2010年1月の日記:[以前の日記]
 
 
1月31日(日)
 
 
三島、#dilettante cafeにて、コーコーヤライブ

 三島駅で降りて近隣地域で仕事をしたことは先月を始め何度もあったが、三島市そのもので仕事をするのは初めてかも。#dilettante cafe は、遊歩道もある川沿いにあるイタリアン系のレストラン・カフェ。前回のCoolie's Creakの時に続き、演奏前に豪華なお食事をいただき、今宵も美食の余韻のうちに、ライブを乗り切ったカンジ。
お店とステージの模様はこちらに。
http://dilettantecafe.beblog.jp/main/2010/02/post-cb95.html
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1月28日(木)
 
 
2/2いわき市アリオスでのEPO with Choro Club のリハ。

 ショーロクラブというのは、つくづく行儀の悪いユニットである。今日も、スタジオ入り早々、毒舌バナシのオンパレード。内容は大体決まっていて、あれはダメだ、とか、アイツ、ショーバイばっかりしとる、とか、そういうどうでもイイようなことなのだが、端で見ていると、ホントに性格ワルやなあ、というカンジだろなぁ。
 それが、今日は途中から「アイツはスバラシイ」「見直したで」という "礼賛" 状態にチェンジ。ほどなく「ポジティヴオーラ」を発散しつつ、EPOさん登場。近づいてくるだけで我々の邪悪な意識すら矯正?するEPOさんのオーラは、偉大なのであった。
 本日もまた練習中、EPOさん、感動の余り涙ぐむこと数度。「ショーロクラブのサウンドは、自分の曲の自分が知らなかったトビラを開いてくれる」というようなお話なのだが、EPOさんのような歌手にそう言っていただけるのは、「冥利」に尽きるのである。

 終了後、EPOさんにちょっと一杯どおぉ、と誘われ、明るいうちから沖縄居酒屋へ。気がついたら、いつのまにやら終電近い時間に。お酒を飲んではいけない病気になってることを、意識的に失念しておった。しかし、泡盛一升も飲むなよ・・。
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1月24日(日)
 
 
白金のCoolie's Creakにて、コーコーヤのライブ

 今年一回目のコーコーヤライブ。Coolie's Creakは、20年も前にゼ・ピニェイロ&BOTOでさんざんお世話になっていた青山CAYの、当時のブッキングマネージャーだったMさんが、去年、満を持して出したお店。
 実はMさん、CAY以後、白金のケセラ、渋谷のアダンオハナなど、秀逸な飲み屋を次々と手がけてきている(当ダイアリーの第一日目も、ここで飲んだ話でした)のだが、本格的にライブの出来るもっと大きなスペースでやりたいんだよ、ということを、いつも言っていた。やっとゆったりとライブの出来るスペースを手に入れた、ということだが、実際にやってみて、お客さんの顔の見やすい、音の届いていることの実感出来るスペースだった。
 とは言え、そこはMさんのお店なので、「美味」は絶対はずさないのであって、演奏前にいただいた料理の数々に、早くもノックアウト。演奏は、美食の「余韻」のうちに乗り切ったカンジであったような気も。
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1月23日(土)
 
 
近況報告

ちょっとご無沙汰してますので、近況報告を。

某日
桑江知子さん宅にて、チーム新年会。桑江さん秘蔵の年代物ワインを飲む会でもあったのだが、年代物って、重厚な味わいのモノなのかと思いきや、結構あっさりしていて、ビックリ。マネージャーIさんが、作りたてのバターでパンを食べましょう、とて、生クリームとペットボトルを持参。ペットボトルに生クリームを入れて一心不乱に振り続けるとバターが出来るはずだったのに、鬼武みゆきさんも加え、3時間近くの間4人で交代しながら必死に振り続けるも、結局固まらず、挫折。本日摂取したカロリーに匹敵するほどの運動をしてしまった。
某日
下北沢にて、aminの2/1STB用リハ。アミンとマネージャーのゴンザレス鈴木さんは、最近半分ぐらいは上海で仕事をしていて、今日も上海からスタジオに直行。終わったらトンボ帰りせねばならず、上海のホテルの部屋は、チェックアウトせずにそのままにしてきたのだそうな。今日はゲストの楊琴奏者、金亜軍さんも参加。楊琴という楽器は、ヨーロッパのハンマーダルシマーと同様のもので、ピアノ族の親戚にあたる、耳かきを大きくしたようなマレットで絃を叩いて音を出す楽器。なかなかデリケートな味のある楽器でした。終了後、妹尾武さん、江藤有希と飲み屋で一休み、のつもりが終電まで。
某日
ショーロクラブのミーティング。次のアルバムについての、ざっくりした意見交換など。秋口ぐらいまでに出したいね、という話に。内容についても、だいたい輪郭は出てきたカンジ。いい形になればいいのだが。ところで、ミーティング中何度トイレに行っても尿意消えず。ついにヤバイ病気になった模様。
某日
お医者さんに行って、「前立腺炎」と診断される。これは悪いことをするとなる病気だが、悪いことをしなくとも、なる時はなるのだとか。僕は誓って悪いことはしていないです、と医者に言い訳する。夜は、久しぶりに某歌手とお会いして、池袋の一流ホテルの最上階にある「おっされー」なバーにてミーティング。「夫以外の男性とお酒を飲むのは久しぶりだわ」とのことだったが、もちろん怪しいことは微塵も起こらず。
告知
というワケで、ここ数ヶ月は余りライブをやらないのだが、その数少ないライブが明日、東京・白金であります。CAYやケセラ、アダンオハナでお世話に鳴り続けているケンさんが新たに開いたお店。食事も美味しいです。
1st 19:30〜、 2nd 21:00〜
チャージ¥2600(入替えなし)
お問い合わせ Tel03-6459-3313 クーリーズ・クリークまで
〒108-0078 港区白金1−2−6 Coolie's Creak
tel/03-6459-3313
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1月16日(土)
 
 
鎌倉にて吉田慶子さんとライブ。「ナラ漬け」の夜。

 cafe vivement dimanche にて、吉田さん2デイズの一日目を担当。春に、吉田さんのアルバム「パレードのあとで〜ナラ・レオンを歌う」をプロデュースさせていただいたワケだが、そもそも吉田さんがナラを歌うきっかけを作ったのが、このカフェの堀内さんの薦めだったそうで、ある意味、「企画の里帰り」的なライブだったと言えよう。

 お店に入ったら、あちこちの壁にナラのレアなポスターが掛かっていて、晩年にちらっとだけだが関わりのあった(と言うか、ギリギリ、名前を覚えてもらった程度ですが)身としても、懐かしい思いがした。堀内さん監修の本『ナラ・レオン 美しきボサノヴァのミューズの真実』をいただいたので、帰りの電車の中で目を通していたら、直接自分が見聞きしたことについての裏話や、ナラの周囲の人達に個人的に聞いたことと重なることなども出てきて、また少しナラを「近く」に感じることが出来た。 

 しかし、ナラとエリゼッチ・カルドーゾには、もうちょっと長生きをしてもらいたかった。きっと、何かを一緒にさせていただける機会があったと思うのである。残念だ。
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1月11日(月)
 
 
沼津市民文化センターにて、庄野真代&桑江知子ジョイントコンサート

 客前演奏の仕事始めである。朝8時過ぎの新幹線で三島へ。家を7時過ぎに出ないといけない、というのは、久しぶり。普段超遅寝遅起きなので、大変にキツイ。早起きはカラダに悪いのだ。
 コンサートの方は、桑江チームと庄野さんチームとのセッションで2曲、桑江チーム5曲、ゲストの北原さんチーム、庄野さんチーム、最後にもう一度セッションで3曲、と、休み時間の多い構成。庄野さんチームとの曲については、庄野さん側の諸先輩におんぶにだっこ、更にややこしい曲の入りは鬼武みゆきさんが全部やってくれて、僕はラクチンな1日だったのであった。
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1263299196.jpeg 桑江さんも、いろいろ大変。

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1月8日(金)
 
 
大阪新年会

去年と同様、レコーディングの次の日は、chove chuvaチームの新年会。去年は去年で、いろいろ大変な目?にあった新年会であったが、今年は「女帝」再臨、であった。毎回「サプライズ」があるところは、さすが大阪?
熊本さん、お元気そうで、マイペースなカンジも相変わらず。
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1月7日(木)
 
 
大阪にて、妹尾武さんのレコーディングお手伝い。

 大変珍しいことだが、2年続けての、関西での仕事始め(しかも去年と同様、レコーディング)である。今日の仕事は、妹尾さん音楽監督による、NHKFMのラジオドラマの音楽収録。NHK大阪の作品なので、大阪のNHKスタジオでの録りとなった。

 考えて見ればラジオドラマって、音だけで成り立っているワケで、当然のこととして、セリフの邪魔をしないような、音数を絞ったシンプルな音楽が要求される。
 コードの構成音をけずっていくような、「出過ぎない」ことに意を用いたレコーディング。実際に、場面毎に既に録音されているセリフを出して貰って、それに当てつつ音楽を入れていくカンジは、映画音楽の制作にも似て、なかなか手作り感のある仕事となった。

 4時間ほどで12テイクを無事録り終え、近所の飲み屋へ。阪神間でしか聞けないローカルディープな裏情報をいろいろ聞かせて貰いました。
 
 ON AIR
「震災15周年記念特集NHK−FMシアター『かわり目』」
1/16 22:00~22:50
出演:橋爪功他
全国放送です。大変珍しい、僕のゴンザレス三上さんばり(ウソ)の「短音メロディ弾き」も入ってたりします。
 
 
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1月1日(金)
 
 
年頭所感

今年もよろしくお願いいたします。

 去年は、元旦のダイアリーで述べた「少ない仕事で高収入」というような抱負は、結局かなわかったのであったが、ショーロクラブの新譜発表を始め、それなりに充実した活動は出来たと思う。一番古くからやっているショーロクラブとEPOさんの活動が特に活発であったことも、喜ばしいことであった。

 一方同じダイアリーで「世界同時不況の影響」についての不安も述べたが、むしろ今年こそ、いよいよ本格的に影響が出そうである。なので、今年の抱負は、ささやかに「赤字を出さない」ということにしとこかな。

 実はショーロクラブの新譜、コーコーヤの新譜の制作の予定があり、それ以外に、自分としては大変珍しいことなのだが、自分名義のアルバムを出すハナシも進行している。取り敢えず今年前半の活動はそれらの制作が中心となりそうだ。粛々と赤字を出さぬように、やっていきたいと思っている。

 などなど、今年もアホなことを中心に、ご報告を続けていきたいと思っています。ライブ、CD,ダイアリーともども、見放さずおつきあいいただけますよう、よろしくお願いいたします。
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