2009年11月の日記:[以前の日記]
 
 
11月28日(土)
 
 
郡山にて、Date fmのイベントでEPOアクアノームライブ


 今年最後のアクアノーム「全員揃い」のライブである。10年もやっていて、今年初めて東京以外のいろいろな場所でライブをすることが出来た。EPOさん、アクアノームにとって、充実の一年だった、と言えよう。というふうに「1年の総括」について語るシーズンが、またやってきたワケである。
 今日のライブは「エポ風の散歩道スペシャルライヴ」と銘打った、EPOさんがDate fmでやっている長寿番組のイベント。1年に一度やっているイベントで、この前は桑山哲也君、その前は国府弘子さんにゲストに来ていただいていた、「あれ」である。
 今回の会場は、郡山の「オペラクラブ」という、新しいホール。数百人収容出来るリッパなスペースだが、個人所有のものとのことで、所有者のご趣味に合わせて、凝った内装になっていて、いろいろと楽しめた。

 ハナシは脱線するが、最近、自分のやったライブの内容そのものについてダイアリーにご報告するのが、だんだん億劫になってきた。
 何か面白いハプニングや特別なゲストの参加などがあればいいが、通常のメンバーで、特に問題も無く終了したライブについての感想は、結局のところ「なかなか良かった」か「イマイチだった」しかない。
 「イマイチだった」と書くということは、寿司屋が「今日のネタはダメだよぉ」と言っているようなもんで、なかなかおおやけに言えることではなく(言ったこともあるけど)、そういう時は出来るだけライブの内容には触らないように、穏便にやり過ごすことになる。それもツマランし、「今日は良かった、マル。」ということでは、もっとツマラン。
 というワケなので、これからは特に面白いことでも無い限り、ライブについての言及は最低限にしようと思う。
  で、さて、それでは、今日のライブは良かったのでしょうか、イマイチだったのでしょうか。それは、来ていただいたお客様にBBSなどで自由にご発言いただければ、と思う。
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11月27日(金)
 
 
ポール・フィッシャー
 僕が普段使っているギターの制作者の名前である。イギリスの人だ。
 9月のパーシモンホールのコンサートの時に、「僕にじゃなくてギターに取材が来た」というハナシをしたが、その時に取材されたギターがこのギターで、少し前に記事になった。アコースティックギター・マガジン42(2009年秋号)というムック本である。
 添えられた文章では、僕の、このギターとの関係が「赤裸々」に語られている。結構高い本なので、まあ取り敢えず思い出したら立ち読みなどしていただければ。

 ちなみに、度重なるサディスティックな扱いのせいで、このギター、「全面改修」を行わねば、僕の余生以上の寿命を保てない状態になってしまったので、思い切ってイギリスのポール・フィッシャーさんにリニューアルをお願いすることにした。
 年末、最後のお勤めを果たしていただき、その後、単独、イギリスに旅立ってもらうことになっている。
 ベッピンになって帰って来て欲しい。もうあんまりイジメないようにしたい。
 
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11月25日(水)
 
 
プラッサオンゼにて、コーコーヤライブ

 残すところ今年あと2度になった、コーコーヤのライブ。今日はゲストにパーカッションの岡部洋一君に来て貰った。

 コーコーヤにおいては、普段サウンドの中低域はギター一本でまかなっており、そのことは、そういうことに慣れていないミュージシャンには「大変だなあ」という感想を持たれるようなことなのかもしれないが、実際には、サウンドの流れを全部自分でコントロール出来るので、大変やりやすい、と、常々感じている。
 そういう事情で、リハ段階においては、岡部の出すリズムに乗りきれず、サウンドのバランスも取りきれず、で、結構苦労をしたのであったが、本番になってしまえば、何せ相手は「岡部洋一」なので、全然問題ありませんでした。

 岡部は、同じ大学のサークルの2年後輩。彼が1年の時から一緒にバンドを始め、こっちが先輩なのに、2年ほどで「クビ」にされたこともある程?の、つきあい。
 大学を出てプラッサオンゼのハコバンに入った時も一緒だったし、30年の間、途切れることなく一緒に音を出してきた。まことに有り難いご縁である。

さて、そしてコーコーヤ今年最後のライブは、12月24日のクリスマスイブ。ゲストはコーコーヤ結成当時の常連ゲストでもあった秋岡欧先生である。
 今年は、オリジナルを随分やったので、最後は「ショーロ大会」で行こうかな、と思っている。イブということで、一緒に過ごす相手のいる人はその相手と、相手のいない人は一人で、是非聞きに来ていただきたい。
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11月23日(月)
 
 
小平市中央公園にてコーコーヤ、ショーロクラブで「鷹の台Bossa」出演

 JR国分寺駅から西武線の支線で更に二駅。初めて行く鷹の台は遠い所にあった。今回のイベントは、公園の傍らにある「すうぷ屋Hygee」さん主催の、"公園の森の午後、木漏れ日の中、ボサノヴァを聞く" 会である。
 とは言え、本日の出演者の中で、まあボサノヴァだろう、と思えたのは1組だけで、あとは、サイゲンジやら30年代サンバ・カンソンやら、今の日本のミュージシャンのブラジル音楽に対する幅広いアプローチをそのまま映しだしたような、面白い流れになっていた。僕がブラジル音楽に関わりだした頃と比べて、今昔の感がある。

 12時から、トップバッターとしてコーコーヤで演奏、その後サイゲンジや、去年岡山で知り合ったフェリアードのお二人他を経て、3時半にショーロクラブが出演する頃には、日も傾いて寒さと湿気で指がもつれる状況になってしまった。しかし、その後トリを務めた片山淑美さんのグループまでを含め、イベント全体として、なかなか見所があったと思う。

 帰りがけに留守電をチェックしたところ、比屋定篤子さんより着信あり。「鷹の台は昔私が住んでいた所で、懐かしいです。いっぱい空気を吸ってきてください。以上」なるメッセージが。ちゃんと吸ってきましたぜ。
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11月21日(土)
 
 
南砺市ヘリオスにて、ショーロクラブ、ライブ

 午前中に金沢を出て、車で南砺市のヘリオスへ。12時頃には着いてしまい、ホテルの部屋が空くまで時間つぶしをすることに。
 ちょうど我々が演奏するホールの同じ場所で、南砺市の「市展」という、絵や写真の展覧会が同時開催されており、みんなでそれを見てまわって、日本画、西洋画、写真などそれぞれの部門について「沢田賞」「笹子賞」などを選んでいたら、わりとスルスルと時間が経っていった。
 で、ホテル入り前に食事を、ということで、近くの定食屋に行ったのだが、これが極悪に凄い定食屋で、死ぬ。

 ツアーもここまで来ると、もう会場では音のチェック以外はすることが無く、従って入り時間も遅めに設定しているので、常に時間に余裕があるカンジ。ゆっくり昼寝をしてから会場入り。
 会場のヘリオスは、昨年アンサリーさんと来た所で、更に2003年には、ショーロクラブでイベント参加をした所でもある。
 時間厳守?のコンサートタイムの中、きっちりダブルアンコールまでいただいて、無事演奏終了。
 で、終演後に連れて行ったもらった居酒屋が、スタッフHさんの言によれば、「ここが気に入らなければ、僕は辞めます」という、評判のお店。極悪に凄い居酒屋で、再び死ぬ。
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11月20日(金)
 
 
金沢「もっきりや」にて、ショーロクラブ、ライブ。

 北上から東北新幹線で大宮まで出て、上越新幹線に乗り換えて越後湯沢へ。更にほくほく線を経由して北陸本線で金沢へ。約7時間の電車の旅だったが、ひとり本など読みつつ、結構楽しく過ごす。金沢の駅でメンバー・スタッフと合流。

 金沢は大昔に森本タケルさんのグループで一度、最近はNUU絡みで3度?ぐらいお邪魔していて、今回の新譜のプロモーションを兼ねて、先月の関西ツアーの直前にも、一瞬だったけど、立ち寄っている。何となく土地勘が出来始めると、その街に対する親しみも、深まってくる。
 
 もっきりやさんは今回が初めてなのだが、お店にチラリと立ち寄らせてもらったこともあり、マスターも、昔からショーロクラブのことは気になっていた、とのことで、いつかはやらせていただくことになるだろう、と思っていたお店。今日も、若干の楽器トラブルなどもありつつも、演奏に大きな支障もなく、ダブルアンコールまでいただいちゃいました。
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11月19日(木)
 
 
北上にて、aminディナーショー

 カッコつきの「寒い」石垣島から、本格的に寒くなった東京に戻り、更に大変寒い岩手・北上へ移動。本日の仕事は、ボジョレーヌーヴォを飲みながらaminの唄を聞くという、ホテルディナーショーである。

 今年はボジョレーが50年に一度と言う程に出来が良いそうで、演奏後に飲ませていただいたが、確かに例年のボジョレーヌーヴォとは、印象が違うカンジだった。ホントにわかってるのかぁ、と言われると、自信が無いが。

 会場のホテルは、昨年の夏に桑江知子さんとディナーショーをやらせていただいた、北上川沿いにあるホテル。更にその前にはEPOさんの仕事で宿泊したこともあり、勝手知ったる?気分。

 ディナーショーということで、お客さんの年齢層が随分高かったのだが、aminの場合、かえってその方がシックリ行く部分もある。特にレパートリーの”隠し球”「鉄腕アトム」をやった時の異様な程の盛り上がり方には、曲の持つ力と世代の共有感の持つ力の凄さを実感。
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11月16日(月)
 
 
石垣島「すけあくろ」にて、ショーロクラブ、ライブ。

 午後の早い便で石垣へ。石垣は、降ったり止んだり、時々薄日が射したり、という、ハッキリしない空模様。入り時間6時半、開演8時半という、とても「島時間」な状況だったので、傘をさしつつゆっくり散歩。
 かつて、毎年のように、石垣島を経由して西表島に通っていた時期があり、その時の地元の人達の「冬は季節風が吹いて寒い」という言葉が印象に残っていたのだが、冬にはまだ早いとは言え、なるほど風が強く、日がかげるとそれなりに「寒い」というカンジがしなくもない。ただし、着ているのはTシャツ1枚だったりするんだけど。

 で、ライブ。去年、コーコーヤでライブをやった時のあの異様な盛り上がりぶりが、僕にとっての「すけあくろ」ライブのイメージだったのだが、今回のライブも、それに負けないぐらいの、ハイテンションなモノとなった。
 お店の構造も「小ライブ」としたは理想的。お客さんと演奏者との距離が近く、自分の細かい息づかいがダイレクトに客席に届く感触がある。その上に、本日は大阪から大挙して「軍団」が来てくれていて、「島人+大阪人」なる「ハイブリッド仕様」な客席の雰囲気は、ちょっと類を見ないものであった。おかげさまで、今回のツアーの中でも、最も印象に残る演奏となった(と思う)。
 
 終演後は「めんがてい」のテビチ、20周年記念バースデーケーキの差し入れもいただき、例によって、長い飲み会。これにて、沖縄シリーズ終了。ありがとうございました。
 
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11月15日(日)
 
 
桜坂劇場にて、ショーロクラブ、ライブ。

 昨日とは打って変わって、昼公演ひとつ、という、ノンビリしたスケジュール。普通は一日ひとつが当たり前か・・。
 昨夜なかなか寝付けず、その結果今朝はなかなか起きられず、結局目が覚めたら入り時間が近づいていて、アタマの中がカラッポのまま会場へ向かい、サウンドチェック。
 短く済ませて、楽屋で例によって演奏とは全く関係の無いハナシでガハハと盛り上がり、そのまま本番へ。
 しかし、ラクだわ。ショーロクラブは、この夏前以降、恐らく単位時間あたりで計算すれば、ユニット史上最も多数のライブを行ってきており、決して簡単なことをしているワケではないのだが、瞬時に躊躇する部分が、殆ど無い。今日の演奏は、その中でも融通性の高い、最もリラックスしたものになったと思う。
 会場にお運びいただいたお客様には、大変オトクだったのではないかと思いました。
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11月14日(土)
 
 
「アサイラム」二日目。長〜い一日。

 問題の一日。朝10時から、桜坂近辺のスタジオにて、今夜の「ji ma ma meets choro club」の一回きりのリハ。数日前にバタバタと曲目を決め、気がついたらリハをする時間が無かった、ということで、こんな時間からリハをするハメに。とは言え、そこはショーロクラブで、5曲1時間半のリハ予定時間に、お釣りをつけて終了。速攻で桜坂劇場移動。

 11時45分から吉田慶子さん、コーコーヤと、それぞれ30分ずつのサウンドチェックとリハ。吉田さんとは、先月始めの岩手以来であり、このセットでゲスト参加したコーコーヤの黒川紗江子は、吉田さんとは初音合わせ。さっきのリハがまだアタマの中に残っており、時間的な焦りもあり、自分としては纏めるのに結構時間のかかるリハとなった。その分、コーコーヤのリハはあっさり終わる。やはり何年も一緒にやっているユニットというのは、「逆境」の時のまとまりが早い。

 本番は、それぞれに、きっちり力を出せていたと思う。吉田さんに至っては、「余りにも気持ち良くて、ついギターを聞き続けてしまいました」と、ジョアン・ジルベルトばりの「フリーズ・タイム」のオマケつき。実際に、とても気持ちの良いひとときであった。吉田さんと一緒にやると、文字通り、「時間が止まる」カンジ。トリのリクオさんのアンコールで呼ばれてギターを弾いて楽屋に帰っていたら、既に夜の出演者 ji ma ma と紺野紗衣さんが。大急ぎでアタマを切り替えて、朝のリハの内容を再確認。

 ji ma ma は、実はショーロクラブのソニー時代のディレクターが、同時進行で育てていたアーティストで、ファーストアルバムは、沢田穣治プロデュース。ショーロクラブでサポートした楽曲もあるし、個人的にも、何かの番組でデュオをやった覚えがある。ある時期から沖縄県内で売れ始め、最近は全国チャートでもいい所に行っている模様。いろいろ大変だった時期から知っている我々としても、とてもウレシイ。

 5曲のうち2曲は、紺野さんのピアノを加えて、ということで、これまたいきなり音合わせをしたのだが、もう何度も本番を経験しているかのように、ピッタリ合った。本番も、大過無く終了。ほぼ満席のお客さんに、改めて人気の高さを知る。またやろうね、と言って別れたのだが、声かけてくれるかな。

 というワケで「怒濤」の一日、終了。さすがにキツくて、血圧も40ぐらい上がったような気がしたが、まあ、こういうふうにしてくたばるなら、それもアリか、と。
 
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11月13日(金)
 
 
桜坂カラーズにて、比屋定篤子ライブ

 アサイラムが始まった。夕方、ホテルを出ようとしたとたん、これからの数日を象徴する?ような、土砂降りの大雨。小降りになるのを待って桜坂の方に行くと、あの人この人、友人知人がそこここにたむろしている。なるほど、始まったのか、というカンジ。

 「産休明け」ということで、比屋定さんとは7ヶ月ぶりのライブなのだが、声はいたって良く出ている。これで3度目の「産休明け」なのだが、いつもこんなカンジ。場合によっては、前より良くなっていたりする。絶対練習などしていないハズなのに、いったいどうなっておるのか。

 ライブには、吉田慶子さん、ハシケン、コーコーヤのお嬢様方など、お歴々も出たり入ったり。終了後、それらの皆さんと桜坂の行きつけのおでん屋Eへ。行ってみれば、更に沢田穣治大先生を始め、見知った顔がぞろぞろ。友人知人てんこもりの中、久々の「沖縄らしい」夜は更けゆくのであった。
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11月12日(木)
 
 
沖縄到着

 昼の便で沖縄へ。那覇空港からそのまま首里のタイフーンFMへ向かう。「マジカルミステリーツアー」という番組に出演。パーソナリティの田村邦子さんは、今までいろいろな機会に僕のライブを見てくださっていたとのことで、いろいろ話が弾み、結局生放送で1時間近くしゃべってしまった。この模様は、以下で聞けます。
http://www.fmnaha.jp/podcasting.php

 タイフーンFMを出て、そのままゆいレールに乗って比屋定篤子さん宅へ行き、明日のライブのリハ。比屋定さんとのライブは半年以上間が空いていて、いくら10年以上一緒にやっている比屋定さんが相手でも、この「空白」はちょっとイヤ〜なカンジがする。

 着いたら、テビチを用意して待っていてくれた。昼ご飯を食べるタイミングを逸していたので、大変有り難かった。前に「比屋定さんちにはしょっちゅう行くけど、全然テビチ作ってくれないよねえ。」とつぶやいたのを覚えてくれていたに違いない。ヒヤテビチは八重山風のあっさり味でした。ごちそうさま。
 でもって、新曲1曲と「ほぼ新曲」2曲を含む、ほぼ全曲をリハ。

 最後に桜坂劇場の前夜祭打ち上げにちょっと顔を出してからホテルに戻り、明日以降の、まだ準備が出来ていないもろもろのことに取りかかる。仕事と名がつくと好きな音楽でも何かイヤなのは、なんだろうね。
 
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1258045763.jpeg ヒヤテビチ

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11月11日(水)
 
 
忙しいっ。

 11月はヒマだと思ってたのに、やることが多くて困っている。明日から沖縄に出発して、18日戻り、19日からは岩手→金沢→富山と旅が続くので、今のうちにその後のことまでも含め、いろいろと準備をしておかねばならない。
 取り敢えず今日中に、比屋定篤子さん、吉田慶子さん、jimamaの練習や採譜、新曲アレンジなどをしてしまわねばならない。ダイアリーなど書いている時ではない。

 そして旅に出た後、沖縄でのスケジュールが、もっと凄い。12日に、まず地元のFMに出演した後、比屋定さんと会って数ヶ月ぶりのリハをし、、13日にその本番。14日は午前中に桜坂劇場で吉田さんとコーコーヤの、それぞれのサウンドチェック、午後一にそれらの昼公演本番。終了後、すぐに今度はjimamaとショーロクラブのコラボのリハ。で、夜にはその本番。15日、16日は、それぞれ桜坂劇場と石垣島すけあくろにてショーロクラブの本番。

 南の島まで行って、何を勤勉に仕事ばかりしておるのか、と思う。ま、自分がそうなるようにしたので、自業自得と言う他ないのだが。
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11月10日(火)
 
 
池尻大橋のスタジオにて、清浦夏実レコーディングのサウンドプロデュース

 アニメ「リストランテ・パラディーゾ」の挿入歌のお手伝いをした清浦夏実のレコーディング、だったはずが、何と、夏実ちゃんはインフルエンザでお休み。急遽代役を立てて、取り敢えずオケ録りを。
 さすが、若い人は流行に敏感、など言っている場合ではないか・・。ウチの二人のムスメ達も相次いで感染したし、ウワサどおり、若いモノの方が罹りやすいようである。周囲のオジサン・オバサン達は、今のところ誰も罹患していない。
 というワケで、今日のレコーディングに集ったオジサン達、妹尾武(ピアノ)、コモブチキイチロウ(ベース)、岡部洋一(パーカッション)の面々も、みんな元気に仕事してました。「お題」は某J−POPスタンダードだったのだが、手際よく、思った通りに仕上がった。
 
 で、そのあとは、岡部洋一とともに、国道246号線の向かいにある別のリハスタに向かい、11月25日の青山プラッサオンゼのコーコーヤ用のリハを。コーコーヤは今年残り二回のフルサイズのライブを、いずれもプラッサにて、ゲスト入りでやるのだが、まず11月は、岡部君をゲストに迎える。
 実質1時間半しかなかったリハだったが、ほんっっっとに岡部君は飲み込みが早い。どの曲も、一回通したくらいで、ほぼ完璧に掴んでしまう。
 恐らく、岡部君と初めてリハをした江藤さん、黒川さんも、相当ビックリしたのではないか。30年つきあってる僕が、改めてビックリしたぐらいなので。
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11月8日(日)
 
 
山梨、勝沼のワイナリーにて、NUUとイベント出演。

 朝、メンバーより一足早くホテルをチェックアウト。静岡から身延線特急ふじかわ号に乗って山梨方面へ。身延線に乗るのは初めてである。富士山の周囲を、おおざっぱに言えば、時計回りに太平洋側から山梨側に回っていく。

 本日の仕事は、勝沼の原茂ワインさんの収穫祭での演奏。1ヶ月ほど前に山形の高畠ワイナリーでの仕事のあとに、「こういうのが一ヶ月に一回ぐらい」あったらいいな、というハナシを書いたが、まあ、取り敢えず早くも夢は実現したのであった。
 
 ご主人からいろいろお話を伺ったのだが、日本各地に「基軸酒類」というのがあるとして、それは例えば南九州では焼酎であり、東北や北陸は日本酒、沖縄に行けば泡盛、とかのことを言っているのだが、それが、勝沼は「ワイン」なのだそうだ。地域の会合などでも、ワインがあたりまえ。夏の暑い日には、取り敢えず冷蔵庫から冷えたワインを出して一杯。ご主人は、小学生の時に、既に普通にワインを飲んでいたのだとか。なかなか凄いハナシでしょ。

 NUUとは、夏の直島でのイベント以来。唄だけでなく、パフォーマンスのキレも相変わらず「以上」で、本人言うところの「綾小路きみまろ風」の芸も、達人の域に達した感も。まったく、久しぶりにやる度に、楽しい思いをさせてくれる人だ。終了後も、積もる長〜いハナシに花が咲いたのでした。
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1257744610.jpeg まわり全部葡萄

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11月7日(土)
 
 
浜松で、EPOアクアノームのライブ

 アクアノームは、フルメンバーでEPOさん以外に6人。スケジュール調整や予算の問題等で、全員揃ってやることは、結構難しい。この前名古屋でやった時は、確か江藤さんがいなかったし、今回は、嵯峨さんがいない。

 というように、いつも万全の態勢でやっているワケでは無いが、アルバム発売以来、それなりに、これまでに比べて多くの場数を踏んだだけあって、ユニットとしてのフトコロの深さが、随分増したように感じた。間違えた時のフォローに長足の進歩が見られる、というようなこと以外に、ここという時の全員同時の盛り上がり方に、今まで以上に一体化したパワーを感じる。

 打ち上げでの話しの中で、今日のライブについて、「カミが見えたのよ、一瞬」というEPOさんのコメントがあったが、確かに僕も見たカンジがした。これはオカルトでも何でもなく、イロケ無く言えば「集中力の極点にほのみえる全能感」のことだと思うのだが、このユニットでの演奏は、「それ」が「見えやすい」環境が整ってきた、と言えると思う。

 今日、EPOさんは一瞬見えた「カミ」を捕まえに行くのは、「捕まえてしまったときに自分がお客さんの前でどうなるかが怖かったので中止した」そうだが、いっぺんとことん行ってしまうのはどうか、と提案してみたた。無責任なハナシだが、どんな恐ろしいことが起こるのか、怖いモノ見たさもあるのだ・・・。
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11月2日(月)
 
 
沖縄ライブシリーズのお知らせ

 沖縄には95年以降、毎年何度もライブをやらせてもらっている。交通費が高いので、インディーな形で行く場合は(って、いつもそうだけど)、何団体かかけもちでブッキングをすることになる。

 初期の頃は、ショーロクラブ、EPOさん、比屋定さんなどと、モザイクのように数日にまとめてスケジュールを組合わせて、連続してライブをやっていた。その後も、大島保克さんやNUUさん、平良トミおばぁ、桑江知子さん、コーコーヤなどなど、「モザイク」の一片一片はいろいろ変遷しつつも、現在に至っている。

 ここのところあまり大きな「モザイク」は作っていなかったのだが、この11月に久々に大きな「モザイク」ライブをやることになった。桜坂劇場とその周辺で行われるASYLUM2009というイベントへの参加である。ショーロクラブだけでなく、コーコーヤ、吉田慶子さん、比屋定さんと、僕にとって「趣味度」の高い音楽が集まった。吉田さんとのデュオなどは、沖縄では滅多に見ることが出来ないものではないか、と思う。ショーロクラブだって、「いつまでも元気と思うな、親とショーロクラブ」である。是非聞きに来てください。

ASYLUM2009
〜Sakurazaka Music & Art Weekend〜

11月13日(金)
比屋定篤子ライブ
「陽気なハミング」
ギター/笹子重治(ショーロクラブ)
会場名 軽食・喫茶カラーズ(桜坂劇場近く)
開場19:00 開演19:30
料 金 前売2500円 当日3000円(要ドリンクオーダー)
問・電話予約=桜坂劇場
098-860-9555


11月14日(土)
コーコーヤ、吉田慶子
カフェミルトンへのサウダージ オキナワ2009
出演/吉田慶子・ko-ko-ya・リクオ・新良幸人
会場名 桜坂劇場ホールA
開場13:00 開演13:30
料 金 前売3000円 当日3500円(全席自由)
※要1ドリンクオーダー

jimama meets CHORO CLUB
会場名 桜坂劇場ホールA
開場18:45 開演19:30
料 金 前売3300円 当日3800円(全席自由)
※いずれも入場時別途300円の1ドリンクオーダーが必要

11月15日(日)
CHORO CLUB Trilogia tour 2009
桜坂劇場ホールB
開場14:00 開演14:30
料 金 前売3000円 当日3500円(全席自由)
※いずれも入場時別途300円の1ドリンクオーダーが必要
2009/9/26(土)発売開始
プレイガイド
桜坂劇場窓口・チケットぴあ・ファミリーマート各店 Pコード:338-169
ローソンチケットLコード:85583

以上、ASYLUM2009ライブについてのお問い合わせ
問・電話予約=桜坂劇場
098-860-9555
アサイラム2009・サポーターズ・パス10500円
※お好きな3公演が見られるチケット。入場時別途300円の1ドリンクオーダーが必要

11月16日(月) 
 CHORO CLUB(石垣島)
石垣島 Jazz Bar すけあくろ 
時間:20:30開演
料金:前\2500当\3000
問い合わせ:Jazz Bar すけあくろ(石垣市大川213-1 B1)
      TEL:090-3796-8326
      E-mail:bsidmoon@joy.ocn.ne.jp
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11月1日(日)
 
 
表参道FABにて、EPOさん出演のK-MIX公録イベント

 K-MIXの「ようこそ夢街名曲堂へ!」放送450回記念のスペシャルイベント、とのこと。出演者は、EPOさん意外には、杉真理さん、センチメンタルシティロマンスの告井延隆さん、山田稔明さん。12時半の入り、間もなく30分程のリハ、本番は夜の7時から30分、という、大変間延びした時間割。風は強かったが気温は初夏の陽気で、原宿近辺を中心に、ゆっくり散歩。最近の表参道ってのは、日本で一番「カネモチ」な顔をしているんですな。大きな商業施設が建ち並び、道行く人達もなんだか豊かそうに見えた。

 本番では、告井延隆さんのパフォーマンスが印象に残った。
 告井さんは、まあ、おおまかに言えば僕と同じように「伴奏屋」としてのキャリアが中心な人であって、実績は豊富だけど、ソリストでは無い。
 それが、2年ほど前から、ビートルズの曲を、極力オリジナルのアレンジに忠実な形でギター一本で再現してみよう、と思い立ち、少しずつ実行。去年には、それをアルバムにまとめた、とのこと。
 伴奏とソロとの間には、技術的にも精神的にも大きな距離があり、僕も「DUO」のアルバムを出したあたりがせいいっぱいで、「ソロはムリ」と、自分の中では決めてかかっている。その「距離」を埋めるためには、フィジカルなトレーニングと、精神的な跳躍の両方が不可欠で、自分にそんなエネルギーは無い、と思ってしまっている。
 告井さんは、それをアルバムにまとめ「ソリスト」としてアルバムデビューしただけでなく、実際にそのアルバムを持って、全国でソロパフォーマンスを行っている。還暦近い年齢で、それは、本当に凄いことだと思う。オレには出来ん・・、で済ませていいのか。・・・・・。まあ、いいか・・。
 終了後、近くの飲み屋で打ち上げ。杉真理さんのダジャレ地獄に爆死。
1257227902.jpeg カメがギターにぃ〜〜。

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