3月31日(火)
ショーロクラブレコーディング
ショーロクラブが最初にアルバムを作ったのは、90年。まだ未熟者であった我々は、初日の2曲目で完全にハマってしまい、その日は1曲しか録れなかった。それでも、予定された残り二日で、残り全曲を録り終えることが出来たのである。それ以来、どうも、自分たちの作品集については「3日で録る」ことが身に染みついてしまったようだ。その後、予算が潤沢な時で5日も6日もスタジオを抑えていた時もあったが、結局そういう時は夕方4時に終了してしまったり、と、単に一日の仕事数を減らせていただけで、常に作業時間は「まとめたら3日分」ぐらいだったように思う。今回も、予定としては4日ぐらいを考えていたのだが、キッチリ3日で録りを終了してしまった。 今日はまず朝10時!から柏木広樹君に来てもらって、沢田穣治ご無体メロディのダビング。昼前から岡部洋一、アコーディオンの佐藤芳明君両名に来て貰って、ショーロ(のようなもの)とサンバ(のようなもの)を1曲ずつ。その後佐藤君には休んでもらって、前回撮ったカボクリーニョ(のようなもの)のダビングを。ちゃんと岡部洋一の「夜の仕事」に間に合うように終了。居残りの佐藤君とショーロクラブとで、笹子作「侘びさび系」の1曲を。この曲は、単純過ぎるが故にどう扱っていいかわからず、アレンジ段階でメチャクチャ苦労をした曲だったが、やってみれば、初めからこれしかない、というカタチになった。最後に佐藤君にも沢田ご無体メロディのダビングをしてもらって(この曲は、ゲスト全員参加なのです)全行程終了。あとはトラックダウンを残すのみ。 今回のアルバム、純然たる作品集としては10作目、サントラなどの企画ものを合わせると、実に22枚目のアルバムである。モーロクしてしまった部分も、逆に未熟にして到達し得なかった部分も含め、それなりのチャレンジ精神を持って臨み、そういう内容になったと思う。乞うご期待!
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柏木君、岡部君
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佐藤君、エンジニア花島さん |
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