2012年8月の日記:[以前の日記]
 
 
8月31日(金)
 
 
十条、シネカフェ・ソトにてコーコーヤのライブ

 久々のコーコーヤライブ。前回のライブで、「これから新譜の制作に入るので、しばらくライブはやりません」なんて言ってみたものの、忙しさにかまけて、肝心の作曲がさっぱり進まず。これはもうライブでの新曲発表の約束をお客様と結び、自分たちを追いつめるしかしょうがない、ということになり、このライブで新曲発表、と謳ったところ、やっぱり、というべきか、ギリギリになって新曲がワラワラと出てきたのであった。

 出てきたものをざっと概観したところ、お姉様方はまだ不満も多いようだが、もう新譜の全体像が半分ぐらいまでは見えている、という印象。メンバーそれぞれの「作風」みたいなものも、ハッキリと出ているように感じた。今日は、出てきた曲のうちから4曲のみのご披露となったが、まだまだ作り続ける(つもり)。そして、また次のライブでのご披露を目標に、頑張る(予定)。
1346919332.jpeg 僕のサインは黒川さんの代筆。このサイン、誰でも代筆できます。

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8月28日(火)
 
 
青山、プラッサオンゼにて、吉田慶子さんとデュオ

 吉田さんとは、月あけの鈴木重子さんとのトリオでのライブ以来。今回は、レパートリーの半分ぐらいが新曲(と言っても、ブラジルの超古い曲ばかり)という、我々とにしては、大変アグレッシヴな取り組みなのであった。
 と言っても、このデュオの形は「永遠」なのであって、いつものように「いつもの世界」を二人で作ることが出来たと思う。
 それから今日は、友人のTシャツ屋さんの作品を二人して着る、という、特に服装関係に関して全く融通のつかない僕としては、異例の「イベント」もあった。特記しておこう。

 吉田さんとやっていることは、「精妙」の極地なので、出来れば、地方などのツアーを中心に、もう少し頻繁にライブをやって「場数」を増やしたいのだが、「行きたいけど、ネコの世話が・・・」と、吉田さんは、いつもおっしゃるのである。いかにも吉田さんならでは、という価値観の置き方であって、こんなだからあんな音楽が出来る、というのは、凄く合点がいくハナシではあるが、それにしても何とかならんのかい。
1346338875.jpeg hinolismoのTシャツです。

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8月26日(日)
 
 
上越「BiS」にて、EPOさんとデュオ

 ホリデーウッズの皆さんに連れられ、トウモロコシ、蕎麦、と食べ歩き。北信を堪能して、上越へ。このあたりの地理には全く疎いのだが、北信の先は新潟、なのは、考えてみればあたりまえ、か。1時間もかからずに到着。

 ところが着いてみれば、今日は上越最大のお祭り「謙信公祭」当日。ほとんどの上越市民は春日山城下に行ってしまって、フタを開けてみれば、もしかしたら、EPOさんのライブとしては異例なほどの動員状況になってしまったのであった。新潟では、上杉謙信には勝てない。

でも、こういう時のEPOさんの「切り替え」は、いつもながら、見事。こんなだから、今日は自分の部屋にみんなに来てもらったような気持ちでライブをします、と言って、実際に超リラックスムードのライブを。しかも、歌だけでなく、お客様の身の上相談ま受けてしまう、という、闊達さ。今日来てくださったお客様は、随分「お得感」を持って帰られたのではなかろうか。

 お得と言えば、お客様の中に整体&リフレクソロジーをされている方がいて、ライブ終了後、打ち上げで盛り上がる人々を横目に、長時間、体の調整をしていただいた。最近、なんだか細かく体調がブレているカンジだったので、大変助かりました。ありがとうございました。結局、なんだかよくわからないけど、いい一日だったなああ。
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8月25日(土)
 
 
黒姫高原ホリデーウッズにて、EPOさんとデュオ

 もう十数年に渡ってお世話になっている上伊那の「小蕪亭」のご一族のペンションでのライブ。小蕪亭でのライブもそうなのだが、こちらも「女子力」の溢れる現場であった。もちろん男性の皆さんと一緒に運営していただいているライブなのだが、どうも「女子力」が圧倒的に優勢な気配がある。
 
 そして、つくづく思うのだが、そういう場所では、どこも明るくて「クッション」の効いた「受け入れ態勢」を作ってくださっているカンジがする。女子力、強し。閉塞した日本の状況を変えていけるのは、女性達のチカラだと、改めて思う。それに引きかえ、オトコは弱い。だから、いたわってやってください。

 EPOさんとのデュオは随分久しぶりで、さすがに忘れていることも多かったが、ざっとリハをしただけで、だいたい「回復」。あとは、むしろ久しぶりの新鮮さのおかげか、いつも以上にイメージの広がるライブになった。
 
 黒姫高原、いい所でした。「どこでもドア」があるなら、住みたい。クマが出没するそうで、ちょっとオッカナイけど。
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8月23日(木)
 
 
大阪と東京で、「ささごはん」

この秋、久しぶりに「ささごはん」やります。比屋定篤子さん+ゲスト、という構成は変わりませんが、今回は、東京と大阪の2カ所です。

 まず大阪では、畠山美由紀さんをゲストにお迎えします(9/29)。比屋定さんと畠山さんは、僕が一緒に仕事をさせていただいている歌手の方々の中では、揃ってもう「古株」?の部類ですが、お互いのライブは見たことがあるけれど、顔合わせは初めて。一緒にやっていて、合うのか合わないのか、僕も想像がつかない、というところが、今回の顔合わせのスリリングなところ?かも。東京以外では初めての「ささごはん」なので、ぜひ多くの皆様に見に来ていただきたいです。

 次に東京(10/16)ですが、今回は「映画音楽」をテーマにした、スペシャルヴァージョンでお届けします。ゲストは、純名里沙さん。宝塚トップ→NHK朝ドラヒロインという華やかな経歴をお持ちの純名さんと地味一筋・笹子という組み合わせは、果たして世間的に許されるのでしょうか。
 実はちょっとご縁が出来たので、その勢いでご相談したところ、快諾していただき、実現の運びとなりました。既にリハも始まっていますが、相性も良く、楽しい一夜になりそうです。比屋定さんの曲にも、積極的にチャレンジしていただいていますので、比屋定さんを交えた、おもしろいコラボも期待できそう。

 というワケで、もう一ヶ月半ほどしかありませんが、急遽の発表です。よろしくお願いいたします。大阪は26日から、東京はweb先行販売23日(今日じゃん!)から28日、プレイガイド発売は9月8日からです。

eatrip music marche ささごはん vol.4
笹子重治 with 比屋定篤子 & 畠山美由紀
2012年9月29日(土)18:00開場 19:00開演
大阪・SAINT-LOUIS AMUSE (サン=ルイ アミューズ)
<会場> 大阪市北区中之島5-3-60 中之島BANKS Center棟 / 06-6445-7775 /
http://www.amuse-n.com
<アクセス> 京阪電車中之島線「中之島駅」 1番出口すぐ ※駐車場はございません。

前売・自由席\4,200(税込)
当日・自由席\4,500(税込)
※ 1ドリンク+フィンガーフード付

プレイガイド販売:8月26日(日)から

問い合わせ:夢番地(大阪) 06-6341-3525
www.yumebanchi.jp
大阪中之島ごはん映画祭オフィシャルサイト
http://osaka-nakanoshimagohan.com/
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eatrip music marche ささごはん vol.5
笹子重治 with 比屋定篤子 & 純名里沙
2012年10月16日(火)18:00開場 20:00開演
CAY(スパイラルB1F)
<会場>〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23 SPIRAL
B1/03-3498-5790
http://www.spiral.co.jp/f_guide/cay/   

前売・自由席\4,000(税込)
当日・自由席\4,500(税込)
※飲食代別

東京ごはん映画祭オフィシャルサイトにてHP先行発売!!
2012年8月23日(木)12:00〜2012年8月28日(火)
http://tokyogohan.com/

プレイガイド販売:9月8日(日)から

問:ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999(平日15:00〜18:00)
http://lultimo.jp/
東京ごはん映画祭オフィシャルサイト
http://tokyogohan.com/
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8月18日(土)
 
 
畠山美由紀、アン・サリー「ふたりのルーツショーvol2」

 リハの時のダイアリーに「今年は去年よりラク」と書いたけど、やっぱ、そんなもんじゃなかったわ。ほとんどの曲が「初演」だからね。リハーサルと本番って、全然違って、今日は、みんな、実は凄いプレッシャーを感じつつのパフォーマンスだったのよ。アンさん畠山さんのパフォーマンスの素晴らしさがあればこそ、というのは、はもちろんだけど、「匠」なミュージシャンズの「力技」のおかげで、一日保った、というカンジでもあったかも。アレンジはうまくいったと思うけど、自分の演奏は「出来ればもう一回」と言いたいところだったなぁ。う〜〜〜〜ん。しくしくしく。

 というようなことはさておき、このイベントは、毎年ホントに楽しい。あらゆるジャンルの曲を、限られた編成の中で、「ウケる」形で成立させる、というのは、なんだかパズルを解くような面白さがある。僕は、全然「世間の聞く音楽」とは無縁に生きてきたので、歌姫達の選んでくる曲の半分以上を、全然知らなかったりする。こんなトシになって、そんな過去の大ヒット曲と向き合うことになってる自分にも、ある種のおかしみ?を感じたりするのである。
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8月12日(日)
 
 
名古屋のお花屋さん、PEU CONNU にて、アン・サリーさんとデュオライブ

 PEU CONNUさんには、去年の冬のコーコーヤ以来。最近は、ほぼ「定期的」にお世話になっている。ありがたいことである。スタッフの皆さんの明るさも相変わらず。ともかく活力に溢れた「場」である。

 アンさんとのデュオは、たぶん去年の山形以来。最近は1年1〜2度ペースだが、毎回楽しいなあ。やっていることは結構難しいのだけど、リラックスできる人とリラックスして難しいことをやるのは、基本的に楽しいのだ。

 どのくらいリラックスしているかと言うと、楽屋から出るとき、まずお互いに「今日もいいかげんに行きましょう・・・」と声をかけあう。本番中もボケが絶えない。今日は、アンさんは、2曲、出しの歌詞をど忘れして、歌に入れなかった。僕は、例によって、1曲、カポをつけ忘れて演奏をはじめてしまった。

 本当のことを言うと、二人とも結構緊張しいなんだと思う。大変緊張するので、出番前に「わたしたちはリラックスしている」と、暗示をかける。そうすると、本当にリラックスして歌詞まで忘れる、という構造なのである。なんだか言い訳めくが、その「リラックス」はお客様にも伝わるようで、目をつぶってからだを軽く揺らしている人がたくさんいらっしゃった。多分、ほとんどのお客様には、楽しんでいただけたものと思う。なので、一部お聞き苦しい点もありましたが、何卒、御寛宥いただきたく。
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8月11日(土)
 
 
富山県射水市大島絵本館にて、「いのちの絵本8.11」に、大島花子さと出演

 元NHKの村上信夫アナウンサー、絵本作家の長谷川義史さん、大島花子さんによる、絵本の読み聞かせを中心としたトークライブ。絵本について今まで深く考えたことなど無かったが、こんなに豊かでパワーを持つものだとは、知らなかった。

 構成は、大島さんの歌と読み聞かせ、村上さんの朗読、長谷川さんの自作朗読、歌とウクレレによるパフォーマンス、さらに即興絵本パフォーマンス、最後に村上さんの、絵本となっている自作詩の朗読と、大島さんによる、同じ詩に曲がついたもののの歌、という流れ。まるでNHK教育テレビの番組のように流麗なる村上さんの司会のもと、粛々とパフォーマンスは進行。
 
 全体に笑いあり涙ありの、ぎっしり「詰まった」内容だったけれど、特に、長谷川さんの作品とパフォーマンスの圧倒的面白さには、脱帽。「おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんのおじいちゃん」「おかあちゃんがつくったる」。どこかでみつけて、ぜひお読みください。
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8月2日(木)
 
 
鈴木重子さんSTB「ハーブの日」に、吉田慶子さんと出演。

 一昨年ぐらいにEPOさんと出演させていただいた重子さんの同イベントに、今年は吉田さんと出演。「ゆったりしたリズム感」で生きる、という点において「両横綱」のようなおふたりなので、さぞやゆったりと時間が流れることであろう、と覚悟?はしてきたが、満員のお客様には随分楽しんでいただけたようで、何より。

 ただし、僕にとっては、昨日のダイアリーのハナシ同様、お二人それぞれとのデュオ、3人ジョイントの場面があり、それらを全部一人でやるワケであって、「のんびり」というワケには行かないのである。
 
 「人としてのリズム感」には、とても共通するところがあるお二人だが、声の出し方や音楽に対するアプローチについては、随分違う部分もあり、そこを調整しつつ「段差」を作らない、というのが、僕にとっての今日のテーマだったのだが、手応えアリアリでした。アト情報としても大変評判がよかったようで、再演もあるかも。
1344069584.jpeg 満員御礼

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8月1日(水)
 
 
8/18ルーツショーのリハ、アン・サリーさん分、一回目

 ルーツショーは、実質、畠山さんのライブとアンさんのライブと、ジョイントライブの三種類の「場面」で構成されていて、それぞれにリハーサルが必要なので、結構大変なのである。

 今日は、アン・サリーさんのレパートリーの中から、アレンジの出来ている7曲を。アレンジ担当としては、初回のリハというのは、こちらのアイディアがちゃんと機能するかどうか、音を出してみるまでドキドキものなのだが、たった1時間半ぐらいで、あまりにもスンナリと終了。あっと言う間であった。

 それは、とりあえず狙いどおりだったので、みんなに迷いが無かった、ということだと思いたいのだが、去年はいろいろ苦労が多かったのに、何で今年は、こんなに簡単に行くのか、不明。かえって、不安になったりして。

 終了後、アンさんと一緒にカラオケ屋さんへ。カラオケを楽しみに行ったのではなくて、カラオケで12日名古屋でのデュオのライブのリハをしたのでした。こちらは、20曲ぐらいを選曲したので、もう少し時間がかかったけど、やはりアッサリ終了。
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