2011年7月の日記:[以前の日記]
 
 
7月29日(金)
 
 
恵比寿アートカフェフレンズにて、大島花子さんライブ。

 去年の秋?から数えて3回目のライブ。2回目は確か春頃だったかしら。何かを作っていくのには、このペースはちとゆっくり過ぎだったかも。ということで、もう少し頻度を増して行くことにしての、今回だったのだが、3回目とは思えないほどに、お互いの「キャッチボール」が出来るようになった、と実感。

 今回はまた、大島さんとの共作による3曲の「お披露目」も。楽曲の出来としては、なかなかヨロシイノデハナイカ、というカンジ。これらの曲が、出来るだけ多くの人達に聞かれんことを願う。
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7月26日(火)
 
 
MANDA-LA2にて、照屋実穂さんのイベントライブ出演サポート。

 数年前に、NUUと時々こういうカンジのライブハウスイベントに出てた。今日は4組出演で、我々の出番は最後。こういう場合、所謂「逆リハ」(出演順と逆の順番でリハーサルをやる)になるので、会場入りは一番最初。4時に入って、4時半過ぎにはリハを終えて、本番は9時過ぎ、という、滅茶苦茶長い「自由時間」が待っていた。
 
 で、得意に「カラオケ籠城」。ちょうどデモ音源を作る必要があったので、近隣在住の江藤有希さんにお願いして来てもらって、3曲程録音。次いで照屋さんにも来てもらって、次のライブの打ち合わせ。更に今日の最終リハも。更に別件の練習などもしているうちに、あっという間に3時間半が過ぎてしまった。

 カラオケは夕方までは安いけど、7時頃を堺に、急に値段が上がる。わかっていたんだけど、どうも居心地が良く・・・。結局、いっぱい仕事を済ませて、結構疲労散財して会場へ。程よく力が抜けて、本番ではいいカンジに演奏できたと思う・・・。
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7月22日(金)
 
 
青山・プラッサオンゼにて、吉田慶子さんとデュオ

久しぶりのプラッサオンゼ。吉田さんとのライブでは、必ず1〜2曲の「新曲指令」が出るのだが、本番中に吉田さんがおっしゃったことによれば、僕とやる時は、新曲を1曲ずつ増やすことを「ルール」にしているのだとか。知らんかった〜。

今晩の「指令」はジョビンの「Amor em Paz」と「Luiza」。Luizaは、かつて松田美緒さんとやったことがあり、また、Saigenjiがやってるのも聞いたことアリ。
 Amor em Pazは、セバスチアン・タパジョス(最近あんまり名前を聞きませんが、ある時期まで、バーデン・パウエルの後継者的に言われていた人です。)がソロをやっていて、まだギターに対してマジメだった僕は、そのコピーをしたりしていました。
前回の小平でのライブの楽屋で何となくこの曲を弾いていたら、吉田さんが、「それ、やりたい」と。

考えて見れば、ここのところずっと、吉田さんのライブでは、そうやって「新曲」(シブい曲ばかり)を増やしてきている。どっかで「CD」として吐き出したい気分もアリ、な今日この頃。

今日この頃、と言えば、最近ツイッターを始めました。本名で出てます。「宣伝ツール」として始めたつもりが、気づいて見れば、結構アホなことばかりツイートしてて、あんまり「宣伝」になってない。

更に今日この頃としては、20日にひっそりとショーロクラブ「武満ソングス」出しました。
出しましたが、大型店舗に出そろうのは8月末、ということで、今はとダウンロードとネット販売が中心なので、何だかピンときません。しかし、確実に、既に世間に存在していますので、是非探し当ててお買い求めを。詳細は、7月16日の当ダイアリーを見てくださいね。僕が出るライブでは、取り敢えず持ち歩く予定です。

 そして、昨日発見してビックリしたのですが、アルバム「onaka-ippai」収録の、畠山美由紀さんと作った「一汁三菜」のカヴァーテイク(詳細はこちらでhttp://hatakeyamamiyuki.com/news/)が、ダウンロードのベストファイブにランクインしとりますがなっっっ。ううむ、世の中、やっぱりヘンになってきてる、かも。
http://amzn.to/oJnWUI
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7月17日(日)
 
 
香川県、高松市庵治町にてEPOさんと「ふれあい祭り庵治2011年」出演

 毎年、夏になると、必ず花火を伴う夏祭りイベントへの出演の機会がある。日々南や北へ旅をしたり、スタジオに入ったり、という生活をしていると、時に季節感があやふやになっていまうこともあるのだが、暑い日射しの中のリハ→涼しい風が吹く頃に演奏→最後に花火、という一日を過ごす夏祭りイベントは、子供の頃と変わらぬ「夏」をひときわ強く意識出来る、有り難いお仕事だ。
 
 今年は行く機会の少ない四国でのイベント、ということで、特に楽しみにしていた。だいたいEPOさん側からのオファーが「7月17日、空いてますか?」じゃなくて「7月17日に讃岐うどん食いに行きますか?」というものだったことからも、我々の「意気込み」がわかろうというものだ。

 で、期待どおり、着いた初っぱなから「うどん」に案内していただき、そして真っ青な空の下、軽くリハ、そして暗くなって涼しい風が吹く頃に演奏、最後にカウントダウンをやって花火、と、絵に描いたような「夏の一日」。最後に高松市内に戻って、関係者、大学時代の後輩と一緒に、久々に痛飲。
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7月16日(土)
 
 
CHORO CLUB「武満ソングス」発売についてのお知らせ一件

発売日が近づいてまいりましたが、発売方法が若干ややこしくなっています。一応下記にまとめておきましたので、ご利用いただければと思います。



< CD販売 >
●7月20日(水)より発売
・SONG X SHOP(レコード会社のweb shop)
 http://www.songxjazz.com/release/songbook.html

・CHOVE CHUVA, moderado music, Nadiff など小店舗

・ショーロクラブ各メンバー出演のライブ
 各メンバーのスケジュールはHPにてご確認を。
 http://www.choroclub.com/live.html


●8月31日(水)より発売
タワーレコード、ディスクユニオン、アマゾン
↓こちらで予約もできます。↓レビューつき。試聴も出来ます。
http://blog-jazztokyo.diskunion.net/Entry/2853/


●その他 ライブ会場での販売(ショーロクラブメンバーは出演しません)
・7月23・24日
 座・高円寺2 ※アン・サリーさん コンサート会場

・8月24日
 サイトウ記念 "武満徹メモリアル・コンサート" 会場販売 (長野県松本文化会館)


<デジタル販売>
●7月20日(水)より配信
・iTunes
 http://itunes.apple.com/jp/preorder/id448840349
 ※ カナダ、メキシコ、北米地域を除く世界同時発売

・Ototoy
 http://ototoy.jp/music/
 ※ DSD音源 /WAV/ MP3

・e-Onkyo
 http://music.e-onkyo.com/
 ※ DSD音源/ 24bit 96/ Mp3
1310788020.jpeg CHORO CLUB / 武満徹 ソングブック - CHORO CLUB with VOCALISTAS

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7月12日(火)
 
 
那覇「LiveBar バンターハウス」にて、比屋定さんとデュオ

 さて、沖縄ツアー最終日は、「バンターハウス」での比屋定さんとのライブ。そして、ステージの出てみたら、お客さんは「4人」。よーにーんー!? ビックリしたぁ〜。もしかしたら、過去20年ぐらいで、最低かも。いくら「向かうところ客ナシ」がトレードマーク?の僕と言えども、それは無かったなぁ。

 沖縄の動員が読みにくい、ということは常々言われもし、感じてもいたけれど、よっぽどいろんな条件が合ってしまったのか。しかもその4人の中味が、比屋定さんのお母さん、比屋定さんのお友達2名、先日畠山さんと飲みに行ったサロンNのマスター、という、でろでろに「身内」な4人なのであった。もちろんこの4人の皆さんには、いくら感謝してもし切れるものではない。何しろ、一人欠けたら、25%の動員ダウンなのだから。
 
 そして、ライブというのは、しばしば「逆境」に陥った時に、かえって凄い集中力が喚起されて、素晴らしい内容になる。今日のライブの内容も、自分で言うのもナニだが、「どこに出しても恥ずかしくない」ものだった。来ていただいた4人の方々には、ソンはさせなかったと思う。しかし、「4人」はやっぱりいけませんなあ。ちょっっと考えねば・・。


ON AIR情報一件。先日の吉田慶子さんとのデュオライブの実況です。

JJazz.Net「Jazz Today - 吉田慶子&笹子重治 LIVE」
<放送期間>
2011年7月13日(水)17:00〜2011年8月10日(水)17:00
http://www.jjazz.net/programs/toshiba-jazztoday/yoshida-sasago-live.php
 
1310621797.jpeg 昼も

1310621798.jpeg 夜も

1310621799.jpeg まあ、楽しかったのでいいのですが。

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7月11日(月)
 
 
宜野湾mofgmonaにて、比屋定篤子さんとデュオ

 20年程前まで、僕は自転車乗りであって、1年に一度は沖縄まで自転車をかついでやって来て、沖縄本島を上から下まで走破したりしていたのであった。今や体力も落ち、体調も慢性的に悪く、久茂地の交差点から国場の交差点ぐらい(東京で言えば新宿から高円寺ぐらい、大阪で言えば曾根崎から難波ぐらい、名古屋で言えば名古屋駅から今池ぐらい。福岡で言えば・・・)まで自転車で行くと、ほぼマチガイなく、死ぬ。

 ところが、定宿にしているホテルに久しぶりに来てみたら、何とレンタサイクルを始めていて、これが電動式のいいヤツなのである。昨夜、試しに乗ってみたのだが、坂道なども全く苦にならない。うち上げから帰ってくる時も、このまま那覇を一周してもいいと思う程に、気持ちがよい。今日の会場のmofgmonaは宜野湾市という、バスかタクシー以外に行く方法の無い、遠くて那覇からは行きにくい場所にある。これはもう、この自転車で行くしか無い、と、つい「出来心」が生じてしまった。
 
 しかし、ギターを背に背負って走り出してみたら、なかなか快適、恐らく同じルートを普通の自転車で走るのの6分の一ぐらいの体力で走れるのではないか。大変快調に飛ばし、覚悟していた時間の半分近くの時間で、行程の五分の四ほどを走破した。そして、そこでバッテリーが上がってしまった・・・・。

 ちょうど海沿いの国道58号線から、宜野湾の丘に上がるキツイ上り坂にさしかかったところで、もう、死ぬかと思った。息も絶え絶え、というカンジで、汗まみれになりつつ、当初の予定時間ちょうどぐらいに、あきれた顔の比屋定さんに迎えられつつ、店の前に到着。

 ホテルも、まさかレンタサイクルで宜野湾まで行くバカのことは想像していなかったのだろうに、わざわざ会場まで予備のバッテリーを届けていただき、恐縮。しかも、ライブ終了後は大雨になっていて、濡れた自転車を、今度はお客様のセダンの後部座席に入れてもらって那覇まで帰還、という、あらゆる人々に迷惑をかけつつ、十数年ぶりの「長距離自転車通勤」を終えた。


 さて、だんだん発売日が近づいてきたショーロクラブの「武満ソングス」ですが、diskunionのサイトに、紹介されています。ええこと書いてくれてはります。

http://blog-jazztokyo.diskunion.net/Entry/2853/

ちなみに、ショーロクラブのweb、大幅にリニューアルしました。是非見に来てください。

http://www.choroclub.com/
1310447438.jpeg タイラ1号

1310447439.jpeg カフェごはん、美味。

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7月10日(日)
 
 
 前日に那覇入り。夜は県産イタリアンのお店Tで優雅に晩餐を。さらに一軒行ったバーNでは、何故か僕の二十数年前のビデオを見るハメになり、更にその場で畠山さんと1曲作るハメになり、何かと盛り上がる。というカンジに高揚しつつ、当日を迎えることに。

 今日のゲスト、ウェイウェイ・ウーさんは、aminさんのお姉さんであり、aminさん絡みで何度かご一緒させていただいている。前から、ウェイウェイさんの二胡を弾くときの立ち姿がとてもカッコイイなあ、と思っていたのだが、普通は二胡は座って弾くもので、立って弾くのは、彼女のオリジナルなのだそうな。オリジナルの姿が絵になる、というのは、なかなかよいことです。で、カッコイイんだけど、ちゃんと「一個でも二胡」などとオヤジギャグみたいなのを飛ばしたりもするところが、更にニクし。

 今回ウェイウェイさんとは、畠山さんとのジョイント以外に4曲のインストをご一緒させていただいたのだが、まー難しい曲を持って来てださったワケで、「修行」だったのであった。スジ目ののインスト奏者とジョイントするのは、ぱちモンギタリストにとっては、いつも大変危険なのである。

 畠山さんの方は、今日は石垣の時とは打って変わって、特に前半、MCを少なめにして、淡々と曲を歌い継いでいくカンジの進行。途中で予定に無い「悲しい酒」をはさんで、ウェイウェイさんを呼びこんで、新曲「花の夜舟」を全員で。この曲が、ホントに素晴らしい出来の曲で、その後ウェイウェイさんコーナーのインストを挟んでからは、起伏の激しい、恐らくお客さんにとっても印象の深い時間になったのではなかったかと思う。畠山さんとの仕事においては、毎回展開が違う。まだまだ僕の知らない「引き出し」がありそう。
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7月8日(金)
 
 
 ちょっと前に八重山に入り、いろいろ「満喫」した。具体的に言うと、テビチをいただき、深夜まで飲み、ジャングルを徘徊し、更に八重山の悪いおともだちに誘われてリハ前に紹興酒を1本空けてしまった.
などなど。数日かけて、存分に心身を「八重山仕様」に改造して、しかる後にお店入り。

 今回のライブでは、畠山さんには好きなことを好きなだけ歌ってもらおう、と思っていた。「すけあくろ」は、そういう企てにピッタリの場所だと思ったのである。なので、通常のコンサートの倍近くあるのではないかと思われる程の数のレパートリーを用意し、ゴキゲンに1曲1曲リハをした。とても楽しかったのだが、本番では、後半、ちょっと息切れしてしまったかも。
 でも、それはそれとして、畠山さんの凄さは、石垣の皆様にも十分堪能していただけたのではないか、と思う。石垣の皆さん、ありがとうございました。また会う日まで。
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7月3日(日)
 
 
ふくしま自治研修センターにて、桑江知子さんとミニライブ

 昨夜のライブは、桑江さんが参加されている「三花繚乱」というユニット?で集めた義捐金の、飯舘村への贈呈式を兼ねていた。会場で供せられていた地元の沖縄料理屋さん「ぱいなっぷるはうす」の料理の売り上げ代金も、全額寄付に回された、ということで、ココロザシ有る人々の思いの行き交うライブだったのであった。

 終了後、その「ぱいなっぷるはうす」で桑江さんとハナシをしていて、最近は会えばダイエットのハナシか食べ物のハナシしかしないよなぁ、と、お互いに感心し合うこと、しきり。ちょうど今、二人ともダイエット中なのだが、昨日は、二人揃って、ダイエット中であることが信じられないような摂食行動を取ってしまったことは、大変遺憾であった。とは言え、ココロザシ有る人達の「思い」の交錯する場面に居させていただけて、良かったと思う。ココロザシの籠もった食べ物はいただかねばならない。

 で、今日は、その「続編」ということで、飯舘村民を中心とした方々の避難所での、ミニライブ。先日いわきでやった時の三度のライブの客層は「老若男女」「小学校低学年」「高学年」だったが、今日は、フタを開けてみれば「老老老老」。ある意味、とても絞りやすい。民謡や歌謡曲を中心に、桑江さんの持ち歌もキッチリ聞いていただき、楽しんでいただくことが出来た、と思うんだけど。
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7月2日(土)
 
 

福島市「AREA559」にて、桑江知子さんと「月詠み旅」

 珍しく車移動で福島へ。途中、郡山のSAで手持ちの線量計(何でそんなモンを持ってるかは割愛)を見ると、早くもウチの付近では見かけない程の数値が表示されている。更に、福島市内に入ってライブハウスに歩いて行く途中、場所によって数値がめまぐるしく上下する。駅付近や歩道などは、概ね平常な値が出るが、場所によって、急に値が跳ね上がる場面も。

 今回のライブは、かつてお世話になったことのある飯舘村の関係者の方々も訪ねて来てくださっていたのだが、彼等の話や、福島市在住の関係者の話を、終了後、ゆっくり聞かせていただいた。大変重いお話しだったが、多分、今東京やその他の地域で、多くの人達が持っているような漠然とした不安の段階は、既に突き抜けている、という印象。起こってしまったことの「先」のことを、皆さん、一生懸命考えておられるカンジだった。
 
 正しい考えかどうかわからないけれど、今の福島県の人達の「思い」は、これから我々「後方」にいる人間も徐々に感じていかざるを得ない「思い」なのではないかと思う。それを共有出来ないようでは、ちとマズイのではないか。他の地域で、いまだに、老朽化した原発を止めるの止めないの、という議論にうつつを抜かしているのは、この圧倒的な現実の前にいる人達から見れば、信じられない程に愚な情景なのではないか、と想像する。
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