12月25日(木)
南青山マンダラにて、「植木等生誕祭」
今年の3月にNUUので発案で名古屋で行われた「植木等追悼ライブ」の「続き」である。前回は名古屋で、NUU+笹子に、地元のアーティスト二組が参加してのものだったが、今回は東京で、NUU側もデュオでなく「ごますりトリオ」と、それにもう一方の出演者に「くものすカルテット」を迎えて、という布陣。 くものすカルテット(7人もいて、全然 "カルテット"じゃない)は、かの「クロノスカルテット」の名前をもじった名を持つ不思議なバンドとして名前だけは知っていたが、パフォーマンスに優れた、今回の企画にうってつけのバンドであった。対する「ごますりトリオ」は、笹子、黒川、渡辺亮という地味な編成で、くもカルに比べて余りにもパフォーマンス性に乏しく、くもカルのリハを見て怖じ気づいてしまい、「しょぼくれトリオ」に急遽改名する始末。しかも出番もくもカルの後、ということで、どうなることかと気を揉んだのだが、流石はパフォーマンスでは決して負けないNUUさん、くもカル・メンバーのコーラスの助けも得て、リッパにこの「バラエティー・ショー」のトリを務めていた。 来ていただいた皆様にはわかっていただけたと思うのだが、植木等やクレージーキャッツも最高に魅力的だし、それを演ずるNUU達もそれに負けずに魅力的。ショーとしてとても素晴らしいものを演っているのだが、普段の我々の活動との違和感のせいなのか、単に植木等の名前に反応する世代と我々のお客さんの世代とのズレのせいなのか、動員には結構苦労したようである。お客さんは、時としてアーティストのレンジの広さについていけない、ということの現れなのか。ちと残念ですな。何で来ないのぉ?おもしろいのに。
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くものすカルテットでは、猫がサックス吹いてます。 |
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