2010年6月の日記:[以前の日記]
 
 
6月30日(水)
 
 
今日も粗相

 またもや「恒例」のヤツをやってしまった。コーコーヤのリハで、江藤さん宅に到着。いやー、遅れてごめんね、などと言いつつギターを出そうとしたら、そのギターが、無い。そういや、電車を降りるときも、途中でコンビニに寄って譜面をコピーした時も、なんだか「身軽」だなぁ、と思ったんよ。

 こうしょっちゅうやっていると、もう余り驚かなくなります。ああ、このイヤなキモチは、あの時とも、その前の時とも同じだなぁ、という、ソコハカとない既視感。もはや、あわてることすらない。

 ともかく電車の網棚に置いた所までは憶えているので、さっそく駅に電話。いろいろ要領を得ない遣り取りをしている間に時間はどんどん経ってしまい、その間、電車はギターを乗せたまま更に吉祥寺ー渋谷間を1往復。
 
 最終的には、吉祥寺駅にてキャッチでき、無事手許に戻って来たのであったが、いやはや、我がギターの「独り旅好き」にも、困ったものである。
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6月29日(火)
 
 
青山・プラッサオンゼにて、比屋定篤子さんとデュオライブ

 この日にライブをやることを決めた時は、まさかワールドカップとかぶるとは思わなかった。比屋定さんは、相当集客を心配していたようだが、フタを開けてみれば、満員のお客様。有り難いことである。終了後、お店で実況中継をやることが決まっていたから、ではない、と思う。
 そういう状況なので何だかそわそわしつつの進行であり、また、フルサイズのライブは11月以来、しかも、半分以上が殆どやったことが無いかもう長くやっていない曲だったことなど、いろいろ「動揺」を誘う要因も多かったのだが、終わってみれば、なかなかイイカンジのライブであった、と思う。

 というワケで、ライブは恙なく終了したのだが、その後大変なことが。サッカー中継開始後、帰るために荷物を取りにスクリーンの前を横切った拍子に、プロジェクターのコードをひっかけて抜いてしまい、いいところで画面がマッシロに。しかも、なかなか映像が回復せず、試合はどんどん進行。
 結局2〜3分で回復し、試合自体に大きな動きは無かったのも不幸中の幸いだったのだが、その間、皆様に土下座しておわびするやら何やらで、どんだけ時間が長く感じたことか。ホンマ、あせった。
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6月28日(月)
 
 

朝から作業継続。やっと幾分進捗があり、昼過ぎに取り敢えず作業終了。
速攻でM食堂にて今回の初テビチをいただき、生ビールを飲む。
やっと沖縄に来た気分だよ。
と思ったら、もう帰りの飛行機の時間になってしまったのであった。
僕は、可哀想な人です。
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6月27日(日)
 
 

朝から作業するつもりだったが、やはり進まず。
昼過ぎの便で那覇に移動。
N氏に会いに桜坂劇場に寄ってみたら、南ア「出張」中、とのこと。
そのまま市場本通り方面に出向いてお土産間系の買い出し。
「田舎」でソーキソバかっこんで、比屋定篤子さんとリハをしに、K公民館へ。
7時までリハして、終了後、飲み屋に行き、「ミーティング」。
そのあとEPOさんチームの飲み会に合流。
カラオケに行こうよ〜と迫るEPOさんと国府さんをふり切って12時前にホテルに帰る。
忙しく、楽しく、そして今日も全く作業の進まない一日であった。
まあ、沖縄で仕事をしようというのが、そもそもムリだあな。
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1277728301.jpeg カラオケ行こうよ〜、とおっしゃっているところ。

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6月26日(土)
 
 
ホテル「ガーデンヒルズ久米島」にて、イベントライブ出演

 朝から、ツアー同行者が海に遊びに行くのを横目でニラミつつ、部屋にで作業。天気もいいのに、結局サウンドチェック時間近くまで部屋に籠もったままで、作業全然進まず。ああ、いやな渡世なり。

 離島でのコンサートと言えば、もう10年以上前に波照間島の公民館でEPOさんとやったコンサートのことが思い出される。その時は、会場の中にお客さんが収まりきらず、公民館の窓を開け放った外にパイプ椅子を持ち出して、団扇をパタパタさせながら大勢の人が見てくれた。出し物も、現地の民謡の唄者から獅子舞まで、何でもありだった。

 今夜も、対バンが「演歌ショー」という、普段はまずあり得ないカップリング。小川夏樹さんという若手の演歌歌手の方だったのだが、ちゃんと玉置宏ばりの司会の人もいて、始めて見る演歌ショーは、実はとてもおもしろかった。

 我々の方は、途中で何故かツアーに同行していた国府弘子さんの「ピアニカ持って乱入」という"サプライズ"もあり、湿った風に吹かれ、月食で欠けた月を見ながらの、南洋ならではのユルく楽しいライブとなった。
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1277728202.jpeg 最後に花火。リゾートの定番。

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6月25日(金)
 
 
久米島。

 久米島に来ている。仕事は明日1日だけなのだが、沖縄本島泊も含め、何故か4泊もする。「いい身分」なハズだったのだが、すべき仕事が完了しないまま来てしまったので、しょうがないからホテルでやらねばならない。結構「針のむしろ」に座っているような4泊になりそうな予感が。
 もともとは、「このあたりは余裕があるであろう」と予測して立てた予定だったのだが、気がつけば、来月半ば過ぎまで全く気が抜けない仕儀となってしまっている。相変わらずのスケジューリングのヘタさよ、だ。
 で、しょうがない?ので、本日は久米島一周へ。同行の方の、良いインスピレーションが湧きますように、というありがたいご配慮である。しかし、湧かんなあ、今んとこ。
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6月20日(日)
 
 
浅草アミューズミュージアムにて、桑江知子ライブ。

 北海道から戻り、そのまま浅草へ。会場は、江戸文化の博物館内にあるイベントスペース。なかなか集中感のある空間であった。

 オープニングアクトのあびこめぐみさんに続いて桑江さん登場。最初にいきなり昭和の懐メロがら入る流れが、場所にもマッチして、うまく決まっていた、ような気が。途中でワインも入り、リラックスしつつも集中出来、かつ、なかなか楽しい、という、桑江さんのライブの「イイカンジ・パターン」に入ることが出来た。
 そして、前回の桑江さんライブに続き、今回も「シゲチャ〜ン」コールを盛大にいただいた。たいへん有り難く、かつ、やりにくいのであった。
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1277130764.jpeg 関西人には許せない。
浅草名物、黒い天丼。

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6月19日(土)
 
 

積丹・泊村の北電のホール「とまりん館」にて、イベントライブ出演。

 積丹半島の西側の付け根、泊村の北海道電力関連施設での演奏。札幌から2時間かけての車移動。今が一番緑の美しい季節で、車窓から山々を眺めつつ行く。
 ホールは、昔懐かしい?階段教室のような構造になっていて、なかなかやりやすい作り。昨日のライブが大変カジュアルな内容だったのに対して、今日は大変「プロフェッショナル」な、まとまり感のあるバランスの良い内容になった(と思う)。
 打ち上げにおいては、昨日に引き続き「塩水ウニ」様をいただき、予は満足である。
 
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6月18日(金)
 
 
札幌にてEPOさんのカフェライブ

 沖縄に比べ何故か機会の少ない北海道での、久しぶりのライブ。高温・ムシムシの東京から来たので、さぞやサワヤカに感じるであろう、と思って空港を出たら、こちらも、結構高温・多湿なのであった。

 会場の「Dolphin」は、かつて北大の門の傍にあった老舗のカフェで、現住所に移転してからも、人気のお店なのだとか。開演までの時間を、付近をブラブラしつつゆっくり過ごし、気温も大分下がって本当にサワヤカになり始めたあたりで、ライブ開始。ゆったりジックリな内容で、大変満足。終了後、美味しいウニも食えたので、なお満足。
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1276963514.jpeg おウニ様御降臨

1276963515.jpeg 怪しい人々

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6月9日(水)
 
 
サリナ・ジョーンズのレコーディング

 いろいろ自分でも思ってもみない人との出会いというものがあるが、先月の馬暁暉さんに続いて、今月はサリナ・ジョーンズさんである。デュオを中心とした小編成で、というリクエストで、2曲担当させていただいた。

 サリナさんに限らず、スタジオでお会いしたばかりの人と、一瞬にして「信頼関係」を取り結ぶのは、ある意味、なかなかハードなことだ。特にサリナさんのような外国の方が相手だと、言葉による繊細なコミュニケーションは無理であって、頼れるのは「音」しか無い。最初に交わした「音」が相手に与える印象で、全てが決まる。「あ、キモチいい」と思って貰えるか、「こいつ、大丈夫か」と思われるか、そこで、全てが決まってしまうワケだ。
 
 というワケで、リハの「最初の出だし」には凄く気をつけたのだが、おかげさまで、一応すぐに「信頼」していただくことが出来た(ような気が)。あとは、実にスムーズに進行。1曲は、秋岡欧先生のバンドリンに入ってもらい(思わぬところでDUO復活?)、もう1曲はサリナさんとのデュオだったのだが、いずれも、イイカンジになったと思う。別れ際に「是非また一緒にやろうねっ」とサリナさんに言ってもらえたので、どうやらマルの一日。
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6月4日(金)
 
 
 虎ノ門のスタジオにて、EPOさんがデートFMでやっている長寿番組「風の散歩道」の収録。新譜が出来たということで、さっそくご紹介させていただく。ちょっと久しぶりだったので、世間話をするような気分で本番もクリア。(ON AIRは、確か6月最終週と7月一回目だったような・・。)
 スタジオで新譜の曲を聞く中で、やっぱりササジイの曲は難しいよ、という話になり、やっぱそうだよな、と改めて思う。アンサリーさんに歌っていただいた曲など、日本語を乗せるのがそもそも無理なような楽曲であり、そういう曲に一生懸命言葉を載せて、一生懸命歌っていただいたのだなぁ、と思うと、改めて参加してくれた皆さんには「ユルシテケレ」という気分になる。ゆるしてけれ。
 
 その後、場所を移して青山プラッサオンゼへ。プラッサオンゼは、何度も言うように、僕が最初期に2年近くもハコバンとして演奏をしていた所で、その後も、自分にとっての「家」のような所である。そういう場所で始めてEPOさんとやるというのは、何か面映ゆい気分もあったのだが、始まってみれば、いつものとおり、というか、最もやり易い環境の中での絶好調のパフォーマンスになった。いやまったく、久しぶりにEPOさんとのデュオを、堪能させていただきましたわ。ここのところ、家で悶々とする日々(何せ仕事がキライなので)だったので、良い気分転換になった、のであればいいのだが。
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