しました。それはともかく。
 秋にレコーディングが決まり、それまではしばらくライブはしないことになったせいか、お客さんもギッシリ。演奏も、集中度の高いものになったと思う。これで秋までコーコーヤはお休み。いいアルバムを作って、秋以降、更に質の高い活動をしたいと思う。のだが。

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5月9日(水)
 
 

 高田馬場のスタジオにて、ビクターの新人sonorousさんとショーロクラブによる某企画でのレコーディングのためのリハ。sonorousさんは、独特の柔らかい空気感のある声を持つ有望新人。プロデューサーの、ショーロクラブとの相性ヨシとの判断で、今回の企画が持ち上がった。ショーロクラブのメンバーが集うのも、実に久しぶり。ホントにこのグループはすぐどっか行ってしまう、困ったもんだ、というワケで、8〜9月あたりに、ちょっっとツアーをやろう、と、急遽決めた。そういうことでございますので、その時期に主催可能な各地の主催者の皆様、是非よろしくお願いします。
1178813238.jpeg sonorousさんとおじさん

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5月8日(火)
 
 
 NUU新譜TD最終日

 一曲仕上げたあとに、谷川賢作さん立ち会いのもとに谷川さんアレンジの「すっぽんぽん」を。その間、音楽についての雑談多数。話は四方八方に跳びまくり。NUUと谷川さんは相性がいいらしく、谷川さんがいる間中、NUUのテンションは妙に高いのである。
 夕方、谷川さんが帰られたあと、最後の曲「いつもの道」を。この曲はいかにも「バンド」な内容の曲なので、それほど時間もかからず7時頃には全部終了。最後の落とし作業をしながら、スタジオの台所を貸してもらって簡単なオードブルを作り、シャンパンを開けて夕食兼打ち上げ。
 今回、レコーディング計画の立ち上げは結構遅れ気味だったが、作業自体はトラブルも無く、スンナリと推移したカンジ。全体の印象としては、なんだかラクなレコーディングであった。自分がギターを弾く曲を出きるだけ少なくしたのが、ヨカッタのかも。やっぱり、演奏するよりウシロで文句言ってる方が気楽なのである。
 11時には全て終了。帰ろうとしたらハピネスHさんに誘われ、結局終電まで高津で飲酒。インディーズのレコード会社の運営の問題点について、日頃のHさんの言動からは想像できないようなマジメなお話を、多々伺う。
1178677156.jpeg 谷川賢作ニューヘアースタイル
背中にに自縛霊が写っています

1178677157.jpeg 笹子先生お手盛りのオードブル

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5月7日(月)
 
 

NUU新譜、TD(トラックダウン)

 センチメンタルシティーロマンス、ハナレグミ、原田郁子参加の「スープ食べよう」から残りのTD再開。派手に仕上がった。夕方からは、弦カル入りの「家族になろう」を、弦カルアレンジを担当してくれた鬼武みゆきさんと、「吉祥寺スイーツ」を手みやげに遊びに来てくれたコーコーヤ江藤さんの立ち会いのもとに。
 帰り道、「やろうと思えば本当に出来るのですね」と、NUUがぽつりと一言。確かに、何のカタチにもなっていなかったものが、こうやってビッシリ内容の詰まった「作品」として姿を現すのを目の当たりにするのは、何度経験しても、ちょっと感動的である。僕もショーロクラブを始めとしていろんな作品を作ってきたけど、最近ボケがヒドイと言われる僕ですら、それらの作品ひとつひとつの制作過程は、どれも鮮明に記憶に焼き付いている。「焼き付き度」の強い作品は、誰がなんと言おうと「名作」だ。今回の作品も「名作」だと思いますぜ。
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5月6日(日)
 
 
吉祥寺駅前にて、桑江知子さんと吉祥寺音楽祭出演

 「小雨決行」と書いてあったのだが、結構たっぷりと雨が降っている。雨の音って結構大きくて、吉祥寺駅北側のロータリーでテントをかけてイベントをやっているのだが、耳を澄まさないと、音が聞こえてこないほど。桑江さんとお会いするのは、先月の座間味島以来で、その時も島に着いた時には大雨だったのが、演奏時間にはキッチリと上がったということがあり、今日も「大丈夫、私が歌い始めたら必ず雨は止むから」と、気にされていないご様子。
 で、いざ、演奏が始まると、前にも増して雨脚は強くなり、ステージ上のテントの屋根のくぼみに溜まった水がしばしばまとまってステージに落ちてきて、大変やりにくい状況に。桑江さん、ステージ上で僕に向かって「誰のせいなのっ」とおっしゃっていましたが、僕のせいにされても困るのでした。
 6時過ぎには終わって、こういう時間に吉祥寺で解放されるというのも滅多にないことなので、別バンドで出演していた岩原智さん、お客で来ていたご近所在住のコーコーヤ江藤さん他と連れだって、ゆーっくりと飲みに。
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5月5日(土)
 
 
NUUレコーディング唄入れ終了
 ここまで概ね順調に来て、今日で唄入れ終了。あとは残り5曲のTD作業とマスタリングを残すのみ。曲順も既に確定し、ジャケットデザインも決まり、山は越した、というカンジ。いいアルバムになりましたよ。
 早めに終わったので、NUUともつ鍋屋で軽く打ち上げ。お互い、思いの丈(=売りたい、売れたい)を述べ合う。
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5月2日(水)
 
 

高津のスタジオにて唄入れ

レコーディングもそろそろ終盤。今日は唄入れ2曲に、ゲストに来てもらってのコーラス入れ。そのゲストというのが、実は今回のレコーディングの「サプライズ」だったのでした。ハナレグミ・永積タカシ君とクラムボンの原田郁子さん。
「あんまりお天気が良かったのでぇ、洗濯してたら遅れちゃってぇ」という原田さんからの電話が入って、お二人が揃ったのは予定の1時間後。ゆっくり談笑して、ブースへ。ブースの中にはハピネスHさんご自慢のパーカッションが並んでいるのだが、それらをみたとたん、いきなり彼らはノンストップ。叩きまくり、踊りまくり、騒ぎまくり、イッキにスタジオの中で爆発してしまいました。そのままのテンションでコーラス入れに突中。結果は凄いことに・・・。
 いやー、メジャーのパワーというものをこんなに感じたことはありませんでしたわ。既に地味とは言えない内容の今回のアルバムに、ひときわ強烈なマーキングを施して、風のように去っていかれたお二人でした。
 
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5月1日(火)
 
 
 朝、フォルタレーザのジョゼ・ピニェイロから電話。今年の来日の日程が決まったとのこと。今年は8月末から11月末ぐらいまで日本で活動するそうで、来年は移民100周年でもあり、そこにつないでいけるような活動を積極的に行いたい、とのことであった。ZE PINHEIRO & BOTO も、昨年は実にイイカンジで終えることが出来たので、今年はもっと活発に活動したいと、これはジョゼだけでなくメンバーみんなが思っている。というワケで、この時期の仕事(ZE PINHEIRO & BOTOでもジョゼ個人でも)募集中です。
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