6月29日(金)
横浜モーションブルーにて畠山美由紀ライブ「お散歩がてら...」出演
今回のライブのレパートリーは、畠山さんがジェシーハリスと共演した新譜からの曲が多かったのだが、このアルバムが「シンプル」の一言に尽きるような内容である故もあり、「弱音」ということを、パーカッションのビックも含め、普段にも増して意識した音作りを試みた。さて、お客さまには受け入れていただけましたでしょうか。 小さな音へのダイナミズムを豊かにするということは、昨今の商業音楽では滅多に見られないことだが、音というものは、小さくすれば、逆に聞きたい人は耳を研ぎ澄ますことになって、結局、その音楽から、より深い味わいを得ることになる、と思う。商業音楽界にも、そういうところに拘る人がもっと出てくればいいのだが。無理矢理他人の口の中に食い物を押し込むような「音楽」が、多すぎますよね。そう思わん? 「試み」と言えば、今回畠山さんは、人前でのギターの弾き語りに、初めて挑戦した。一応僕がウシロで「球拾い」をしたんだけど、出番まで楽屋で一生懸命練習されとりました。「ササゴさん、Eってどうやって押さえるんでしたっけ」とか、モーションブルーの楽屋ではいまだかつて交わされたことの無さそうな会話が、飛び交っておりました。
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