2010年12月の日記:[以前の日記]
 
 
12月26日(日)
 
 

畠山美由紀「ジョニ・ミッチェル・ナイト」九州ツアー熊本編

 今回のツアーをプロデュースしたTさんは、昔お世話になった時に、「来たミュージシャンは、まず『食』で『餌付け』するのです」と言っていた。今日のお昼ご飯も『餌付け』の名に恥じぬ素晴らしい定食屋さん。オナカイッパイになったところで、一路、熊本へ。

 今日も超満員のお客様の前での演奏。これで「ジョニ・ミッチェル」は3回目になるワケだが、やる度に、曲への理解、3人のコミュニケーション、演奏の自由度等々が深まっていっていることが、実感される。今後もこのメンバーで回数を重ね、レコーディングなどの形にまで持って行けるといいな、と思うワケです。

 最後に、saigenjiチームと一緒にバーデン・パウエルの「CAI DENTRO」をやったのだが、「実は今日のメンバーはみんなブラジル音楽出身で・・」という畠山さんの説明を聞きつつ、日本の「ポップス」畑のコンサートにおいて、参加メンバーがみんな「ブラジル音楽出身」で、「CAI DENTRO」のような難曲が易々と出来てしまうような時代が、ついに?来たことには、正直感慨深いものがあったです。

 これにて、今年の公式日程終了。カラダ中ボロボロなので、しばらく静かに暮らしている予定。畠山さんも、腰痛、早く治りますように。皆様、今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。
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12月25日(土)
 
 
畠山美由紀「ジョニ・ミッチェル・ナイト」九州ツアー福岡編


 「年末進行」最後のプログラムは、畠山美由紀さん、織原良次君と、「ジョミ・ミッチェル・ナイト」九州編、である。この11月12月は、実に忙しくストレス感溢れる日々で、心身共にヘロヘロになってしまったが、やっと「ゴール」が見えてきた。今までもこの程度の忙しさは何度もあったのだが、こんなにキツイのは何でか。そりゃ、「加齢」のせいだろ、と、どこかから言う声が。ちなみに、早朝羽田発だったので、昨日羽田のホテルに前泊して今朝空港カウンターへ行ったら、共演のSaigenjiのサポートの福和誠司とバッタリ。誠司は横浜でライブをやった後「自家用車中泊」したそうな。ヒトのこういうハナシを聞くと、本当に体力の差、というか、衰えを感じるのである。
 
 会場のイムズホールは、随分久しぶり。相変わらずのsaigenjiの凄すぎるパフォーマンスの後で「ジョニ・ミッチェル・ナイト」みたいな、渋い地味なものをやって大丈夫だろうか、と、ちょっと不安もあったが、どうやら全く杞憂であった模様。お客様にも凄く集中して聞いていただけたし、自分自身、ここ数ヶ月の疲れが吹っ飛ぶような「いいあたり」の境地に手を掛ける演奏が出来た。ジョニ・ミッチェルという「素材」の為せるワザであると同時に、日本一ジョニ・ミッチェルが好きな歌手(多分)である畠山さんの、素材への打ち込み方の真剣さが、お客様にも伝わったのではないかと思う。
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12月24日(金)
 
 
プラッサオンゼにて、コーコーヤライブ

 「結成5周年記念!新曲ほぼ全曲披露クリスマス・ライブ」、なのだそうな。思えば、この5年の間にアルバムを4枚作り(そのうち2枚は来年発売ですが)、いくつかの他のアルバムにも参加し、全国でライブをやり、と、地味なインストバンドとしては上出来な活動だったのであり、来年も、その新譜とサントラアルバムの発売、「北は北海道から、南は奄美・沖縄まで」のツアーが決まっていて(実は、その北海道と沖縄の「中間」が、まだ余り決まってないのですが)、東京でも、初のホールコンサートが決まっている。「順風満帆」と言うに近い。あとは「実入り」なのであって、これについては、来年の課題、というか、今後の目標、というか、人生の夢、というか・・・(遠い目)。

 ともあれ、コーコーヤ、今年も充実した活動が出来た。今日も、イヴであるにも拘わらず沢山のお客様に来ていただき、この夏以降に出来た曲を中心に、タップリ聴いていただくことが出来た。ありがとうございました。
来年も、コーコーヤをよろしくお願いいたします。
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12月21日(火)
 
 
那覇、リウボウホールにて、比屋定篤子ライブ

 今年最後の沖縄・比屋定さん、である。昨日那覇入り。暖かい。つい先日雪の北陸を訪れ、東京もめっきり寒くなったところで沖縄に来たものだから、本当に天国のようである。冬に来る度に、老後は沖縄に住みたい、と、半ば本気で思ってしまうのである。
 最近恒例のパターンなのだが、那覇入り→公民館の極楽畳部屋「すみれ室」にてリハ→「食事」と称して二人で飲む、というプロセスを今回も踏襲、早めに就寝。

 桜坂劇場開館以来、那覇ではあちらでばかりやっていたのだが、久しぶりに、リウボウホールの年末のシリーズに入れていただくことに。こちらでは、かつては比屋定さんと村田陽一君と3人でやったり、EPOさんやショーロクラブでもやったり、と、随分お世話になった。久々で、ちょっと「アウェー」な気分になったが、その分、緊張感のある演奏になったように思う。
 動員も、前回の「予約2名」とは打って変わって、久しぶりに100人近くのお客様に来ていただくことが出来た。比屋定さんも、「『ボサノヴァ、クリスマスソングも歌う』とチラシに入れました!それほどお客様に来てほしいのです!!」と言っていたが、努力が報われ、さぞ本望だったであろう。よかったよかった。

 沖縄は、来年も既に3月4月が内定している。3月はコーコーヤで、新譜を持って訪れるつもりだ。もちろん比屋定さんとも、またやる。沖縄の皆様、来年も、もろもろよろしくお願いいたします。
1293258481.jpeg 今年最後の。

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12月18日(土)
 
 
越後高田のレトロな映画館にて、EPOさんのFM仙台の番組「風の散歩道」の公録

 トンネルを越えて越後湯沢に入ったところから、「冬」が始まっていた。今年最初の「雪景色」にみとれつつ、在来線に乗り換え、直江津へ。

 今回の会場は、明治44年に、当時としては大変洒落た洋館として建てられた「日本最古の」映画館である。建築当初は芝居小屋として開業、やがて映画館に、そして映画産業が斜陽になるとともに成人映画専門館となり、更に時を経て、現在は「世界館」という名となって、街作り再生の一翼を担うスペースとして運営されている、とのこと。

 EPOさんの番組「風の散歩道」は、東北6県+新潟をカヴァー、スタッフも気づかないうちに15年、700回を越え、今も高い聴取率を誇っている「超優良番組」なのだが、レトロな会場にギッシリ埋まったお客さんの、年齢層のバラケ具合が、その反応の優しさと共に、この番組の「健全さ」を象徴しているように思えた。「社会総崩れ」状況において、ホッとするひとときざんした。
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12月17日(金)
 
 

12/24コーコーヤ、プラッサオンゼライブのリハ

 どうもここ数年クリスマスにプラッサにいる、というパターンが続いている。毎年この時期になると、トナカイの角のかぶりものをしているような気がするのだが・・・。
 今回のコーコーヤは、1/26発売の新譜「FREVO!」から、全ての新曲を演奏する予定。それから、去年に続き、お店で特別にクリスマス菓子のメニューを用意するそうな。去年の「パネトーネのアイス和え」?も美味しかった。僕が覚えてるぐらいだから、ホントに美味しかった。今年も楽しみです。
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12月16日(木)
 
 
ビルボードライブ東京にて、手嶌葵ライブ

 手嶌さんとは、実は彼女のデビュー前、まだ高校生の時に、デモ音源の制作のお手伝いをして以来のおつきあい。その音源がジブリに行って、「ゲド戦記」でのデビューに繋がった、と、思う・・(細かい部分で思い違いもあるかも。)当時既に今と変わらないような歌を歌っていて、大変印象が深かったので、その後売れて、アルバムのサウンドプロデュースのお手伝いをするようになっても、「さもありなん」な気分であった。

 でも、ライブのサポートは、実は今回が初めて。やらせていただいて、手嶌さんの「タダモノでない」部分を、改めてヒシヒシと感じた。誰にも真似出来ない強力な個性。ライブで歌っていても、その内容、ピッチやバランス感覚は、殆ど「レコーディングクオリティ」。なんかジョアン・ジルベルトみたいだなあ、と、思った。その「弱音」ぶりは、吉田慶子さんと「両横綱」かも。ただ、そういう凄いモノについていくのには、こちらも「意を決する」モノが必要で、「弱音モノ」には絶対の自信があった自分としては、思わぬところに強敵現る、の感、なきにしもあらず、でした。次回は、もっと攻めたいっす。
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12月15日(水)
 
 
奄美ツアー企画

来年1月26日に、コーコーヤの2枚目の作品集「Frevo!」がリリースされる。前回の「antique」は、おかげさまで、ささやかにしてなかなかな売り上げを達成出来たのだが、やはり、いろんな場所に出かけていって「実演販売」に務めたのが、大きかった。

 ということで、この度も、2月以降、実に積極的に動き回る予定にしている。秋ぐらいまでの間に、出来るだけ普段行かない所をまわろうと考えているのだが、(決まり次第、順次スケジュール欄にUPしていきます)極めつけは「奄美めぐりツアー」だ。これは滅多に無い機会なので、この際「観戦ツアー」も同時に企画することにした。何かとご縁のある奄美の復興のお役に、爪の先ほどでも貢献出来れば、という思いもある。まだ詳細は決まっていませんが、是非ご参加いただければ・・。




奄美にコーコーヤ初上陸!

3/11(金)喜界島SABANI
3/12(土)奄美ASIVI
3/13(日)徳之島ライブホールMAC
コーコーヤ・初奄美ライブを記念して、3/12の奄美ASIVIでのライブを中心に楽しめるツアープランを準備中!

大自然に囲まれた美しい島・奄美。
ゆったりとした時間が流れ、食のレベルはとても高く(笑)、ひとはとてもあたたかいです。コーコーヤとしての初ライブも盛り上がること間違いナシ。
この機会に、たくさんの方に楽しんでいただけるよう、ツアープランを準備しています。
各地からのご参加をお待ちしております!
(詳細は後日発表します)
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12月12日(日)
 
 
コーコーヤ、アニメ・サントラ・レコーディング

 本日は、先月録ったサントラの、残り作業。劇中で主人公が歌う歌の録音。内容詳細はまだNGなのだが、この曲は、その回において結構重要な構成要素をなしているとのことで、歌詞もたっぷりしたものが四番までついている。
 本編では声優さんが歌うことになっているのだが、今日はスケジュールが合わず、仮歌に、リストランテ・パラディーゾのサントラにも参加されていたコミネリサさんに来ていただいた。
 物語の内容を聞いて、ザっと作曲してみた曲なのだが、いい歌詞がつき、いい歌が入ると、俄然、「いい曲」に聞こえてくる。なんだか「仮歌」にしてしまうのは、もったいないデキに。何かで使えないのかしら。
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12月10日(金)
 
 

立川グランドホテルにて、某団体主催の、桑江知子チャリティーディナーショー。

 ホテルの宴会場でのお仕事、ということで、普段余りそういうことは無いのだが、「服装自主規制」をかけざるを得ず、春の上海以来久しぶりに、上海で仕立てたオベベを着て演奏することに。一緒に演奏する鬼武さんも「スラックス禁止令」に従って、ケバい、いやいや、美しいドレスを召されての出演。主役の桑江さんも、リキを入れて「おニューの」ドレス。なんか、並ぶと「七五三」みたいなカンジがしないでもなかったのだが・・。ちなみに、鬼武さんのドレスの値段は、僕の衣装の値段の約30倍でした。
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12月6日(月)
 
 

EPOさん→パンダさん→手嶌葵さん

 戻りの飛行機の便は2時半。この中途半端な時間を、どこで過ごすか、ということで協議した結果、今年生まれた双子のパンダでも見るべい、ということになり、空港近くにある「アドベンチャー・ワールド」へ。パンダだけでなく、水族館やサファリなども併設された、なかなか充実した動物園で、結構楽しく時間を過ごすことが出来た。

 その後、羽田に夕方到着し、そのまま16日のビルボードライブの手嶌葵さんのリハへ。当日は、もうほとんど残席が無い模様で、な〜んともうらやましいことである。手嶌さんの音楽は「繊細の極限」、ともかく無駄な音は一音も出せないような、ギリギリの「削り作業」を必要とするものであって、なかなか難しい。鬼武みゆきさんと唸りつつ形を詰め、ようやく本日の作業終了。
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12月5日(日)
 
 
「第4回南紀おやじバンドコンテスト」にゲスト出演のEPOさんサポート

 昨夜は、常磐線特急の終電で富岡から上野へ、そのまま羽田のホテルに直行。取り敢えず睡眠時間を確保して、朝イチの便で「南紀白浜空港」へ。紀州の南端のこの地方は、関西人にとっては、既に十分「南国」。福島から来た身にとっては、ひときわ太陽が眩しく感じるのであった。

 会場は、空港から車で20分ぐらいの「上富田文化会館」。全国から集まった「おやじバンド」から、予選を勝ち抜いた9組で決勝が競われる、という、かなり大がかりなイベントなのだが、アマチュアにしては、随分皆さん落ち着いてパフォーマンスされていて、なかなか見応えがあった。

 終了後の打ち上げでは、審査員をされていた、山口百恵や郷ひろみを育てたプロデューサーの酒井政利さん、レコード大賞受賞曲の作詞家の及川眠子さんから、普段は聞けないような興味深いお話しをいろいろ伺う。近いようで最も遠いような気もする世界の方々であるが、音楽業界の現状に対する違和感は、僕らとも共通のものであった。
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12月4日(土)
 
 
福島県富岡町にて、福島FMイベント出演

 吉田慶子さんの番組「一枚の写真から」の公録。今回のゲストは、夏以来の鈴木重子さんと、面識はあったものの共演は初めての木住野佳子さん(+笹子)。吉田さんと重子さんも初共演、ということだったが、ほぼ同じ「スピード感」をお持ちのお二人、想像どおり波長もピッタリ、「同じ星から来た人」の印象。

 ライブの方は、木住野さんのソロ〜木住野さんと重子さんのデュオ〜吉田さん+笹子デュオ〜重子さん+笹子デュオ〜それに木住野さん参加〜最後に全員で、という、随分盛りだくさんな内容。場面場面のコラボレーションの質も高く、とても充実した一晩。最後に感想を求められ「素敵なお姉様達とひとときを過ごすことができ、至福の一夜でした」と言ったその言葉に、ほぼウソは無いのであった。

 終了後、近隣在住の吉田さんを残して、駅へ。「素敵なお姉様」達はお酒の方も大層お好きなご様子で、駅の待合室で、待ちきれず酒盛り開始。異常な量のつまみを買い込んで、上野に着くまでの間、酒とおはなし三昧。 
 
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12月3日(金)
 
 
お知らせ2題

本日は、お知らせのみ


ANA SKY CHANNEL(国際線)に「onaka-ippai」がセレクトされました。
12月の1ヶ月間、全日空・ANA国際線で聴くことができます。
http://www.ana.co.jp/int/svc/jp/g/music/

「デジタルブック12月号9ページ目」

今週の「笑っていいとも!増刊号」に、サリナ・ジョーンズさんが出演し、僕のギター(カラオケ)で「I LOVE YOU」を歌うそうです。
珍しいっ。
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12月2日(木)
 
 
西麻布「新世界」にて、ショーロクラブ、ライブ

 そろそろ「今年最後の」シリーズの季節になってきた。一発目は、ショーロクラブ。「新世界」は、大昔からいろいろお世話になっているケンさんが、10月に開店したライブハウス。もと芝居小屋、ということで、ライブハウスとしては特殊な作りになっていて、音作りにはちょっと苦戦したが、後半になって、ほぼ安定。ダブルアンコールまでいただいて、もう何年もやっていなかった「assanhado」という曲を譜面も無しにやるハメとなったが、寛大なお客様にお集まりいただいていたようで、どうやら許していただけたのかな、と。
 これで、今年のショーロクラブの予定は、早くも終了。来年は、レコーディングから始める予定。まあ、来年もマイペースでやりますよ。このユニットは、それ以外にやり方を知らないのだっ。
 
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