2009年12月の日記:[以前の日記]
 
 
12月28日(月)
 
 
今年最後の「上京」。

 ギターをイギリスに修理に出すために、いつも修理をお願いしているTさんに梱包と発送をお願いして、ギターを託してきた。約二ヶ月の「お別れ」である。戻ってきた時は、ほぼ新品と変わらないモノになっている予定で、恐らくあとは「死ぬまで」そのまま使い続けることになると思われる。踏み抜いたりしなければ。

 続いて、原宿の某事務所にて、来年制作予定の某プロジェクトについての具体的内容について、詰めの相談。既に一部具体的に作業が始まっており、春頃にはちゃんとご報告出来る予定。思わせぶりな言い方で、すいませんなあ。

 で、最後は渋谷の飲み屋にて、忘年会。いつもお手伝いいただいているSさん、Rさん、そして会うのが去年の忘年会以来なのに何故か毎年忘年会をしているオオニシユウスケ君と良原リエさん、小説家の山田マチさんという不思議なメンツ。
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12月27日(日)
 
 
沖縄、今年最後のひととき。

 さて、今年最後の沖縄でのひとときをどう過ごすか、と考え、少し無理をして早めの時間にホテルを出、垣花ヒージャーという湧き水の豊かな場所で数十分を過ごすために、南部方面へ。こちらへ来てずっと曇りか雨だったのだが、南部に近づくにつれ、雲が切れて晴れ間が見え始めた。日頃の行いが良かったのであろうか。

 のんびりしたひとときを過ごした後、アクアノームメンバー一同との今年最後の昼食会に出席するために、公設市場二階の食堂へ。那覇の公設市場は、その圧倒的なパワーと「見映え」のために、沖縄を訪れるものにとっては最も印象の強い場所である。今日も、1Fのマーケットで買い込んだ海産物を二階の食堂でそのまま料理してもらう、というような贅沢をひさしぶりにさせてもらい、大変満足。活け伊勢エビの恨みがましい目つきが多少気になったけど。
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1261930133.jpeg 最後まで。

1261930134.jpeg 見つめないで。

1261930135.jpeg ヤシガニ初体験。

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12月26日(土)
 
 
那覇、桜坂劇場にて、EPOアクアノームライブ

 今年は沖縄での仕事が結局3回しか無かった。というハナシをしたら、それは「しか無い」ではなく「もある」である、と言われたのだが、ここ10年程、毎年6回前後は訪れていた身としては、多少残念な1年であった。いよいよ悪運が尽きたのであろうか。
 それはさておき、本日。入り時間までの貴重な時間をS公園で過ごし、しかる後、テビチをいただきにしばらくご無沙汰していたH食堂へ。それなりに充実した時間を楽しんでから、会場へ。
 桜坂劇場も、もう何度もお世話になっていて「ホームグラウンド」の気分。プラッサオンゼに出るのと、余り変わらない「平常心」での演奏を無事終え、近くの居酒屋で打ち上げ。全てを恙なく終え、無事、今年の全日程を終了。
1261929152.jpeg 昼も。

1261929153.jpeg 夜も。

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12月25日(金)
 
 

沖縄に移動。

 今年最後の仕事は、那覇、桜坂劇場でのEPO アクアノームのライブである。この時期にブッキングした、ということは、忘年会を兼ねているのであろう、ということは、容易に想像出来る。実際、今年はアクアノーム、随分活発に活動したのだから、そのくらいのことは「あり」であろう。
 というワケで、今回のメンバー、嵯峨さん、渡辺亮君、岩原さんと那覇入り。すぐに先に那覇入りしていたEPOさん、宮川さんと合流して、川満聡さんのお店にて「打ち上げ(?)」。二次会は、プールバーにて、ビリヤード初体験。大変にヘボい「ハスラー」達であったが、十分に楽しんで来たのでした。
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12月24日(木)
 
 
プラッサオンゼにて、コーコーヤ+秋岡欧ライブ。サンバに自爆。

 僕にとって今年最後の東京都内ライブである。コーコーヤとしても今年最後のライブとなった。わりと早い時期にプラッサでやらせてもらうことに決めていたので、「クリスマスイヴ」という、大変グレードの高い?日を確保出来た。
 演奏の方は、久しぶりに秋岡先生を交えて、ということで、ショーロやサンバを多めに入れてみた。オリジナルやスローテンポの曲については、とても満足の行く演奏が出来たのだが、サンバについては、その難しさを再認識する日となってしまった。
  
 普通に「サンバ」という場合、いわゆるパゴーヂなどのオリジナルなサンバの形に連なるものか、ジョイスやsaigenjiなどがよくやっているような「パルチードアルト」というサンバの1パターンをポップに”精製”したようなスタイルのモノが一般的なようである。多分ブラジルでも一般の人にとっては、サンバとはそういうもの、ということになっているのではないかと思う。

 ところが、ショーロというジャンルにおいては、まずメロディの動きがそれらの音楽より数段複雑である。そして、このショーロという音楽の醍醐味は、その複雑なメロディに絡み合うように、それぞれにお互いの楽器を演奏する、という部分にある。サンバのリズムでショーロをやるには、その「絡み合い」を「サンバ」というグルーヴの中で実現せねばならない。石のように頑なにリズムを守る、という方法も無いではないが、それでは正確なだけで、全然面白くない。「グルーヴ」が欲しい。

 僕が最初にブラジルに行ったときに一緒に音楽をやって影響を受けたジョアン・ジ・アキーノやマウリシオ・カヒーリョといった人達は、「グルーヴしなければヤル意味ナシ」という「主義者」達であった。正確さ以上に「活きの良さ」を大切にする人達であったワケで、それは僕の感性にも合致する「主義」であった。その後、彼等がその「主義者」であることを続けたかどうかは知らないが、僕は、齢五十を過ぎた今でも「主義者」で「活動家」である。
 
 というワケで、今日もサンバをやるにあたって、その「主義」を通してみたのだが。う〜む、ちょっと自爆してしまったかも。「その絡み合いをサンバの中で実現」するためには、カラダに染みついた共通のグルーヴが必要なのだが、ブラジル育ちでない我々には、悲しいかな、そこまで「染みついた」ものが無い。故に、お互いに絡みつこうとすればするほどに、どんどん「芯」がずれていってしまう。
 
 秋岡先生とデュオをやっていた頃は、そういう「民族的共有グルーヴ」のかわりに、二人で合意されたグルーヴがあったのではないかと思う。今のコーコーヤにおいても、そういうモノがあるのではないか。しかし、それは、その面子の持つ特別なグルーヴであって、普遍的に、全ての「場」で通用するグルーヴではないようだ・・・。
 
 いや、ホント、ことほどさようにサンバは難しい。本日は、自分の「サンバ」へのアプローチの限界を、久しぶりに肌身に感じてしまった。ま、こっから先に行きたいなら、ブラジル人になりなさい、ということかも。皆様におかれましては、この忙しい年末に、大変専門的な言い訳と愚痴を長々読んでいただき、申し訳無い思いでいっぱいです。

1261756424.jpeg 自己愛

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12月22日(火)
 
 

プラッサオンゼにて、吉田慶子さんライブ

 昨夜は、結局美食の果てに、凄く遅い時間に浜名湖畔のホテルに到着。朝起きたらもの凄く疲れていた。しかしながら、大変具合のいい時間に浜松駅に戻ってきたので、ここ数回の浜松ライブで行けなかった駅前のブラジル食堂Sに突中。晩ご飯が要らなくなる程に食べてよけいに疲れ、そのまま新幹線に乗って東京へ。

 吉田さんと、岡部洋一、ヤマカミヒトミとの4人によるライブはこれが二度目だが、実に反省点が殆ど思いつかないぐらい、優良なライブであった(と思う)。まあ、「反省点」ではないが、時期が時期だったので、例のクリスマス系のかぶりものをかぶりながらの演奏を、お店から「強制」されたのが、難点と言えば難点か。このメンバーによるライブ、ご好評につき、次回は4月に決定。

 プラッサは、24日にもう一回、今度はコーコーヤ+秋岡欧で出演する。当日はパネトーネとアイスを使ったスペシャルデザートのメニューがあるそうだ。たまにはそういうのはいかが。
 
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1261503773.jpeg 「せんとくん」にソックリ、の説あり。

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12月21日(月)
 
 
浜松の某介護関連の法人のプライベートイベントに、EPOさんと出演

 お客様は、介護サービスを受けている側ではなく、している側の皆さん、とのこと。小規模な会合かと思っていたら、立ち見までギッシリの沢山のお客さん。介護系のジャンルは、EP0さんがお勉強を続けているジャンルとも陸続きであって、EPOさんもやる気十分。短いながらも、充実したパフォーマンスとなった。

 今回の主催をしていただいた法人の理事Fさんご兄弟は若い頃からのEPOさんの熱狂的なファンだったとのことで、終演後は、浜松で一番美味しいというウワサのイタリアンのお店にて、「渾身の」接待をしていただいた。こうなれば、もう明日のこととメタボのことを考えるのは中止して、美酒美食に溺れるのみ。
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1261459811.jpeg イタリアンレストランにて歌う

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12月20日(日)
 
 
京都、立誠小学校にて、畠山美由紀さんとデュオ

 1年ぶりで、畠山さんとのデュオ。場所は、木屋町のどまんなかにある廃校「立誠小学校」の講堂。廃校になったあとも、文化施設として使用されているとのことで、ちょっと独特の空気感のあるスペースであった。廊下の奥の薄暗いトイレには、一人で行きたくない雰囲気も。昔いっぱい人が集っていたのに今は静かになっている場所、というのは、一種独特の詩情がある。

 今日は、滋賀県の農家から大阪に至る淀川水系(たぶん)を結んだネットワーク集団による「田園ドリームプロジェクト 農業を知る、語る2日間」なるイベントの中でのコンサート。講堂独特の音響感が、歌とギターのデュオにちょうどよく、畠山さんとのデュオの「再出発」には、有り難い環境であった。

 畠山さんは、去年の12月のオーチャードコンサート以降も、port of notesでニューヨーク・レコーディングをしたりツアーをしたりとご多忙だったようだが、来年は、またじっくりやっていきたいご様子。来年は、また一緒にやる機会が増えそうである。

 終了後は、三条のスペイン料理屋で打ち上げ。神戸実家泊を予定していたので、一昨日のSTBライブの打ち上げに続き、大変中途半端な時間に一人退出。欲求不満が溜まる。
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1261376073.jpeg もう一組は、青柳拓次さんと木津茂理さん。

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12月19日(土)
 
 
青山、プラッサオンゼにて、ショーロクラブのライブ

 今年は、結成20年にして初めて、と言いたくなるほどに、マジメに仕事をした一年であった。おかげさまで、平均年齢50ナンボになって、「上手」になってしまった。今日のライブも、上手なユニットやなあ、思いながら演奏していたのであったが、ご賛同いただけるかしら。

 でもって、今日はまた、EPOさんがフラリと見に来てくれて、「乱入」もしてくれた。昨日のハナシと前後するが、93年〜96年頃(あたり)は、ショーロクラブがEPOさんのツアーのバックを務めていたのであって、渡辺亮君を加えて中南米をツアーしたり、ある「到達点」に達するところまで、一緒に音を出してきた仲でもある。一時、ブランクがありつつも、ここ数年も一年に一度ぐらいのワリで、共演している。

 「乱入シーン」では、もう何年もやっていない(かもしれない→覚えてない)「都会のマラカトゥ」を、その場で打ち合わせをしてやってみたのだが、やっぱり「歴史の積み重ね」って、凄い。まるでいつも一緒にやっているかのように、決めることが出来た。
 EPOさんとは、来年も、2月のアタマに福島県いわき市で共演することが決まっている。楽しみである。

 というワケで、珍しく忙しかったショーロクラブも、今年はオシマイ。来年も、前述のいわき市でのコンサート以外にも、コンサートやレコーディングのスケジュールがいろいろ上がってきている。追々お知らせしますので、よろしくお願いします。
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12月18日(金)
 
 
六本木STBにて、EPOさんとデュオライブ

 もともと歌手とのデュオが好きだったのだと思う。EPOさんと,ショーロクラブで初めて仕事をさせてもらった時も、こういう凄い歌手とデュオで回れたら楽しいだろうなあ、と思った記憶がある。間もなく実際にそういうことになった。
 その後、傍目には余り変わらずにずっと一緒に活動を続けているように見えるかもしれないが、自分の意識の中では、いろいろな「音楽的関係」の変遷があって、そして今に至っている。
 いずれにせよ、最初にEPOさんのような歌手とデュオをするという経験を持てたことは、幸運だったと思う。その後、「歌手とのデュオ専門化」みたいなことになってしまったが、その後の全ての「歌手とのデュオ仕事」に、EPOさんとの経験は、決定的に役に立っている。EPOさんとの出会いがなかったら、こういうことにはなっていなかったと思う。。

 などなど、感慨深い想いを抱きつつの、久しぶりの東京でのEPOさんとのフルサイズのデュオライブだったワケです。今日は、かつて最も盛んにデュオをやっていた頃のレパートリーが中心。予めメニューを決めずに行き当たりばったりでやるのも、昔と同じ。曲を思い出しながらの演奏で、一部お聞き苦しいところがあったかもしれませんが、ま、一言で言えば、とても楽しかったのでした。またやりたいなぁ。
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12月16日(水)
 
 

クリスマスイヴの夜の青山プラッサオンゼでのコーコーヤ+秋岡欧のためのリハ。

 コーコーヤを立ち上げた当初は、プラッサオンゼでのライブの時は、いつも秋岡先生に手伝ってもらっていた。その後、目出度く「一本立ち」したのであったが、今回は久々に先生に登場していただいての、スペシャル(笑)ライブ、である。イヴ、ということで、久々に、先生と二人で、アタマに鹿の角を生やすことになるかもしれない。

 去年の夏は「Antique」、今年の夏は「リスパラ」と、オリジナル曲を収録したCDの発売が続いたので、ずっとオリジナル中心のメニューでライブをこなしていたのだが、そろそろそれも一段落、せっかく秋岡先生にも来ていただくことだし、クリスマスだし(?)、ということで、ショーロ中心のメニューにしようと思っている。今日も、ショーロ中心のメニューでリハをしたのだが、なんだか怪しいホーダジショーロ(=ショーロミュージシャンの楽器持ちより集会)みたいになりました。
 ちなみに、大分前までは一部で熱望されていた、秋岡ー笹子デュオも、ちょびっとだけやることにした。こっちは、「懐かしのグループサウンズ一夜だけ再結成」みたいなものと心得ていただければ。

 更にこの際言いたいのだが、皆さんはご存知ないかもしれないが、19日にはショーロクラブもプラッサオンゼでやる。この言い回しの意図するところを、是非汲み取っていただきたい。
  
 もうひとつ言うと、22日には吉田慶子さんともやる。つまり、19,22,24、と、プラッサオンゼに断続的に出ることになる。着替えを置いておこうかと思っている。
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12月15日(火)
 
 

桑江知子さんと庄野真代さんのジョイントコンサートのリハ。

 下北沢の庄野さんのお店にて、リハ。このプロジェクトは、もともと労音の肝いりで始めたものだったのだが、今回は別件で、来年1月の沼津でのライオンズクラブ主催のコンサート、とのこと。前回(と言っても、最後にやったのが今年のアタマだったような気が)同様、それぞれのユニットで数曲ずつと、両チームの混合編成で数曲、という基本構成で、今日は、そのうちの「混成」部分と、庄野さんチームのリハ。それで、今日も感心したのが、庄野さんチームの諸先輩ミュージシャン方の「コーラス」の素晴らしさなのである。

 センチメンタルシティロマンスの先輩方などもそうなのだが、日本のポップス界でキッチリと仕事をされてきている方々は、大変にハモりが上手い。ま、考えてみればそれは当然なのであって、普通、ポップスのバンドというのは、コーラスはつき物であり、その世界で長くバックを務めてきた楽器奏者達が巧妙にコーラスをとるのは、あまりにも普通のことであろう。
 ところが、僕は、それが全然ダメなんである。人前で声を出すだけで、恥ずかしく、ツライ。オマケに楽器を弾きながらメロディだけでなくハモりまでも正確にやって、その上歌詞までちゃんと言う、というのは、僕には、ほぼ信じられない高等技術だ。

 とは言え、その後行われた、忘年会を兼ねた桑江チーム打ち上げにおいて、桑江さんに、やっぱりコーラスがきっちりついているのは、いいわねえ、と、しみじみつぶやかれると、何だか申し訳無いような気がしてきてしまった。でもって酒などを飲み、ハイテンションな鬼武みゆきさんの最近の大活躍のハナシを伺ってなどいるうちに、気がついたら、来年のライブでハモりコーラスを取ることを約束させられてしまっていたではないか。失敗した〜。既に、新年会を兼ねたハモりのリハーサルの予定まで切られてしまった。困ったなぁ。今更断れないしなぁ。
1260987725.jpeg 来年も「チーム桑江」よろしくお願いいたします。

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12月12日(土)
 
 

銀座山野楽器7Fホールにて、桑山哲也「Tetsuya Kuwayama Plays」発売記念インストアライブ

 この夏、驚異的短時間でレコーディング完了したアルバムのレコ発である。実はここ数日、来年前半の某プロジェクトのための作曲に没頭しており、そういうノーミソのままでお客さんの前に立つのは、切り替えが結構難しいのだが、桑山君の、面白く且つ長いステージトークのおかげで、どうにか無事に終了。しかし、自称「太りすぎた鳩山由紀夫」には、笑いました。

 このアルバムは「茶寮」というカフェのチェーン店のレーベルが店内に流すBGMとして出しているシリーズの1枚だが、茶寮店舗だけでなく、一般CDショップでも販売する。「カフェで美味しいケーキを食べ、気に入ればそのケーキを買って持ち帰ることが出来るように、BGMも持ち帰れたらいいな、という発想が素晴らしい」と、桑山君はMCで言っていたけど、そういうことを、MCでパッと思いついて言える桑山君も、なかなかすごいコピーライターやなぁ、と感心したのであった。
1260609170.jpeg 「Saryo's collection vol.7 Tetsuya Kuwayama Plays」
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12月11日(金)
 
 
畠山美由紀さんとリハ

 去年のちょうど今頃、オーチャードホールで「歌手生活15周年コンサート」に参加させていただいて以来である。あの時は、アンサリーさんと3人での1曲を含め、計3曲やっただけだったので、まとまった曲数を一緒にやるのは、もしかしたら2年ぶりぐらいなのかも。しかしながら、一回「完成」を見た楽曲というのは、ちょっとやれば思い出す。すぐに、しょっちゅうやっていた頃の感覚を取り戻すことが出来た。

 今回のリハは、12月20日の京都でのイベント出演のためのものだが、来年は、まだ他にも機会がありそう。そういえば、あのオーチャードのコンサートもDVD化されるとのことで、スタジオで映像を見せてもらった。1年前の自分は、今よりも太っていなく、髪の毛も多かった。
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12月5日(土)
 
 
佐賀県有田町、炎の博記念堂文化ホールにて、ショーロクラブ、コンサート。

 九州でのショーロクラブの活動歴は、大変貧弱なのであった。デビューした年に福岡のホテルのラウンジでライブをやったのと、あとは、これも10年以上前、佐賀県の嬉野のジャズフェスに出演したことぐらい。ちなみにその時は、山下洋輔トリオのあと、渋谷オーケストラの前、という、想像を絶する出順であったことが、記憶に残っているのだが・・。

 で、今回、大変久しぶりの九州でのコンサート。誰も我々のことは知らないだろうな、と、多少ひねくれた気持ちで臨んだのであったが、嬉野のフェスティヴァル以来です、という人やら、デビュー以来のファンでショーロクラブを子守歌にして子供を育てました、という人やら、思わぬ「熱烈歓迎」を受けて、ビックリ。久々のARIAナンバー(そういえば、ARIAのファンの方にも来ていただいていました)で共演していただいたピアノの池永直子さんのお弟子さんの子供達も、メモを片手に一生懸命聞いてくれて、なんだか、来て良かったなぁ、状態に。

 終了後は、これも何だか不思議な成り行きながら、会場で同時開催されていた地元の酒蔵の杜氏さんの開く「日本酒セミナー」に混ざって、打ち上げならぬ日本酒授業を受けつつ、美酒片手に、不思議に楽しい一日、終了。
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12月4日(金)
 
 
横浜美術館のホールにて、FM横浜の社内プレゼンイベントにお手伝いで出演したEPOさんのお手伝いで演奏。

 横浜美術館のこのホールは、デビューして間もない頃、ショーロクラブでコンサートをやらせてもらったことがある。首飾りをジャラジャラいわせながらサポートしてくれた岡部洋一が、終了後回収したアンケートに、「ひとりだけ目立ってカンジが悪かった」と書かれていて、みんなで爆笑したことが、妙に印象に残っている。   

 ちなみにFM横浜は、ショーロクラブがファンハウスからデビューした年から5年連続で横浜のキリンビアビレッジでやっていたイベントの主催者だったのであった。若い社員はもうショーロクラブの名前も知らない人ばかりなのではなかったかと思うが、年配の社員の方は、かろうじて覚えてくれていた模様。ちなみにこのイベント、大貫妙子さんや南佳孝さんなど、今だったら思いつかないような人達に。ゲストで来ていただいていた。今昔の感あり、である。

 気楽な立場の出演ということもあり、軽いサウンドチェックの後、EPOさんと付近の本屋に立ち読みへ。お茶を買って戻って来て、いろいろおしゃべりを。EPOさんは、フロリダで通っている大学も、もう4年生になったそうで、卒論に取り組んでいるとのこと。「人皆我より偉く見えたる」今日この頃、です。
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12月1日(火)
 
 
「amin Chinese Lounge」のアトラクションのお手伝い

aminさんが、渋谷某所で開いている中国語教室のアトラクションのお手伝い。こういう活動は、日中交流の観点からもよいと思いました。それはさておき。
 生徒さんの中国語のスピーチとカラオケによる歌の発表会のあとに、aminとノーマイクでちょっとしたミニライブ。十数名の少人数の人達に囲まれた小さなスペースでの生音のライブ、というのは、「歌とギター」にとっては理想的な環境だと、再認識。問題は、通常それではペイしません、つうことなんですが。誰かいない?太っ腹のパトロン。
1259726740.jpeg 何でか生徒さんの中に、昔お世話になった有名業界人M氏が。

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