2010年8月の日記:[以前の日記]
 
 
8月29日(日)
 
 

Slow Music Slow LIVE’10in 池上本門寺出演

 このイベントは、出演2回目。前回はアン・サリーさんとのデュオで、まだ日の高い中、蝉時雨をバックに聞きながらの演奏になったことを、覚えている。あの時は、リハ無し、本番直前に軽いサウンドチェック即本番、という、大層ご無体な時間割だったのだが、今回は一応サウンドチェックの時間もいただいており、そのために、早起きして行かねばならなくなった。最近、4時寝、10時半起き、というカラダに良くない習慣が身についてしまっていて、久しぶりの午前中入りはカラダに応える。池上の駅を降りて、参道の商店街を過ぎ、本門寺の長い階段にさしかかったあたりで、軽く遭難状態に。

 今回の出演は、先に畠山美由紀さんとのデュオが決まり、あとからアンさんとのデュオコーナーが加わった。お二人とも、僕にとっても力の発揮しやすいパートナーであり、イベントの様子もわかっているので、気分的には随分余裕を持って臨むことが出来たかな。長丁場ではあったが、楽屋ではゆったりモード、本番も気持ち良く演奏させていただいたし、畠山さんとは夕暮れ前、アンさんとはもう暗くなってから、と、夏の時間の流れに沿った時間割も、楽しむことが出来た。

 ちなみに、新譜に入っている、アンさんと作った「おなかいっぱい」という曲。今日のイベントで是非ご披露を、と考えて練習したところ、ギター一本では凄く大変であることが発覚。この1曲だけ、レコーディングでもクラリネットのアレンジ&演奏をお願いしたコーコーヤ黒川さんに、飛び入りで入ってもらった。やってみたところ、やっぱりこの方がいい。今後、どうしようか。カラオケでも作っておこうか。
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8月28日(土)
 
 

「onaka-ippai」と「ささごはん」について

amazonにオーダーが集中して、発送まで少々時間がかかるそうです。
ってことは、売れてる??
まさかなあ。
近々状況は改善されるそうです。
お店でも買ってくださいね。

で、一部に出回りつつあるアルバムのチラシに既に掲載されているのですが、「eatrip music marche ささごはん」なる音楽イベントをやることになりました。
10月24日、場所は恵比寿ガーデンプレイスの「The Garden Room」。
これは「eatrip」という、「食」をテーマにした総合イベント?の一環として行われるもので、うまく行けば、半年に一回のシリーズ物になります。
詳細は追ってお知らせ、なのですが、僕と比屋定篤子さんをメインに、ゲスト歌手1名、という構成になります。10月はYaeさんに来て貰います。
当然の流れとして、今回のアルバムの参加者に、次々と出演していただくようにしたいなあ、と思っています。
以上お知らせの予告編、ということで。
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8月26日(木)
 
 
かつしかFM『音楽っていいな♪』出演

 ご縁あって、アルバム発売直後の初プロモーション先は、下町のコミュニティーFM局に。中央林間から押上まで延々行って、更に京成押上線に乗り換えて、ちょっとした「旅行」の末、到着。パーソナリティーの松下サトミさん、井戸寿紀さん、スタッフの皆さんの大歓迎を受け、本番へ。

 今回のアルバムにおいては、「リードトラック」に当たる曲が無く、そのステーションや番組の性質によって、一番合いそうなものをかけていただくことにしているのだが、今日は、話のなりゆきから、桑江知子さんに歌っていただいた「ゆうばんまんじゃー」をかけていただくことに。桑江さんは、実に下町によく合う人だと思うのだが、どうか。

 終了後、京成立石駅付近の飲み屋さんに、出演者、スタッフの皆さんと飲みに。FMに出演してそのあと関係者の方々に飲みに連れて行っていただくというのは、もしかしたら初めてかも。「仕事じゃない」気分の横溢した、楽しい一日。
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8月25日(水)
 
 
「onaka-ippai」発売

 あっという間に発売日を迎えてしまったが、今日は一日家作業。「新宿のタワレコで大々的に出てるらしい」とか、ウワサは入ってくるも、こちらは、待望?の、世間からは少し離れた日々を送っているということで、何となく「遠い世界」の出来事、という気も。そう言えば、迷惑書き込み除けのためにBBSの書き込み方式を変えたんだけど、それから、誰も書き込んでくれないなぁ。CDショップに行かれた方は、是非状況をお知らせください。さびしいので。
 
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8月21日(土)
 
 
山形県山辺町安国寺にて、畠山美由紀さんライブ

 山形には、来れば必ず食べないと気が済まないものがいくつかあるのだが、ここのところしばらくそれらの店に行く機会を逸していたので、今回、わざわざ前乗りして、山形ブラジル音楽普及協会会長I氏ご夫妻におつきあいいただき、それらのお店をまわってきた。天童のお蕎麦屋さん、市内にある「日本一」のネパール料理屋さんなど、わざわざ営業時間外に開けていただいてしまい、いったい僕は何様なのか。しかし、思い詰めていた味に再会することが出来、これでしばらくは「保つ」と思われる。

 肝心の仕事の方。会場の安国寺は、足利尊氏創建という由緒を持つリッパなお寺だったが、既に何十回もコンサートをやっている、とのことで、集まっていただいた全世代にまたがるお客さん達も、「楽しみ方」をよくご存知だった模様。沢山のローソクでライティングされた本堂をそのままステージにして、境内に客席をしつらえた会場は、自然に「コンサート会場」に変貌。楽しく、かつ充実したライブにすることが出来た。

 このコンサートは「Taiken堂」という、もう何年も続いている町の教育委員会主催の文化イベントの一環として行われたのだが、終了後の打ち上げでお話を伺っていて、関係者の皆さんが、楽しみながら、多くの人達を巻き込んで企画を進められていることを実感。自治体が主催するこついうイベントがうまく機能する時の、必要な条件が全て揃っていることに、感心。そういうイベントに参加させていただくことが出来て、感謝、です。

 さて、話は変わるが、いよいよ「onaka-ippai」の発売日が近づいてきた。今日はHMVのサイトに紹介文が掲載されているので、ご覧ください。初アルバムともなると、結婚式の新郎新婦なみに褒めまくられるもののようで、しばらくは、気分良く過ごせそう。
http://www.hmv.co.jp/news/article/1008190075/
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8月19日(木)
 
 
鈴木康博さんの番組「メインストリートをつっ走れ」収録

 スタジオに到着してみたら、南佳孝さんが同番組別の日のコーナーを収録中。スタジオから出てきた南さんに「ご無沙汰してました」とご挨拶したところ、一瞬キョトンとされていたが、(そらそうです。8年ぶりぐらいなんで。)「サノバ(ボサノバのことらしい)やってる?パゴージとかぁ」と、相変わらず「ブラジル音楽大好き」なご発言。僕よりも全然「熱い」カンジが、ちとうらやましかったりして。

 鈴木さんも、マジ「業界大先輩」なのだが、大変お話のし易い方で、結局随分時間を超えていろいろ好きなことをしゃべらせていただいた。全くJ-Pop史にうとい僕は、鈴木康博さんって「オフコースの」鈴木さんなんだと、出演のお話をいただいてからしばらくの間気づかなかったのだが、そんなワタシでも暖かく迎えていただき、良い時間を過ごさせていただいた。ありがとうございました。
 
 これは全国ネットのAMラジオの番組で、ON AIRは9月半ばの予定とか。詳細わかり次第、informationのコーナーに掲載します。
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8月17日(火)
 
 
笹子重治初の「ソロ」アルバム、8/25発売。

詳細はこちらでご確認を。チラリと試聴も出来ます。
http://www.gemmatika.com/
タワーレコードは、全店で扱っていただける模様。

ちなみに、ネット予約も出来ます。
http://tower.jp/item/2742948/onaka-ippai
http://www.amazon.co.jp/onaka-ippai-笹子重治/dp/B003TOAXLK

<収録曲>
1 おなかいっぱい!(作詞:Ann Sally 作曲:笹子重治)歌:Ann Sally
2 一汁三菜(作詞:畠山美由紀 作曲:笹子重治)歌: 畠山美由紀
3 波のローラー(作詞:比屋定篤子 作曲:笹子重治)歌:比屋定篤子
4 一緒に帰ろう(作詞:比屋定篤子 作曲:笹子重治)歌:比屋定篤子 コーラス:妹尾武
5 Assim Falou Baden Powell 〜パーデンパウエルかく語りき〜(作曲:笹子重治)
6 シアワセの花(作詞:Yae 作曲:笹子重治)歌:Yae
7 Madrugadas Cariocas 〜カリオカの夜明け〜(作曲:笹子重治) Voice:EPO
8 ゆうばんまんじゃー 〜夕飯おねだり星〜(作詞:佐原一哉、古謝美佐子 作曲:笹子重治)歌:桑江知子
9 海に降る雨(作曲:笹子重治)
10 自転車(作詞:EPO 作曲:笹子重治)歌:EPO
11 Carta Ao Edu 〜エドゥへの手紙〜 (作曲:笹子重治)Voice:EPO、Saigenji

<参加vocalist>
 比屋定篤子・Ann Sally・EPO・畠山美由紀・桑江知子・Yae
 Saigenji(vocalize)・妹尾武(background vocal)

<演奏>
 笹子重治(guitar)、秋岡欧(viola)、鬼武みゆき(piano)、林正樹(organ)、
 コモブチ キイチロウ(bass)、渡辺亮(percussion)、岡部洋一(percussion)、江藤有希(violin)
 黒川紗恵子(clarinet&Horn Arr)、スティーヴ・サックス(flute)、Saigenji(フルート)、
 村田陽一(trombone&Horn Arr)、西村浩二(trumpet)
ジェマティカ・レコーズ RSCG-1049  8月25日発売
1282056486.jpeg ジェマティカ・レコーズ RSCG-1049  8月25日発売

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8月14日(土)
 
 
TOKYO FMの生ライブ番組「KIRIN BEER "Good Luck" LIVE 」出演

 今まで何度か、テレビの生番組がキライだ、という話を書いてきたが、それがラジオであっても、事情は基本的に変わらない。メジャーメディアであればある程その傾向が強く、その意味するところは、「沢山の人が見ている(聞いている)時に、間違えたらどうしよう」と危惧するココロがが、人一倍強い、ということに尽きる。

 そういう意味で、最も忌避すべき「資格」があるのはNHKの番組であって、最悪なことに、彼の放送局においては、番組開始の1分前から秒読みを始めたりする。1秒ごとにキンタマが縮み上がっていくのがわかるのである。

 今日の番組は、FM全国ネットということでは十分に「有資格」であるが、ラジオであって顔が見えない。また、スタジオの前とウシロの時計を見比べると1分ほど時間が違っていて、そういうルーズさも、なかなかよろしい。30分程遅刻したために、スタジオ入りと同時にサウンドチェック、余り時間の余裕の無いまま本番へ、という時間の流れも、なかなかウマかった。そして最も慣れたEPOさんの仕事であることも、大変助かった。でも、やっぱりツラかった・・・。

 ラジオの番組でしゃべったりするのは全然気にならないのだが、ギターを弾くのは、ホント、ツライ。ラジオでこれだけツライということは、テレビは、もうダメかもしれん。紅白なんか、死んでもダメだ。断固出演拒否である。誰も呼んでくれないだろうけど。
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8月12日(木)
 
 
代官山「晴れたら空に豆まいて」にて、ショーロクラブで10周年記念イベントに出演。

 「晴れ豆」は、今まで、コーコーヤのレコ発や比屋定篤子ライブ、あるいはお店のイベントなどで何度か出させていただいているが、考えて見れば、ショーロクラブとしては初めての出演である。マネージャーHさんに、「一度是非来ていただきたいと思っていました」と言っていただいたのは、お世辞でもうれしい。晴れの10周年記念イベントに呼んでいただけるとは、ありがたいことなのであった。

 で、今日のイベントだが、ソールドアウト、だったそうで、おお、ショーロクラブの人気も捨てたものでは無い、と喜んでいたのだが、実はお客様の大半は、対バンの南博トリオ+菊地成孔の方が目当てであったワケで、「何だ、俺ら、アウェーか」などと言いつつ、ステージへ。

 しかし、ショーロクラブは、やっぱ、いいなぁ。ちょうどいいくらいのブランクだったようで、新鮮な気分で音と向き合う事が出来、「アウェー気分」のおかげで、適度の緊張感を持って演奏することが出来た。

 ショーロクラブが人前に出るのは、この春以来。例によって長めの休養期間をいただていたカンジで、しかしながら今後徐々にライブを再開していく予定もありつつ。お知らせしていたレコーディングの企画も、牛歩ではあるが少しずつ進んでいる、と、取り敢えずご報告。次は9月の青山プラッサオンゼ(ゲスト柏木広樹君)そして10月には大阪フェニックスホール(ゲスト同)。今度は「アウェー」じゃないので、あなただけが頼りです。ひとつ、よろしく。
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8月8日(日)
 
 
畠山美由紀、ジョニ・ミッチェル・ナイト

 ある一人のアーティストに焦点を当てたライブは、随分久しぶり。僕の場合は、「ジョビン」とか「ナラ・レオン」など、ブラジル関連の「お題」をいただくことが殆どであり、そういう意味でも今回の「ジョニ・ミッチェル」は、なかなか新鮮な「お題」だ。

 具体的には7月28日の当欄に書いたとおりなのだが、結果として、大変印象に残る仕事となった。やはり良いモノは良いのであって、ウェイン・ショーターやらジャコ・パストリアスやら、といった凄い人達が、「歌手のサポート」としての仕事であれだけのモノを残し得たのも、ジョニ・ミッチェルの作品(もちろんパフォーマンスも)の素晴らしさがあってこそ、なのである。その神髄に、ちょっとタッチさせてもらえたことは、僕にとっても、とても有意義なことであった。

 コンサート自体も、リハのレベルを高く越える内容になり、個人的に大満足。この企画、是非続けて行きたい、ということで、畠山さん、織原君とも、一致。
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8月7日(土)
 
 
 ホテルをチェックアウト後、仙台、泉パークタウンへ。泉パークタウンは、仙台郊外の高級住宅街で、歴史はまだ三十数年と浅いながら、東京で言えば、成城と六本木ヒルズを足したような立ち位置の地域、と言えるか。高級住宅街とアウトレットと高級ホテルがセットとなった「新都市」である。ここしばらくの、レコーディングなどの一連の畠山さんとのお仕事は、このパークタウンのための「主題歌」?作りだったのであった。

 そのショッピングモール内の小ステージにて、ミニライブの後、ホテルに移動。こちらでは、庭園内特設ステージにてのライブ。いずれもフルタイムのパフォーマンスでは無かったが、待ち時間も含めれば結構長い一日となった。終了後、仙台駅に移動。新幹線改札脇のソバ屋でうーめん(意外と美味なお店だった)を食べて、東京へ。
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8月6日(金)
 
 
仙台前乗り

 実は今日一日空いていると、ずっと勘違いをしていて、本当は久々にOFFにして、箱根の山でも歩いて来ようと思っていたのだが、新幹線の時間の件でのスタッフからの連絡で、今日が移動日であることが判明。危ういところであった。
 ま、そういうワケで、明日からの七夕祭りを控えた仙台に来て、「美女」達と共に、美味しいものをいただいている。亦、楽しからずや、ちゅうことで、ひとつ。
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8月2日(月)
 
 
六本木STBにて、「鈴木重子&EPO 〜ハーブの日 音楽の薬箱」

 名古屋からそのままSTBへ。お疲れのせいか、丸ノ内線に乗って東京駅から霞ヶ関で日比谷線に乗り換え、のつもりが、気がついたら赤坂見附まで来てしまっていた。こういう日は、得てして、おもしろ「過ぎる」ことが起こってしまうもであり、「今日も警戒警報出とるなぁ」と独りごちつつ、現場入り。

 本番は、なかなかハード。最初から最後まで、1曲を除いて出ずっぱり。18年一緒にやってきたEPOさんと、今回初めてご一緒する重子さんと、それぞれにデュオで、という構成もなかなか危険度満載で、自分がどんなボケをかますか、ちょっと楽しみでもあったのだが、フタを開けてみれば、凄くマトモに終始した。
 
 一見全く違うタイプの歌手であるお二人だが、今回一緒に音を出させていただいて、人としての存在感に、とても似た所を感じたし、重子さんについては、「ササゴさんは、前から知っていたような気分」とおっしゃっていただいたのと同様な気持ちを、僕も感じた。これからも、よろしくお願いします、の気分。
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8月1日(日)
 
 
 名古屋のお花屋さんの10周年記念イベントにて、コーコーヤのライブ。

 PEU CONNUというお花屋さんの10周年記念イベントに呼んでいただいての、ライブ。PEU CONNUは、全国的に手広く商売されているお店なのだが、キトクなことに、社長さんがコーコーヤのファン、ということで、今回、呼んでいただいた。
 普段から店舗でコーコーヤのCDをかけていただいているそうで、今日のお客さんであるお店のフラワーアレンジメント教室の生徒さん達にとって、コーコーヤの「無名曲」の数々のも、殆どは「耳にしたことがある曲」だった模様。凄く良く聞いていただいて、コーコーヤとしても「休場明けライブ」を大変気分良く終了することが出来た。

 コーコーヤは、新譜の制作も最終段階にさしかかっていて、9月アタマには完成。9月10日には東京で久しぶりにライブ。11月には新譜発売(仮予定)。以降、来春のかけて、断続的にツアー(飽くまでも予定)同時に次のプロジェクト(まだ発表できないっす)のハナシも出ており、なかなかいい具合の進行状況である。
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1280775913.jpeg シュール。

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