2012年9月の日記:[以前の日記]
 
 
9月30日(日)
 
 
畠山さんと、「加賀温泉郷フェスティヴァル」出演

 迫り来る大型台風による列車運休、という緊急事態を受け、急遽タクシーにて大阪から加賀温泉へ。電車よりもある意味快適な旅行の末、予定時間よりも早く現地到着。温泉旅館の広い部屋でゆっくり休んで、いざ出演の順番がまわってきたとたん、雨脚が強くなって、結局イベント中止が決定してしまった。
 
 このフェス、記念すべき第一回、ということでもあり、主催者の無念を思うと、お気の毒、という他ないのだが、それはさておき、結局演奏をしないまま、旅館の一室にて、豪勢な晩ご飯をいただき・・・。いえ、決してウレシイわけではありません。ありませんが・・・。
 
 さてと、と、終了モードに浸っていると、打ち上げ会場に予定していた場所にて、急遽出演できなかったメンバーによるライブを挙行、という連絡が。お酒いっぱい飲んじゃったけど、ここはもう行くしかない。で、行ってみたら、会場は、既に若いスタンディングのお客さんでギッシリの、クラブイベントのような状況。お座敷の裾でなま音でちょっと、みたいなことを想定して、エレアコの用意もなく来たもので、無理矢理の特攻精神で何とか場を乗り切る、という、予想もしなかった展開に。畠山さんなんか、「悲しい酒」を歌いながら、満員に盛り上がる客席に飛び込んでましたからね。

 我々がトップバッターで、そのあとはスチャダラパーのヒップホップなどが続き、完全にガソリンが切れた僕は、「ステキ〜ッ」などと叫びつつ大音響の会場にて乱舞している畠山さんを置いて、一人自室逃亡。
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9月29日(土)
 
 
大阪、中之島バンクス「SAINT-LOUIS AMUSE 」にて、「ささごはんvol.4」畠山美由紀編。

 今年は、不況の影響だか何だか知らないが、例年よりも多少スケジュールが緩やかなカンジがする。スケジュールが緩やかになると、いろいろ自分のやることについて考える余裕が出来る。今までの「ささごはん」では、比屋定さんとゲスト歌手のジョイントの形を考えるだけで手一杯、ソロの練習もままならぬ、というようなことばかりで、正直、「自分が中心になって回す」というところまで意識が到達出来ず、比屋定さんにおんぶに抱っこ、みたいな時もあったのだが、今回については、いろいろ考えつつ、自分で進行することが出来た、という点が、良かった。

 で、何よりも、二人のジョイントが良かった。お互いの楽曲の良さ、歌の良さを見せることが出せた、ということだけでなく、歌手としてのお互いへの尊敬感?みたいなものをストレートに感じることの出来るパフォーマンスだったと思う。

 畠山さんについては、普段は当たり前のことながら、畠山さんの「サポート」をやっているのであって、レパートリーも、基本的に畠山さんサイドで決めたものを演奏しているが、今回は、「僕の好きな(あるいは凄いと思う)畠山さん」をテーマに、僕が選曲をした。僕としては、「普遍的」に良かった、と自画自賛しているのだが、いかがでしたでしょうか。
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9月28日(金)
 
 
「ささごはん」のため、大阪入り。比屋定さんと明日の打ち合わせ&リハ

 今回の2回の「ささごはん」では、今まで同様、お互いの曲をカヴァーし合う、ということの上に、ハモリなどの面で、今までもやってきたことよりも、もう少し細かく作り込む、ということを試みている。とは言え、比屋定さんは沖縄在住で、ジョイントのリハ時間を取る、ということが難しいので、多くの部分は「自主練」にお任せするしかない。今日については、たまたま比屋定さんが前日入りで、僕も仕事が入っていなかったので、取り敢えずカラオケ屋で会って、音を出しながら確認しましょう、という程度のリハ。

 終了後は韓国料理屋に繰り出し、「私の出会った許せん○○」みたいなハナシで盛り上がる。
1351228066.jpeg 遅れてカラオケルームにはいったら、比屋定さんが、ひとりで自分の曲をカラオケで熱唱していた。

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9月27日(木)
 
 
EPO アクアノームのリハ

 今回から参加のピアニスト、ウォン・ウィンツァンさんを入れての、初の全体リハ。EPOさんは、今回のアクアノームのために、有志によるコーラス隊を結成して、ワークショップ形式での練習も、別途開始している。 アクアノームのライブ自体は、もう2年ぐらい?ご無沙汰だったが、EPOさんのアタマの中では、新しいメロディ、新しいアイディアが渦巻いていたワケである。ライブ当日は、相当凄いことになる、と、今から期待している。

 本日のリハは、初めてそのEPOさんのアタマの中の「渦巻き」の一部が、実際に音として出現した瞬間でもあった。EPOさん大感激して泣く、というのも、「お約束」だったが、泣きながら「新人賞受賞ありがとうございます・・・」とギャグをかますところは、転んでもただでは起きない人なのであった。
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9月26日(水)
 
 
吉祥寺、キチムにておおはた雄一「キチムの12ヶ月」に、ショーロクラブで出演

 おおはた君とは、ここしばらく、ショーロクラブ「武満」関連企画や、畠山さんのプロジェクトなど、随分いろいろな場所で一緒に演奏した。一見「畑違い」な印象であるが、やってみると、なかなか具合が良い。

 それはたぶん、おおはた君が、僕らと同様「感覚」からアプローチしていく音楽家だからなのだと思う。沢田穣治は、おおはた君の演奏を聞きながら、言葉から情景が浮かぶで、ということをしきりに言っていたけれど、詞も曲も、「型」から入るのではなく、ちゃんと身体を通して出てきたものなのだ。

 本日も、なぜか予定のない「オーシャンゼリゼ」からいきなり始まったが、お客様には僕らの音楽をよく聞いていただけたし、ジョイントも楽しいものとなった。恐らく、またどこかでジョイントする機会があると思う。当面は、来年なかばに企画中の、次の「武満コンサート」でのジョイントかな。
1351229244.jpeg 超満員。おおはた雄一、人気あり。

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9月25日(火)
 
 
吉祥寺ストリングスにて、吉田慶子さんとデュオ

 何せ「告知態勢」の良くない我々二人なのであって、ツイッターで吉田さんが今日のライブについてツイートしたのが昨日、で、それを僕が一回リツイしただけ、という、営業努力不足露わな状況で、来てみたら、「予約5人」。あわてても後の祭り。寂しいライブ模様を想像していたら、あらまっ、本番にはちゃんと座席が埋まっているではないか。げにお客様には感謝すべし!感謝!!

ところで、先日ショーロクラブでお手伝いしたチェリスト柏木広樹君のアルバムが発売されるそうです。レコーディングした時のダイアリーでは曲名は書きませんでしたが、柏木君と相談して決めた「誰でも知っている」ブラジルの曲は、「黒いオルフェ」でした。

 では、しつこく近々の「今後の予定」を。詳細はスケジュール欄でご確認を。

 明日26日は、おおはた雄一君の「キチムの12ヶ月」9月の部に、ショーロクラブで出演。出勤日の少ないショーロクラブとしては、異例の4日間で3回のライブ出演、最終日、です。

 で、29日は、大阪、中之島バンクスにて、畠山美由紀さん、比屋定篤子さんに参加していただいての「ささごはん」です。ソロやりたくない、ごにょごにょ、と言っていましたが、最近、プロデュース方から「おまえ、ソロやらない気じゃないだろな?そんなこと考えてないよな?」というような趣旨のメールをいただきましたので、問答無用で、ソロ、やることになりました。間違えても、怒らないでください。

 1日には、久しぶりにプラッサオンゼで、コーコーヤ、やります。取り敢えず、前回、シネカフェソトでご披露した新曲はやることになりました(と思います)。
なかなかレコーディングの準備が整いませんが、何卒、長い目で見ていただきたく。
1348592672.jpeg musicasa/柏木広樹

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9月24日(月)
 
 
青山CAYにて、おおたか静流さんのレコ発に、ショーロクラブで出演

 チラシには、「出演:おおたか静流、ショーロクラブ、ゲスト:大友剛(ピアノ)、黒田京子(ピアノ)、張紅陽(アコーディオン)、吉森信(ピアノ)」と書いてあった。さて、ショーロクラブはどういう立場なのでしょうか?といぶかりつつCAYへ。

 (僕は、ライブでの共演は今日が初めてだったので、今日初めて知ったことなのだが)おおたかさんは、きわめて「フリースタイル」的な音楽家。譜面や約束事どおりの進行に、あまりこだわらない方であり、曲順などについても、「直前に決める」スタイル。

 それは言い換えれば、メンバーにとっては、事前の詳細な練習や準備を必要としない、ということであって、とてもラクなことではあるのだけど、ある意味、演奏者の本当の実力でしか対応出来ない、という、オソロシイことでもあったりする。今日も、2部で最後にやった2曲は、初めてやる曲なのに、リハは2曲とも、途中からサラッと一度流しただけ。
 
 前にも書いたけど、おおたかさんはショーロクラブがCDデビューした頃には、既に「大家」だったのであって、早い時期に共演する話が一度出て立ち消えたこともあったのだが、「今で良かった」という気持ちもある。当時では、少なくとも僕の力では十分なことは出来なかったかもしれないと思うのである。
 
 初めて経験するおおたかワールドは、「凄い」という言葉が一番当て嵌まるかな。大事なレコ発に呼んでいただいて、光栄の一言。ちなみに、ショーロクラブの「立場」は、アンコール含め全11曲中6曲共演、チラシの意味合いは「『ゲスト』より曲数が多い」ということのようでした。
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9月23日(日)
 
 
ショーロクラブで、OTTAVA foresta の公開生放送に出演

 インターネットラジオOTTAVAの番組に、出演。生放送なので、ライブとは言え、時間もきっちりと仕切られていて、リハーサル時から1曲ずつ長さを計らなければいけないのに、いきなり、沢田穣治氏の愛車が故障して、「わし、行かれへんがな」状態であるという連絡が入る。

 まあ、こういう事態には慣れているので、秋岡先生と二人、DUO状態で粛々とリハをやり時間を計ってもらって、全曲終了した頃に、沢田さんが転がり込んでくる、という、何度も見たような光景が展開したのであった。

 で、本番は、細かいことは置いて、つつがなく終了。演奏内容は、ま〜「晴れのち小雨」ぐらいだったかな〜。1週間オンデマンドで聞けます(http://ottava.jp/)ので、興味のある方は、是非ご検証を。


そして、今後の予定など。

取り敢えず近々の予定のうち、特にお知らせしておいた方が良さそう?なものを、下記に並べます。(すいません。お知らせしないものは重要でない、という意味ではございません、念のため。)詳細はスケジュール欄でご確認を。

9/25吉祥寺ストリングスにて、吉田慶子さんとデュオ。最近「新曲」(と言っても古いサンバなどですが)づいておりまして、この日も何曲か、やっていなかった曲をやる予定。

9/29大阪中之島バンクスにて、畠山美由紀さんと比屋定篤子さんに参加していただいての「ささごはんvol4」。自分の名前を冠したイベントなのに何でソロやらないんだ、と、多方面からクレームがあった前回のことに鑑み、ソロをやるべきかどうか、考慮中。苦手だと言ってるのに。

10/1青山・プラッサオンゼにて、コーコーヤのライブ。ううう、新曲、リハ出来なかった・・・。
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9月17日(月)
 
 
畠山美由紀さんのお供でFM802番組収録。

 昨夜は大阪・扇町にホテルを取っていただいていたので、久しぶりに「何もしない」ひとときを過ごすことが出来た。天満のディープな立ち飲みやで一杯やって、チェックイン後はボーゼンとテレビを見、近くのラーメン屋でラーメンと餃子を食べて、ホテルに帰ってまたボーゼンとテレビを見る。時間があればあったで、結局このような非生産的なことになるのである、僕の場合。

 で、今日は昼過ぎにFM802へ。こちらのステーションは「ファンキー802」という売り文句があった(今は不明)ぐらいで、僕のようなモノにはこれまであまりご縁が無かったのだが、スタジオライブで2曲、気持ちよく演奏させていただいた。ここで、畠山チームととお別れ。9/29大阪での「ささごはん」のチラシを置いてもらいに、CHOVE CHUVAへ。
 
 ちょうど今日はDEN君のパゴーヂがあるとのことで、10年以上ぶりに、ちらっとパゴーヂ参加。いや〜、それにしても、みんな曲を良く知ってるなぁ、と、カンシン。次から次から、出てくる曲をバリバリとポル語で歌っていた。

 DEN君とは、知り合って20年近くになるはずだが、仕事としては、ガンバ大阪の応援歌を制作した時に参加してもらったことがあるだけ。その時は、僕は作曲&プロデュースだけでギターは弾いていなかったので、今日のパゴーヂが「初共演」である。帰る前に、DEN君の発案で、二人でデュオを中心に数曲。
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9月16日(日)
 
 
若草山ミュージックフェスに、畠山美由紀さんのサポートで出演

 3月の初めにライブと「お水取り」見学で訪れて以来の奈良。これまでプライベート以外でほとんどご縁の無かった奈良だが、今年は、もうこれで2回目である。イベントの場所は、奈良市街を見下ろす若草山の、広い芝生スロープ。お水取りの二月堂の、すぐ隣、で、また来ました、なカンジ。

 会場に着いたら、既にイベントは始まっていて、沢山の人が鹿にまざって集まっていた。数千人(主催者発表)とのことだったが、場所が広い上に、視界の上半分に見える空が広くて、実は数百人ぐらいにしか感じないのであった。青空を眺めてつつ、のんびりと演奏。
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9月14日(金)
 
 
ショーロクラブと、おおはた雄一君「キチムの12ヶ月」のリハ。

 9/26日に、ショーロクラブでゲスト出演することになっている、おおはた君のイベントのためのリハ。同イベントは畠山さんとのデュオで一度出演させていtだいているので、僕個人としては2回目、ということになる。
 おおはた君とは、タケミツ関連ライブ以外に、畠山さんの仕事を通じて,個人的にはもう何度も一緒に音を出していて、「基本」は出来ている。おおはた君の曲を2曲、ざっとアレンジして持って行ったのだが、全然問題ナシ。きっと良い一夜になるであろう。
1347621549.jpeg 概ねイケメンと真性オジサンの図。

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9月12日(水)
 
 
新プロジェクト打ち合わせ

 東京に戻って、その足でミーティング。鈴木重子さんと遊佐未森さんの、この秋の東京と大阪でのライブに誘っていただき、レパートリーのアレンジとリハについての打ち合わせである。遊佐未森さんは、何度かお会いしたことはあるのだが、「お手合わせ」は、初めて。どんなことになるのでしょうか。メンバーは、アコーディオン・佐藤芳明君に入ってもらう予定。
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9月11日(火)
 
 
札幌、大宥寺にて、EPO " お寺deコンサート "

 昨日と今日の二日間のライブの流れは、このダイアリーを始めた頃、約6年前に、ショーロクラブで回らせてもらったのと同じコースであった、と、過激な飲食の間に、ふと気づいたのであった。それはともかく、この度のツアーにおいては、EPOさんの、アクアノームの新作が、やはり個人的には「ハイライト」である。

 今回、2曲(本当はもう1曲、「前振り」として使った)ご披露したのだが、いずれも、アクアノームらしく、具体的な言葉を持たない、スキャットを中心に置いた曲である。

 ひとつは「祝詞」にメロディをつけたもの。「ひふみ・・・」で始まる一続きの言葉の流れに、穏やかなメロディが寄り添う。なんて優しく美しい日本語の響き。意味はわからないけれど。

 もう1曲では、マントラをひたすら繰り返す。「ロカサマスタスキノパバンント・・・ロカサマスタスキノパバンント」。こちらも、意味はわからない(平和を祈念するマントラ、なのだとか)けれど、一度聞いたら、あたまの中にこびりついて離れない「言葉」である。

 祝詞やマントラなど、祈りに起因する「言葉」の連なりには、その不詳なロジックとは全く別の部分で、人のアタマの中に強く働きかける何事かが織り込まれている、ということを感じることの出来る2曲である。

 さて、全然関係ない話題ですが、先日ショーロクラブでEPOさんをお手伝いしたレコーディング、EPOさんプロデュースの1曲、「乙女座宮」を含む「山口百恵トリビュートセレクション」が出たそうですので、お知らせします。EPOさん、自分の曲以外のプロデュース&アレンジは初めて、とのことでした。評判いいらしいよ。
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1347619531.jpeg お坊様に囲まれて何故か笑いが止まらないEPOさんなのであった。

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9月10日(月)
 
 
石狩市ArtWarmにて、EPOライブ

 「ササゴさん、カニ食いにきましょうっ」というメールでお誘いいただいた、EPOさんの北海道ミニツアー。渡辺亮君と3人、現地では馬頭琴の嵯峨治彦さんも合流。EPOさんの最大ユニット「アクアノーム」の世界を、取り敢えず再現できる最小単位のユニットであるとも言える。
 
 などという前に、このメンバーでのツアーは、なんだか学生時代の仲間内の旅行のような楽しさと気安さがある。往きの飛行機の中でも、仕事の話音楽の話など何もせずに、北海道にいる間に何を食べるか、について、ずっと話し合っていた。
 
 しかし、もちろん仕事(つうか、音楽)もする。本番前のリハでは、12月2日のクエストホールに向けた「アクアノーム」の新曲の試運転のためのリハにみっちり時間をかけた。更に本番も、2時間を超える熱演。それらの新曲を含む16曲、オシッコに行く間も無い展開でありました。
1347351057.jpeg ウニとイクラで始まり

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1347351059.jpeg カニで終わる一日

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9月9日(日)
 
 
定禅寺ストリートジャズフェスに、畠山美由紀さん、おおはた雄一君と参加

 昨年に続いて二度目の参加。このメンバーでは、つい2ヶ月ほど前にツアーをやって、仙台にも来ているので、なんだか、「また来ました」感アリアリなカンジ。

 定禅寺ストリートジャズはもう20年ぐらい続いているのだろうか、ストリートミュージックフェスとしては、既に「老舗」の部類だろう。仙台の街中のいろんな場所で音楽を聞ける、という、素晴らしいイベントである。

 ストリートミュージックフェスについては、90年代なかばに、ショーロクラブやEPOさん、渡辺亮君、比屋定篤子さんらと、毎年のように、那覇の商店街のフェスに参加していた時期があり、なんだか「好き」なのであるが、実際のところは、音響を始めとする音環境の面で、結構ハードな現場なのであって、いつも実地の演奏では、もの凄く「苦労」する。

 今日も、その点では、いつも同様であったが、帰りの仙台駅で、楽器を抱えた沢山の人たちが行き来するのを見ていて、仙台市はいいイベントを持っているな、と、改めて感じた。今後も、このイベントを大事に育てて行ってもらいたいな、と思う。
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9月8日(土)
 
 

大島花子さんと、FM横浜の生番組ライブ

 FM横浜の「AIR CRUISE」という番組のスペシャルヴァージョンとして、東神奈川の近くの「横浜コットンハーバー・ボートヤード」での野外生放送ライブ。駅から海辺へ歩いて15分ぐらい。太陽が照りつけて、暑かったけど、いい散歩に。

 ところが、本番を前に、そんな空模様は変わらぬままで、なぜか突然雨が降ってきた。最近の天気、ホントにヘンですね。そう言えば、この前は地元の駅周辺がザンザン降りなのに、徒歩18分の我が家付近は全く濡れてない、ということもあったっけ・・・。

 で、本番中は、幸い雨もあがり普通の「晴れ」に戻った。なんだか狐につままれたような気分になる一日。
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9月7日(金)
 
 

恵比寿アートカフェフレンズにて、大島花子さんとデュオ

 やる度に手応えのグレードが上がっていく感のある大島さんとのデュオ。今日は、アートカフェフレンズで、初めて一緒にライブをやらせていただくようになって、ちょうど10度目のライブなのだそうだ。
 
 ジャンルも「あっちからこっちまで」というカンジで、やっていてとても楽しい。今回の新曲の中では、ドビュッシーの「月光」に歌詞をつけて「歌謡曲」に翻案するという作業は、いい曲だしファンも多い曲なので、ヘタな「翻訳」をしたら石が飛んできそうな気もしたが、随分楽しくやらせてもらった。
 
 それから「日より下駄」という、美空ひばりの初期の曲をやったのだが、これはジャズ風味と小唄風味を無理無く同居させているスグレモノの曲(しかも楽しい曲!)で、こういう芸当は、今の人にはなかなか出来なかろう。で、そういう曲が、またなぜかよく合う花子さんなのである。
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9月5日(水)
 
 
リハのダブルヘッダー

 まず畠山美由紀さん、おおはた雄一君と、9日仙台の定禅寺ジャズフェスのリハ。続いて、畠山さんと16日の奈良でのイベントと月末の片山津温泉でのイベントのためのリハ。ついでに9/29「ささごはん」(大阪)の、比屋定さんとの絡みの部分についての選曲の相談も。
 
 比屋定さんとはもう17年近いつきあいだが、畠山さんとも、もう10年近いつきあいになる。両方の「質」を、それなりにわかっている僕としては、実は、合うのか合わないのか、今までの「ささごはん」の組み合わせの中では、一番想像がつかない組み合わせなのである。楽しみ半分。不安半分。さて、どうなりますことやら。

 で、それが終わって、次は同じスタジオの別室にて、10/16「ささごはん」(東京)のための、純名里沙さんとのリハの2回目。まだ一ヶ月半も先なのに、ここまで出来てたら、後がラクなのだ。
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9月4日(火)
 
 
広尾のマタニティショップにて、大島花子さんのライブ

 そこにいる人たちは、お客様もスタッフも全員若い女性(しかもお客様のほとんどは妊娠中)というのは、さすがの僕でも、あまり経験の無い状況ではあったのだが、皆さん、とても真剣に聞いてくださっていた。

 妊娠期間というのは、想像するに、心理的にも、もの思うことの多い時期なのではないかと思う。少しセンシティヴになっている妊婦の皆さんの心に、大島さんの声がジンワリと染み通って行っているカンジだった。短いライブだったが、お客様の多くが涙を流されていた。良いひとときだったのではないかしら。
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