2010年11月の日記:[以前の日記]
 
 
11月30日(火)
 
 

リハ、ダブルヘッダー

 もう明日から12月。年末までのスケジュールも、殆ど見えてしまった。結局1年あくせくバタバタしながら終わる。今年も「少ない仕事でお金沢山」という願いは、かなわなかったなぁ。

 というワケで、今日は12月の仕事のリハ、ダブルヘッダー。まず沢田穣治宅にて、ショーロクラブ、12月2日西麻布「新世界」のためのリハと、来年のレコーディングのスケジュールについての相談。「新世界」でのライブは、今年最後のライブであると同時に、その後しばらくライブの予定が無いのだが、「予約が少ない」そうな。我々に限らず、この傾向は全てのライブで当て嵌まっている模様。「消費の冷え込み」は、確実にこちらの業界にも打撃を与えているらしい。余りお客さんが少ないと、もうライブはやめようか、という気分になってくるなぁぁ。実際、難しい判断ですが。

 で、じゃ、レコーディングを、というワケでもないが、年明けに、CDを1枚作ることになった。今まで一緒にレコーディングをしたことが無かった人達をゲストに、「武満徹」作品をやる予定。同時に、配信を目的に、ショーロクラブ内「スタンダード」も録音するというアイディアを出す。CD業界の売り上げが、毎年何十%という率で減っていっているという現実に対して、なんらかのアグレッシヴな対応をしたい、という、「小さな願望」。

 場所を変えて、夕方から桑江知子さん、鬼武みゆきさんと、営業イベントのためのリハを。鬼武さんも最近は、桑江さんとのデュオを多くやっていて、いつもデュオで伴奏をしている同士が一緒にやる、というのは、同じ曲に対する「立ち位置」を微調整しないといけないワケで、かえってやっかいだったりする。ちょっとアタマの整理をしないといけなさそう。
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11月29日(月)
 
 
恵比寿「art cafe friends」にて、大島花子さんのライブ

 もしかしたら、こういう紹介のされかたには飽き飽きされているのかもしれないけれど、一応ご説明しますと、大島さんは、故・坂本九さんの娘さんです。旧知の関係者にご紹介いただき、今回、初めてお呼びいただいた。普段は主婦をされていて、子育て中、というところは、これまで一緒に仕事をしてきているあのヒトやこのヒト達と同じ。

 2度ほどリハをやって、今日「初日」だったワケだが、細かい「息」の出入りが互いに感知できる相性を持った人である、と思われた。
 この「細かい息」というものだが、最近実感したのは、Yaeさんと久しぶりにやった時。数年ぶりのデュオだったにも拘わらず、音を、どのくらい、どんな抑揚をつけて伸ばして、どういうふうに切るか、ということが、手に取るようにわかった。
 多分彼女も、僕のそれを感知しつつやっていたはずであって、平たく言えば、そういうことが「相性が良い」ということなのだと思う。
 Yaeさんに限らず、長く続いている人達とは、そういうことをしばしば感じる。「相性が良いから長く続く」という、当然のリクツなのであろう。大島さんとも、「長く続く」のかな。
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11月27日(土)
 
 
鎌倉、JAZZCLUB DAPHNEにて、EPOライブ

 EPOさんの「地元」でのライブ。地方では珍しくないが、首都圏において、このくらいの大きさの場所でEPOさんとデュオライブをやる機会は余り多くないので、超満員のお客さん達にとっては、結構新鮮だったのではなかろうか。
 鎌倉は、僕にとっては、同じ神奈川県とはいえ、微妙に「近くて遠い」ところ。おまけに横須賀線上り終電が何と「11時38分」であることがわかり、それではちゃんと打ち上がって帰れないではないかっ、と、困惑していたところ、タクシーをちょっと使えば、終電の遅い東海道線や小田急線の駅まで行けることがわかり、安心して、ちゃんと飲んで帰ったのであった。
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11月25日(木)
 
 

桑江知子さん「月詠み旅vol.48」青山プラッサオンゼにて。

 桑江さんとのデュオシリーズ「月詠み旅」は、足かけ7年(ぐらい)続いているが、なかなか「ここが一番」と言えるような会場が決まらず、毎回場所が変わる。
 プラッサオンゼは僕の「出身店」ではあるものの、普段プラッサで行われているであろう音楽と桑江さんの音楽との「距離」が、いくらなんでもそれは無いでしょ、というレベルだという自己判断があって、今まで桑江さんにご紹介することを控えていたのだが、今回の場所探しの中で、取り敢えずお店側に相談してみたところ、いろいろやればいいじゃん、というスタンスであるということで、初めてやらせていただくことに。
 EPOさんとプラッサでやった時もそうだったけど、桑江さんとプラッサでやる、というのも、結構不思議な気持ち。どちらもとても「親しい」ものなんだけど、一緒にいるのは「?」な気分で、それって、何かの食べ合わせとかで時たま感じること、あるでしょ。あれです。
 とは言え、始まってしまえば、いつもの桑江さんのライブのペース。何度も爆笑が起こる楽しいライブとなった。恒例の「トモチャンシゲチャンコール」も、いつになくチカラが籠もっているように感じたのは、お客さんが僕の「出身地」に敬意を表してくれたからだったのかしら。
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1290752349.jpeg 桑江さんに「あきらめて、いっしょに太りましょう」と言われた。

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11月22日(月)
 
 

FM岩手、青森、秋田の「さわち美欧コーク・サウンドシャッフル」収録

8月末にアルバム「onka-ippai」を出して、そろそろ3ヶ月。売れ行きが気になるところ。久しぶりにスタッフと会ったので聞いてみたら、「地道」に売れている、とのこと。何せ「無名ギタリスト」のアルバムなので、口コミで少しずつ広げていくしか無い。皆様、今後とも是非よろしくお願いいたします。

「口コミ」以外には、ラジオなどでのON AIRも、強い味方である。というワケで、今日は東北3県のFM番組出演。パーソナリティのさわちさんはシャンソン歌手ということで、「同業者」としてスムーズにハナシが進む。放送は12月8日19:00とのことです。東北の北3県の皆様、余り伺う機会が無いのが残念ですが、是非お聞きください。
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11月19日(金)
 
 

中洲「Eternity」にて、桑江知子「月詠み旅vol.48」

 本日の会場は中洲の歌舞伎町の裏通りのような一角にある「Eternity」。「ハーレーダビットソン」福岡社の関係者の方が経営されている、とのことで、お店の中にはハーレーがどーんと飾ってある。で、外から見たら、「ロックハリウッド」の大看板が。お話しを伺うと、浅草ロック座のチェーン店に貸していた時期があって、ここは、実は中洲では由緒あるストリップ小屋だったのだとか。実際にステージに立つと、何か一種独特の豪華さと場末感が同居しているカンジがして、もの凄く面白いスペースだった。
 
 というわけで、今日は、昨日の「沖縄もの」を中心としたレパートリーを大きく変えて、懐メロやバラードを中心とした展開に。途中で「笹子さんのCD,売りましょう!」との桑江さんおお気遣いで、僕のソロもさせていただいたが、やっぱ、ダメやぁ。ソロ苦手変わらず。(おかげさまで、お客様には、いっぱいCD買っていただきましたが。)

 終了後、打ち上げ会場にてお造りのイカの目に睨まれつつ、1時半頃まで宴会。楽しい二日間でした。
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11月18日(木)
 
 
福岡、がちまやあぁにて、桑江知子さんと「月詠み旅vol.47」

 桑江さんの「第二の故郷」福岡での、一年ぶりのライブ。昼に福岡到着。まずは、桑江さんお勧めの、博多風のうどん屋さんへ。
 最近のうどん界?は、讃岐系のコシの強い麺に制圧されつつある感があるが、ここ福岡のうどんは、やわらかくふわっとした歯触りが身上なのだとか。なるほど、ふわっとしていて、トッピングの丸天までも、四国あたりのものとは随分違ってやわらかくきめが細かい。
 でもって、鶏肉を炊き込んだご飯のおにぎりと一緒に頼むのが、博多風とのことで、このおにぎりがまた、沖縄のじゅーしーと似ていて、大変美味。
 散々炭水化物を仕入れて「がちまやぁ」にてリハを終えたら、お店からまかないの沖縄風冬瓜カレーの差し入れが。いや〜、炭水化物はいくら食っても美味しいですね〜。一ヶ月の炭水化物制限ダイエットの効果が、見る見る「無」に帰していくのである。

 本番は、久しぶりで新鮮だったこと、音がやりやすかったこと、お客様によく聞いていただけたこと、などなど相まって、とても楽しいものとなった。問題?の「ストップモーション」での「トモチャ〜ン、シゲチャ〜ン」コールも、ついに福岡に上陸。
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11月17日(水)
 
 
高円寺「meu nota」にてコーコーヤライブ

 高円寺の商店街にある、なかなか美味でおしゃれなベジタリン系カフェでのライブ。こんな所があったとは、知らんかった。

 7月に新譜「Frevo!」を録音(発売1月26日)し、先日は来年on air 予定のアニメのサントラを録音し、と、今年のコーコーヤは「新曲だらけ」の状態。単純計算すれば、新曲だけで、二晩分のライブがまかなえる程である。2月からは新譜を携えてのツアーもあるので、少しずつ新曲の演奏に慣れていかねばならない。

 というワケで、今日も新曲中心のメニューをやったのだが、本日の「ハイライト」?は、黒川作曲の「振り向きショラォン」なる曲。本人談によれば、自作曲の中で唯一「ショーロ」に分類されるべき曲、とのこと。
 
 ちょうどレコーディング中に、ブラジルを代表するクラリネット&サックス奏者パウロ・モウラの訃報に接したこともあり、「パウロ・モウラに捧ぐ」的意味合いのある曲ともなったのだが、実際、彼の名演で知られる「鱈の骨」に迫ろうか、という程の難曲である。 本来こういう曲は、パウロ・セルジオ・サントスだとかヤマンドゥだとか、そういう人達がやれば良いカンジの曲なのだが、それを我々がやるところに「妙味」がある、に違いない。

 で、初演の感想ですが・・・・、またがんばろうっ、ちゅうことで、ひとつ。。

 
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11月14日(日)
 
 
福島市にてEPOさんと「古関裕而記念音楽祭」出演

 福島市内外の多くのグループが、地元出身の古関裕而の作品を歌い演奏する、というイベント。古関裕而は、唱和初期から中期にかけて活躍したポピュラー系作曲家で、その作品は一般的な流行歌から軍歌、早稻田大学応援歌(何故か早稻田出身者のみみんな知ってる曲)まで、多岐にわたる。僕らの世代だと、「オールスター家族対抗歌合戦」という歌番組の審査委員長のおじいさん、という形で、記憶に残っている人だ。EPOさんの出番は一番最後、福島市民オーケストラとの共演ということで、当然ながら、リハーサルは先にやっておかねばならないので、会場入り時間は9時半、リハは10時から。

 で、11時にはリハも終え、本番の出番は4時過ぎから。なんと5時間も空いてしまったのだが、その間、渡辺亮君とEPOさん夫妻と、延々「おしゃべりタイム」。よくこれだけしゃべることがあるな、と思う程になんじゃかんじゃとしゃべっているうちに、時間に。

 普段極小編成でばかりやっているので、間近に見るオーケストラのサウンドは、僕にとってもやはり感動的で、今回僕(と亮君)とオーケストラの絡みは無かったものの、久しぶりに「音」にワクワクする一瞬を持つことが出来た。EPOさんにとっても、普段歌っていない古関裕而作品をオーケストラをバックに歌う、という慣れないパフォーマンスは、随分緊張するものだったようだが、感動も大きかった模様。
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11月13日(土)
 
 
「Out Rider」というバイク雑誌に「onka-ippai」のレビューが載っている。各雑誌にチラホラとレビューは出ているようだが、何故特にこのレビューをご紹介するかと言うと、このレビューを書いてくれたのが、旧友の石山和男さんだから。

 石山さんとは、僕がプラッサオンゼの専属バンドをやっていた20代半ばの頃に知り合い、僕がお店をやめてブラジルに渡ったのとほぼ同時に、彼もまた某大手レコード会社を退職してブラジルに渡り、リオを拠点としつつ、ブラジル一周のバイク旅行にチャレンジしていた。

 この時のバイク旅行のもろもろについては「ブラジル・オン・ザ・ロード」という彼の著書となって残っていて、この本は僕にとっても、当時のブラジル滞在を思い出す一冊である。ブラジル滞在を切り上げて帰国した時、家が決まるまでの間、先に帰国していた彼の家に転がり込んでいたことも、懐かしい思い出だ。

 レビューでは、僕がブラジルに行く前、言い換えれば、僕が「今」に至る「流れ」に乗る前、の、僕の様子・たたずまいが、大変に「石山的」な視点から述べられている。「一読の価値がある」という言い方が適切かどうかわからないが、僕は、おおいにウケたのであった。

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11月12日(金)
 
 
サントラレコーディング、最終日

 既にコーコーヤとしてのパフォーマンスは全て終了。今日は、まず江藤さんが「アンデス」という楽器のソロで、2曲レコーディング。これは、「リコーダーのような音のするピアニカ」とでも説明するしかないもので、ここぞと言う時にちょっとだけ使うと、大変効力を発揮する楽器なのだ。

 続いて中島ノブユキさんに再び来ていただいて、録り残したピアノソロを2曲。続けて弦カルメンバーに参加してもらって、中島さん弦アレンジの曲の重ねを4曲。美しいっ。で、全て終了。のはずだったのだが。

 何だか全てが余りにも早く進んでしまったので、この際12月に別録りする予定だったものも録りましょう、ということに急遽なってしまい、で、それは何かと言えば、「苦手なギターソロ」(しかも7曲も)なのであった。アレンジも途中までしかやっていない、もちろん練習は全く出来ていない、という中で、その場でアレンジしつつ練習しつつ、少しずつ録っていく。「野球のキャンプ打ち上げ日最後の千本ノック」のような極悪な2時間を過ごして、やっと解放。

 しかし、今回、たった4日の間に、考えて見れば90パターンを越える(らしい。数えるのもウンザリだったので、ちゃんと数えてない。)テイクを録った。凄い働き。コーコーヤも大分本格的に「プロ」になってきたような気が
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11月11日(木)
 
 
サントラレコーディング、3日目

 昨日に引き続き、岡部洋一とコーコーヤによるセッション。
 
 まず「定型アバン」なる、番組各回のアタマに必ず流れる20秒ほどのシーンに乗せる音楽を、岡部洋一のパーカッションと、黒川さんのグロッケン(小さな鉄琴)、僕のウクレレで。ウクレレは、実はウチの子の持ち物なのだが、僕が一年に一度くらいの割で仕事で使う以外、ケースから出されることは無い。

 あとは、残り十数曲を「怒濤の」勢いでレコーディング。夕食までには、終わりが見えない程あった曲を全て消化。夕食後に、残っていた今回のアニメのテーマミュージックのコーコーヤヴァージョンを録り、残った細々としたものを録り、早々に終了。しかし今回のレコーディング、ホントに仕事が早い。僕たちは、どうなってしまったのか。
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11月10日(水)
 
 
サントラレコーディング、二日目

 昼から、アコーディオン佐藤芳明君、パーカッション岡部洋一君に来て貰って、5人でのセッションを数曲。続けて、アコーディオンとギターのデュオ、アコーディオンソロなどを録音。しかし佐藤君、やっぱ、上手いわ。そして上手いだけでなく、例え間違えても、「最低でも他のメンバーから笑いを取ったる」という気迫溢れるコケ方に、何かしらんけど感動。今回も面白かった。

 夕方からはコーコーヤ+岡部洋一セッション。岡部君は、夏に収録した新譜(=1月26日発売決定、アルバムタイトル「Frevo!」)にも全面参加してくれていて、いまやコーコーヤには無くてはならない人となった。ハイスピードで、どんどん曲が仕上がっていく。今回、明後日までに60曲以上を録音しないといけないのだが、こりゃ、明日で大勢は決するであろう、というカンジに。
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1289409703.jpeg この方が佐藤さんです。

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11月9日(火)
 
 
コーコーヤ、サントラレコーディング、初日

 始まった。最初は快調に進むも、「笹子ソロ」のコーナーで、本日一回目のハマり。だからソロは苦手だと言ってるのに。と言いつつも、夕方までの間に、予定曲数を大幅に越える曲数を稼いだ。まずは、順調。

 夕方からは、チェロの柏木広樹君に来て貰って、計7曲分を2時間ちょっとで録音。ペースとしては、ほぼ予定どおりだったのだが、ここ数年、この時間あたりから、エラく疲労を感じるようになった。疲労すると、当然集中力が落ちるので、これは何とかしないワケにはいかず、何とかするには、手っ取り早くは脳に糖分を与えねばならない。そしてそして、今日はまたいつになく糖類の差し入れが多いではないか。ついこの前まで厳格に「糖類制限ダイエット」に取り組んでいたのだが、大事なお仕事をおろそかにするワケにもいかないのであって、泣く泣く饅頭やらチョコレート菓子をむさぼり食いつつ、前進。

 夕食後、中島ノブユキさん登場。2曲サクっとコーコーヤとの共演をやって、あとは、ピアノソロへ。超美しい演奏で我々を酔わしつつ、とんとん拍子で進行したのだが、最後の笹子作の1曲で、中島さんまでも大ハマリ。これは、僕がイケナイのである。
 僕が、他の楽器の奏法上の特性に関して不勉強であるため、ピアノの特性からも、中島さんの特性からも大きくはずれる作品を、中島さんにお願いしてしまったのだ。しかし、そんな曲でも、自らハードルを下げることなく、「は〜い、はいはい・・」と言いつつ、時間をかけてキッチリ仕上げてくださった。中島さんはカミサマなのであった。
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11月6日(土)
 
 
岡山城公園にて、EPOさんとイベント出演

 何組もの出演者が出演する中、我々の演奏は一番最後の、夜7時半から。先日の鹿児島でのライブもそうだったが、さすがに日が落ちると寒さが堪える。

 寒いと言えば、もう十何年も前のことだが、大阪南港の新都心?の半野外スペースでの「黒田征太郎ライブペインティング」に、Ze Pinheiro & Botoで出演した時。気温2度Cの中、着てきた私服の上からステージ衣装を着こんで、おすもうさんのような姿でステージに上がっでみたら、黒田さんの方は、出て来るなり革ジャンをサッと脱いで白いTシャツ一枚になって、カンバスに向かったのであった。僕ら、カッコ悪いったら、ありゃしない。
 しかしながら、こういう時は、寒いということだけが問題なのではなく、指がかじかんで全く動かなくなる、カラダが冷えてトイレが近くなる、ひざが痛む、などなど、いろんな弊害があるのであって・・・。
 
 今日は、そこまでの寒さではなかったので、つつがなく演奏を終えることが出来た。出演者の流れや顔ぶれからみたら、EPOさんは少し(大分?)上の世代に当たり、固有のファンの世代も少しずれていたかもしれないが、若いファンや出演者の皆さんに、「今のEPO」の素晴らしさを見て貰えたことも、良かったと思う。しょうがないことではあるが、ある世代がある世代のアーティストの音楽しか聞かない傾向にあることを、僕は、いつも残念に思っている。
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11月5日(金)
 
 
神戸「MOKUBA’S TAVERN」にてEPOライブ

 実家から「木馬」までは、徒歩10分。時間にタップリ余裕があったので、久々に近所を散歩。カマキリの写真を撮ったり、オオスズメバチに追いかけられたり、イノシシに遭遇したり、と、充実?した時間を過ごす。
 ハナシによれば、六甲山の人口密度ならぬ「猪口密度」は、日本一なのだとか。一時厳しく駆除された形跡があったが、最近はまた勢いを盛り返しているようで、先日も、新神戸駅から実家に行く途中で、イノシシの夫婦に遭遇したばかりであった。メスは大抵向こうから逃げていってくれるが、大きなオスともなると、なかなか道をゆずってくれないので、こちらが遠回りして行かざるを得ないハメになる。山の中に一本道だったりすると、結構迷惑。そんなに気の荒い奴らではないが、やはり存分に危険な野生動物なのだ。

 で、肝心のライブの方だが、「木馬」は、EPOさんとは、十数年前、今の場所に移ってくる前に一度やって以来。今の場所でのライブは、2年ほど前?にコーコーヤでやらせてもらって以来。その時も立ち見がでる程の超満員だったが、本日も「もう立ち見も入らない」ほどに、超満員。狭いスペースに超満員、というのは、僕らにとっては最も「気が乗る」状況であって、今日も大変楽しく、かつ充実したライブになった。
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11月3日(水)
 
 
 江藤さん宅にて、9日から始まるアニメサントラレコーディングの打ち合わせ&リハ。さすがに皆さん、大分慣れてきたカンジで、4日で計60パターンを越える強行スケジュールにも、どこか落ち着きが。成長の跡がうかがえるのであった。

 そして、リハのあと、黒川さんの誕生日を、ケーキでお祝い。プラッサオンゼにて「ミ、ソ、シーッ」なる怪パフォーマンスを行ってから、既に3年が過ぎたのであった。

 その後、大阪へ移動。chove chuvaに顔を出し、ポルトガル語教室開催中のジョゼ・ピニェイロ先生と、ちょびっとおはなし。そのあと、何故か主役ジョゼ一家のいない「打ち上げ」に、代わりに参加。ここには書けないおもしろいハナシで、盛り上がる。
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