2010年2月の日記:[以前の日記]
 
 
2月27日(土)
 
 
横浜Dolphyにて、桑江知子ライブ

 このメンツでのドルフィーは、二度目。鬼武みゆきさんと一緒にする桑江さんのサポートは、更に「到達度」の高い、"行けてる状況" になってきた。普段はお互い別々に桑江さんをサポートしているので、曲はそれぞれに把握していて、一緒にやる時は、それぞれに「ここ」と思う部分を相手に任せてしまう、という不思議な連携が、大変上手く機能している、ということなのだと思う。
 
 ところで、ここのところ、殆ど家に籠もって作業をする日々だったので、今日は久々に「人里」に出てきた気分。お店に着いてからも、なんだかぼーっとしていて、リハの時の約束事を、本番では全部忘れ果ててすっとばし、おふたりにあきれられてしまったのだが、まあ、大したことはない。人の迷惑顧みず、とても気持ちのよい時間を(勝手に?)過ごさせてもらった。

 桑江さんとの次のライブは、3/4下北沢。普天間かおりさんのジョイントです。
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2月24日(水)
 
 
清浦夏実さんのアルバム

 アニメ「リストランテ・パラディーゾ」で挿入歌を担当された清浦さんのアルバムが、今日発売である。アニメ「リスパラ」は、ご承知のようにコーコーヤで音楽を担当させていただいたワケだが、そのご縁で、清浦さん担当の挿入歌のアレンジと演奏も、コーコーヤで担当させていただいたのであった。このアルバムにも、その挿入歌「パレット」が収録されているが、今回はそれ以外に、笹子個人で、かつて石川セリが歌った「midnight love call」(南佳孝さんの作品)のカヴァーの、アレンジ(と演奏)を担当させていただいている。
 
 この曲のアレンジについての打ち合わせの時、レコード会社担当者氏より、南佳孝さんのアルバムのヴァージョンを参考音源としていただいたのだが、聞いてみると、何だか僕が弾くようなギターが入っている。世の中には似た演奏をするモノがおるのだなー、と思いつつ帰って調べてみたら、自分の演奏だった。

 僕は別にスタジオミュージシャンではないので、1年に参加するCDなど、多くても二十枚未満だろう。つい数年前まで、自分の参加したレコーディングのことを忘れるなどということはあり得なかったのだが、いやあ、相当進行してしまっているようですな。ボケが。
1267017313.jpeg 「十九色」
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2月20日(土)
 
 
品川きゅりあん小ホールにて、かとうかなこコンサート

 せっかく昨日は関西にいたというのに、関西在住のかなこちゃんとの久しぶりのコンサートは、品川にて。この間の悪さは、よほど日頃の行いが悪いせいか。ともかくそういうワケで、朝の早い新幹線で東京に戻るハメに。昨夜は打ち上げが始まったのが10時半頃。短時間で飲み食いをして、徒歩10分の実家に戻ったのは12時前だったのだが、ここのところ3時より早く寝たことがなく、全然寝られんまま、7時過ぎに家を出た。早く起きると、カラダのリズムがあちこち狂って、一日体調が崩れる。ホントに早起きはカラダに良くないっ。
 
 かなこちゃんとは、ここのところ、忘れた頃に仕事をする、というサイクルが続いていて、かなこちゃんの演奏力は会う度に上昇しているのに、こちらの伴奏力はやる度に低下気味になっていくことが気になっていたので、今回は、気合いを入れて、じっくり準備をした。その甲斐あって?久しぶりのかなこちゃん、大森ヒデノリさんとの演奏を、十分楽しむことが出来た。次はいつかな。忘れる前にやりたいな。
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2月19日(金)
 
 
神戸にて、畠山美由紀さんのイベントライブ

 震災の時に、神戸港周辺の旧外国人居留地に建っていたクラシカルなビルの殆どが大きな被害を受け、多くは建て替えられて、普通のビル街になった。本日の会場であるカフェ「EH Bank」は、数少ない震災をくぐり抜けたビルのひとつで、もともと銀行だったところを利用したもの。高い天井は、当時の窓口のフロアの面影を残し、店の奥の通路に続く扉は、大金庫の扉をそのまま利用したもの。

 畠山さんとは昨年の12月以来だったが、僕の中での今回のハイライトは、「初共作」のお披露目。前にちょこっとお知らせした「笹子アルバム」のコンセプトとして、「今までお世話になってきたアーティストの皆様と共作を」というのがあるのだが、その中の1曲として、畠山さんに歌詞をつけることをお願いしていたものが、完成したのだ。今度のアルバムの中の、記念すべき「完成第一作目」である。リハで聞いた時から、行けているカンジがしていたのだが、はたしてお客さんの評判も良かった、とのことで、大変ウレシイのである。 
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2月16日(火)
 
 
プラッサオンゼにて、佐藤芳明をゲストに、コーコーヤライブ

 昨秋より続けていた「with ゲスト」シリーズ最終回は、アコーディオンの佐藤芳明君。佐藤君は、去年の「リスパラ」のサントラ制作、ショーロクラブの「Trilogia」制作とレコ発のいくつかのコンサートでお世話になったのだが、今や、僕のアタマの中で、勝手に「重要スタッフ」化している。立ってヨシ寝てヨシ?のオールラウンドプレイヤー。本日のライブでも、コーコーヤのサウンドの中に完全に融け込み、更にそのパワーを倍加させてくれていた、と思う。今後も、「いざ」という時(があれば)は、是非お願いしたいと思う。

 コーコーヤは、この後、3月12日に世田谷美術館分館の「宮本三郎美術館」にてイベントライブを最後に、しばらく首都圏ではお休みをいただき、(地方には伺います)新譜制作に取りかかることになる。
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2月8日(月)
 
 
佐藤芳明君を交え、コーコーヤのリハ

 去年の秋から、プラッサオンゼで続けている「with ゲスト」シリーズの最終回となる2/16ライブのためのリハ。アコーディオンは存在感のある楽器なので、一緒にやると、サウンドがもの凄く豪華になった気分になる。佐藤君は、コーコーヤの「リスパラ」サントラを手伝ってもらったので、コーコーヤとの息の合わせ方も、既に体得済み。相当質の高い?ライブになるカンジです。
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2月7日(日)
 
 
 いわき市アリオスにて、EPO with Choro Club コンサート

 二日にわたる「天国」のあとは、アリオスにてコンサート。今日も早い時間の公演なので、10時にはホテルをチェックアウトして、そのまま会場へ。
 演奏については、何も言うことは無い。EPOさんとショーロクラブのコラボレーションは、「オイシイ」の一言でした。

 ところで、終わったらそのまま東京に戻る予定だったのだが、開演前になって、強風と雪のため常磐線が止まってる、という情報が入ってきた。
 「戻れないんじゃ、しょうがないよねえ」と、嬉しそうなEPOさん。今日も宴会をやるつもりらしい・・・。
 ところが終了後、「動いてる」ということが判明。落胆するEPOさんをなだめつつ、いわきを後にしたのであった・・。

 ここ数年のNUUとの「お出かけアリオス」での活動、EPOさんとショーロクラブの18年に渡る交流、スタッフMさんとの長いおつきあい、等々、今回のアリオスでのコンサートは、いろいろな人間関係のひとつの「結果」という言い方も出来る。何だかとても充実感と楽しさの混ざった、濃い3日間を過ごすことが出来た。皆様に感謝です。
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2月6日(土)
 
 
EPOさんと極楽仕事

 「極楽仕事」だっ。昨夜は晩ご飯時にいわき市の勿来到着。そのまま「太平洋健康センター勿来温泉関の湯」という温泉施設へ。何と、ここに泊まって、明日はそのままここの一室を借りての「おでかけアリオス」ライブである。究極の「職住接近」である。
 通された部屋は、太平洋に面していて、源泉の家族風呂つきのスバラシイお部屋。荷物を置いて、すぐに近所の蕎麦居酒屋へ案内され、山海の珍味をいただく。部屋に帰ってきて、家族風呂に温泉を満たし、窓も開け放って太平洋の冷たい風に吹かれつつ、温泉を満喫。
 
 で、今朝。朝10時半のサウンドチェック前に、最上階の、海を一望にした大浴場で、軽く一風呂。サラッとサウンドチェックを済ませてすぐに「おでアリ」本番。
 「おでアリ」というのは、当欄でもNUUとのコンビで何度もご紹介している、いわきの芸術センター「アリオス」の、言ってみれば「コンサートの出前」企画。
 今日のお客様は、普段ご家族の介護をされている方々。介護の問題は僕らの歳になると本当に他人事ではなく、仲間内にも、今現在も大変苦労している者がいるし、それは明日の自分の姿でもある。45分の小ライブだったが、笑いあり、涙あり、の、大変濃密なひとときを、お客様とともに過ごすことが出来た。

 終了後スタッフがバラシ作業をしている間、またしても大浴場へ。太平洋の風に拭かれつつ、露天風呂を満喫し、一路平(いわき中心部)へ、行くはずが、小名浜漁港方面へ脱線。超豪華な刺身定食ビールつきを、昼間っからいただく。
 満腹になったハラを抱えつつようやく平のホテルへ。休む間もなく、ショーロクラブの他メンバー、名古屋のスタッフSさんと合流。あんこう鍋を食いに繰り出したのであった・・・。この国の先行きが心配される今日このごろ、このようなことが許されるのだろうか。
1265516752.jpeg 思い出せないぐらい久しぶりに朝日を見た。

1265516753.jpeg photo by 鈴木穣蔵

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2月1日(月)
 
 
六本木STBにて、aminライブ

aminさんは、ここのところ万博関連で殆ど上海に貼り付き状態。先日は、上海からのとんぼ返りリハを挙行したものの、準備不足は否めない状況で、こういう場合は「現場の集中力」が全てを決することになる。ところが、リハを始めてみれば、「凄くいい」カンジ。いや〜、ホントに実力のある人達なんだな〜と、今更ながらに感心。段取りに若干「おもしろい」部分もあったが、お客様にも楽しんでいただけたのではないかと思う。金亜軍さんの楊琴も良かったし、妹尾武さんと江藤さんでやった「昴」も、良かったですね。どうも、自分が入っていないものの方がイイ、と思ってしまう傾向があるなぁ。なんでだろ。

告知です。今度の日曜日の、いわき市でのEPO with Choro Club、まだ残席があるようです。よろしくお願いします。
http://iwaki-alios.jp/cd/app/index.cgi?CID=event&TID=PAGE&dataID=00452
1265086605.jpeg 楊琴

1265086606.jpeg キンキラキン

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