2011年9月の日記:[以前の日記]
 
 
9月30日(金)
 
 
9/27
盛岡、岩手公民館にてコーコーヤライブ
9/28
福島マジノアールにて、コーコーヤライブ
9/29
山形、ボルボショールームにて、コーコーヤライブ
9/30
新宿にて、アンサリーさんとリハ

いや〜、忙しいよ〜。これを書いているのは、7日の移動中新幹線車中なのですが、
東北ツアー以来まったく更新出来ないまま、この日になってしまった。
というワケで、ツアー、楽しかったんだけど、忘備録でお許しを。
みなさん、ごめんなさい。ありがとうございました。
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1317957649.jpeg コーコーヤ根岸吉太郎氏ヴァージョン

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9月26日(月)
 
 
畠山さんのレコーディング

 畠山さん新譜のレコーディング。今回は4曲サウンドプロデュース。アルバムの中でも、大事な曲を何曲かお任せいただいたカンジがしていて、背スジを伸ばしつつ、いつもと同様にやりました。

 最初にデュオで2曲。次に笹子サウンドプロデュースの作品の弦カルかぶせ(これも中島ノブユキさんのストリングスアレンジ)。いいアレンジによる弦のかぶる瞬間は、いつもとても楽しい。それまで作って来たものが、何かより高次なものに脱皮するのを目の当たりにする気分。そしてその度に、初めて自分の曲に、ジャキス・モレレンバウンアレンジによる弦がかぶった時の「感動の瞬間」を思い出すのである。あれは、オイシカッタ。

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9月22日(木)
 
 
前日の台風のために延期になったミーティング(某アニメ挿入歌のプロデュースで、中島ノブユキさんとの作業)を一件消化してから、プラッサオンゼ入り。コーコーヤは3週間ぶりなのだが、ちょっと「久しぶり」な気分。このご時世なのに、客席も満員。とてもリラックスした、楽しいライブでした。
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9月20日(火)
 
 
桑江知子、10/6 大久保R’sアートコート コンサートのリハ

 桑江さんとやることになって、二人で始めたデュオライブのシリーズ「月詠み旅」が、来月6日のR’sアートコートでのライブで、50回目を迎える。相当ジャンルが違うんじゃないか、という不安もあって、お話しをいただいてからお受けするまでは随分悩んだのだが、やらせていただいて良かった。その間、2枚の納得度の高いCDをプロデュースさせていただき、そしてこの日を迎えることとなった。

 今回は、せっかくの「50回記念」なので、ちょっとゴージャスに、ということで、ゲストがコーコーヤと藤木勇人さん。藤木さんは、当然語りでの参加なのだが、こちらとのコラボもある。昔ショーロクラブと平良トミおばぁとやったような世界に持って行けるか。当日初めての顔合わせになるので、見えてない部分が多い。どうなることやら。桑江さんとコーコーヤのコラボ部分については、もう大丈夫。出来ました。
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9月19日(月)
 
 
柏のstudio WUUにて、照屋実穂さんとデュオライブ。

 柏で対バンつきのライブイベント、となれば、僕にとっては、凄い「アウェー感」が漂うところなのだが、実はこのお店は、20年近く都内のライブハウスでお世話になっていたブッキングマネージャーOさんの仕切っているお店であり、更に対バンが、彼女が高校生の時から知っている玉井夕海さんでもあり、なんだかとっても和んでしまった。
 
 玉井さんは、彼女のお母様と一時交流があった時に紹介していただいたのだが、その後、黒川さんのお友達として再会し、今日は初めて演奏するもの同士として、更に「再会」したことになる。高校生のお嬢さんだった人が、年月を経てリッパなパフォーマーとなって目の前で素晴らしい演奏をされている。こっちが老けるのもしょうがないやね、という気分ざんした。

 照屋さんとは、今年3回目になるが、やる毎に「いい材料」が少しずつ広がっているカンジがする。まだまだ絶好調とは行かないが、少しずつ、着実にブランクを埋めていけば、何か思わぬ「出口」みたいなものが見つかるのではないか、と期待している
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9月17日(土)
 
 
山形文翔館にて、アンサリーライブ

 アンさんとまとまった曲数のデュオをやるのは久しぶりで、とても楽しみにしていた。心配した(実はしてなかった)アンさんバンドとのコラボも、楽しく出来て、内容について、申し分ナシ。アンコールでやった「こころ」では、若干のハプニングもあったが、かえってお客様には感動していただけた模様で、全くお客様の好意というものは、有り難いのであった・・・。

 終了後、今度は市内のイタリアンへ。アンさんバンドのピアニスト・小林創さんは、岡部洋一などと同じく、典型的な、カラダをはって美食に死するタイプ。こういう人といると、より食が進んでしまうワケであって、またもや腹が裂ける程に飲食し、予定終了。
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1316631105.jpeg 痛風予備軍の小林さん

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9月16日(金)
 
 

 山形ブラジル音楽普及協会での、3度目のアンサリーさんのコンサートで、山形に前乗り。

 一週間前、先日の「二人のルーツショー」の楽屋で、アンさんと交わした会話。
「来週の山形の時に、そちらのバンドと何曲かやるののリハ、どうしよう?」
とワタシ。
「前乗りするんだから、ちょっとリハの時間取・・・、るワケないですよね。」
とアンさん。
 
 山形では行ったその瞬間から帰りの新幹線に乗るまで、ともかく美食にまみれる数日間を過ごす、ということは、アンさんも三回目にして深く理解しておられる。着いたら、即、会長ご夫妻に連れられ、彼の天童のお蕎麦屋さんへ。散々飲み食いして、更にもう一件行って、明日のことは忘れて、満足して就寝。
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1316630935.jpeg あってはならないものが写りこんでしまった・・。

1316630936.jpeg おわかりだろうか・・・。

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9月14日(水)
 
 
畠山美由紀さんレコーディング

 今回の畠山さんの新譜レコーディングでは、数曲のサウンドプロデュース(ディレクション?アレンジ?我ながら、自分の立場不明)をさせていただいているのだが、今日は、自分なりに、今回の中で一番大事だと感じている曲の録り。

 メンバーは夏の沖縄以来のウェイウェイ・ウーさん(二胡)と、ピアノの鬼武みゆきさん。実はこの曲をこの編成でやるのは初めてであり、また曲自体がとてもデリケートだということもあり、初めはお互いの位置をさぐりながらの演奏が続いたのだが、程なくベストな「在り方」に、三人とも到達。自分で言うのもナニだが、「ため息の出るような」テイクが録れた。この曲はいける。いって欲しい。
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9月13日(火)
 
 
プラッサオンゼにて、吉田慶子さんとデュオライブ

 ツイッターに「めくるめく弱音の世界へ」と告知に添えて書いたら、吉田さん以下ごく少数の方に「素晴らしい表現っ」と、お褒めの言葉をいただいたのであったが、そのせいか(なワケはないけど)久しぶりに満席。最近どのライブハウスも入りが悪いことが実感される中、ありがたいことである。

 まだ告知前だが、来年春前に吉田さんとは、都内の少し大きなホールでコンサートをやる予定が入っている。ので、東京でのライブは、恐らく11月いっぱいぐらいで一休みとなり、それ以降は、しばらく、東京以外の地方でライブをやりたいと考えている。ただ、ひとつ問題があって、「ネコの面倒見てくれる人がいないので、日帰りしかできません」と吉田さん。ツアーよりネコを優先するところが吉田さんらしくてgoodなのだが、僕としてはツアーもやりたい。誰か吉田さんのネコの面倒見てくれる人、いませんか?
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9月11日(日)
 
 
日経ホールにて「二人のルーツショー」

 ここ数週間、時間の算段に苦しみつつ準備をしてきた「ルーツショー」。「フタを開けたらあっという間に終わってしまった」と書きたいところだが、長かった〜。本番も2時間半を越えていたようだが、その前のリハも、全22曲とおしでやったものだから、十分2時間近くかかってしまい、もう何だかずっとギターを弾いている気分。

 混乱スケジュールのために、爪がすり減ってヘンな形になってしまうのを日々整えつつ過ごす、という、経験したことの無い「ギター労働者」とでも言うしかないような毎日なのだが、今日のコンサートのような「手応え」のある結果が出せれば、またなんとか続けていけるのである。畠山さん、アンさん、メンバーの充実感あふれるパフォーマンスや、多くの皆さんの好意的なツイートに、救われる思いでした。ありがとうございました。
1316060735.jpeg 充実感あふれる

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9月10日(土)
 
 
畠山美由紀さん、織原良次君と、仙台、常禅寺ストリートジャズフェスティバル出演

ツイッターには、早々にご報告したのだが、以下のような事件が。

「仙台駅から乗ったタクシーの運転手さん、『ご出演ですか?。アンタは、ベーシストかい?アンタはギターだね』と我々を指して言ったあとで、マネージャーAさんを指して、アンタが歌手ですね、と。『そうなんです。で、このヒトはマネージャーさんなんですが、マラカスも振ります』と、畠山さんを指して、わたし。」

 このハナシには続きがあって、広いイベント会場の中の、どのステージに行けばいいかわからず、タクシーの運転手さん、やおら会場案内パンフを取り出したところ、そのパンフにはデカデカと畠山さんの写真が。
 更にこのハナシには続きがあって、ごめんなさい、実は・・・、と運転手さんに本当のことを説明してるのに、まだ写真と本人を交互に見比べながら、クビをひねる運転手さん・・・。
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9月9日(金)
 
 

駒沢にて「二人のルーツショー」リハ→青山プラッサオンゼにて、比屋定篤子さんとデュオライブ

 アンサリー&畠山美由紀「二人のルーツショー」最後のリハ。午前中からスタジオに入って、まず畠山さん分のリハを。次いで昼過ぎから、アンさんにも参加してもらって、全曲の通しリハ。今までお二人別々にリハをやっていたワケだが、ここに至り、メンバーにとっても始めて「全貌」を見ることとなった。しかし、多いぞ。曲が。23曲だってよ。しかも、あんな曲からこんな曲まで。バンドとしては全く気が抜けない、おもしろくも大変なコンサートになりそう。

 で、へとへとになりつつ、プラッサオンゼ入り。今度は比屋定篤子さんとのデュオライブ。比屋定さんとは今年は特にライブも多いので、リハや準備が出来なくてもそんなに心配では無かったのだが、何せここのところのハードな日々な上に、今日のスーパーハードスケジュール。集中が持続できるかどうか、大変自分としては心配だったのだが、何だかもう「禅定」に入ってしまったようで、(一部の曲を除いて)もの凄く集中したいいライブになったと思う。
 それにしても、前日から、EPOさん、沢さん、松田さんに続いて、今日の畠山さん、アンさん、比屋定さんと、素晴らしい歌手との共演の連続に、アタマクラクラ、血圧急上昇、である。でも、こういうことをやっていてクタバるなら、まあそれもよしとしようか、と、一瞬思ったりして。
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9月8日(木)
 
 
「カフェ・ミルトンへのサウダージ "カフェ・ミルトン支援ライブ"」本番。

 店の入っているビルの入り口にて、いきなり五体投地型に転倒。久しぶりに何カ所か擦り傷を作り、何と不吉な、と思ったのであったが、店の中に入ってしまえば、もうそこはある種お祭り状態。

 沢知恵さんと人前でちゃんとライブを一緒にやるのも始めてだし、ベースの大坪寛彦さんも、共通の知人は沢山いるのにお会いするのは始めて。尊敬するギタリスト鬼怒無月さんとも、ステージ上で一緒にやるのは始めて、と、考えて見れば、僕個人としても、なかなか「お楽しみ」の多い企画だったのである。ツイッターでも、絶対面白いから来なきゃソンですよ」とツイートしたのであったが、まさにそのとおりの内容になった。しかし、これは、本当に面白い企画・メンツである。東京以外でもやりたい。地方の方々、是非「挙手」を。お安いですよ。知らないけど。
ちなみに出演者は以下。
沢田穣治(b) 鬼怒無月(g) 沢 知恵(vo,pf)
EPO(vo) 松田美緒(vo) 笹子重治(g)
秋岡 欧(bandolim) 大坪寛彦(b) 渡辺亮(perc)
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9月7日(水)
 
 
「二人のルーツショー」アンサリーさん分のリハの残り。アンさんは病院勤務があるので、なかなか時間を合わせるのが難しく、リハ、本番を問わず、一緒に音を出す時間は、こちらにとっても貴重。

 終了後、アンさんと、最近個人的に問題な血圧のハナシから放射能のハナシまで、いろいろ話しをする。放射能のハナシについては、ミュージシャン族が一番強く危機感を持っている、と、アンさん。やはりカン一発の商売をしている我々は、放射能についての問題は、本能的に反応せざるをえない案件なのではないだろうか。
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9月6日(火)
 
 

"カフェ・ミルトン支援ライブ" リハ、続いて「ソトコト」取材

 沢田穣治と鬼怒無月の呼びかけで実現した、「カフェミルトン、支援ライブ」。カフェミルトンは、もともとEPOさんがデビューした頃に東北でお世話になったレコード会社のスタッフとレコードショップのスタッフが結婚、独立して作った、宮城県白石市のブラジリアン居酒屋?(うう、違うかも)である。
 同時にブラジル音楽つながりで、僕とも当初から面識があって、そのご縁で、EPOさんとデュオでライブをするようになったのが、「ミルトン・ライブ」の始まり。いまや、多くのジャンルのアーティスト達が定期的に出演する、この地域の音楽の中心地となっている。今回の震災では、いろいろ苦労されたということで、日頃お世話になっている常連ミュージシャン達が、こういうイベントを立ち上げた。

 何せ「実行委員」が、いかにもそういうことに慣れて無さそうなお二人であったので、どういう手順でリハを進めるのか、大変不安を抱きつつスタジオに入ったのだが、始めてみれば、そこは本当に「わかっているメンバー」達であって、手順良く進行。あっという間に終了。
 歌姫3人でプロモ写真?を撮影したのだが、それを見たあるヒトが、「厄除け出来そう」とコメントしてくる程に、迫力が。
1315662696.jpeg 問題の「厄除け」写真

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9月4日(日)
 
 
京都・紫野のsole cafeにて、畠山美由紀さんとデュオライブ

 畠山さんとのデュオライブは、もう7年目ぐらいになるけれど、この1年ほど、いろいろな形でお手伝いすることが多くなって、「場数」も増え、出来ることの範囲がぐっと広がったカンジがする。
 sole cafeも、NUU、比屋定篤子に次いで3度目の出演だが、いつも良い雰囲気のライブになる。とても狭いお店なのだが、その「狭い感」が、独特の雰囲気を作っている模様。こういうの、好きです。
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9月3日(土)
 
 
2日
京都府庁旧本館正庁にて、畠山美由紀さん、コトリンゴさんのジョイントライブ。畠山さんとは、ジックリ音を出せる屋内では久しぶりのライブだったのだが、やはり去年ぐらいからの急激な「場数」の上昇が、コンビネーションに現れてきている模様。お互いの音のコミュニケーションの繊細さが、相当なところまで到達しつつあると実感。もう10年ちかいつきあいになるが、ここまで来ると、これからいよいよ楽しみである。
 
今日は、アンコールではコトリンゴさんとも共演したのだが、彼女の音楽が、またステキにアーティスティックで、アンコールに3人で一緒にやった「over the rainbow」は、ちょっとなかなかなもんでした。出不精つきあい無精な自分ではあるが、こういう出会いを経験出来る有り難さ、ちゅうのを、今日は久々に感じましたな。

 ずーっとダイアリーを溜め続けてたので、また「忘備録」でお茶を濁すつもりが、書いてみると、毎日の分量が結構あったので、遅ればせながら、先月25日からの分、一挙更新となった。夏の日記を9月に入ってから書くところは、ダメな小学生みたい。
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9月2日(金)
 
 
祐天寺Fj'sにて、大島花子さんとデュオライブ

大島さんとは、ここのところ頻度を上げつつの4回目のライブ。毎回毎回、確実に質が上がっていっていることを実感できていて、楽しみが増えてきたカンジ。共作した3曲の新曲も、手応え十分。これから、それらの新曲も含め、どういうふうに展開していけるのか、いろいろ考えたいと思う、うすす。
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9月1日(木)
 
 
「二人のルーツショー」アン・サリーさんヴァージョンのリハ。

アンさんが、これまたご無体なレパートリーの数々を・・・。でも、こうしてアンさんと畠山さんの選んできた曲を比べてみると、二人の「出自」の違いが鮮明に出ていて、おもしろいなあ。

しかし、ということは、ただでも支離滅裂なレパートリーのヴァリエーションが、一際支離滅裂になる、ということなのであって、おもしろいなあ、などと言っている余裕は無いのであった。今回のコンサートの「ウラの見所」は、「あまりにいろんなコトやらされて苦悶するバンドを見る面白さ」という部分かも。
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