2013年1月の日記:[以前の日記]
 
 
1月30日(水)
 
 
デモ音源レコーディング、リハなど

昼から下北沢のスタジオに籠城して、異なる案件の連チャン。
 
 まずは、鈴木重子さんと、某企業のイメージ音楽の制作。僕の曲、重子さんご自身による曲に、それぞれ重子さんが歌詞を乗せたものの、今日はデモ音源制作。CM関連の音楽制作は未経験だったのだが、「重子さんの歌で」という時点で、方向性は大変明らかであるので、ラクに作曲することが出来た。どの曲を選んでいただけるのかは不明だが、どれもいい曲(と思う)なので、何らかの形で発表していくことになるのではないか(と思う)。

 で、同じスタジオに居残って、次は純名里沙さんとのリハ。こちらは、2月2日の那覇桜坂劇場でのライブのためのもの。純名さんは、ご存知のように宝塚歌劇団のご出身で、ミュージカル系の楽曲がレパートリーの中心となる。で、それ、「ギター一本でどうやるの?」というのが、即ち純名さんとデュオをやる場合の「重い課題」。原曲は基本的にどれも壮大なオーケズトレーションによるアレンジが施されていて、極小から極大への大きな身振りの表現に満ちあふれているワケだが、ギター1本でそれを何曲も何曲もやる、というのは、なかなかな「チャレンジ」なのだ。

 とは言え、結局は、どんな曲であれ、デュオの場合、最後にモノを言うのは、細かいダイナミズムや息合わせのコンビネーションなのであって、どこまでそれを一緒に作ることが出来るか、が、勝負。リハをやった限りでは、2回目にして、いろいろ見えてきていることもあり、僕が思ったような伴奏が出来れば、いい所に行けそうな予感が。当日は、比屋定さんもゲスト参加。比屋定さんの曲を、比屋定さんと純名さんが一緒にやるのも、なかなか見モノですよ。
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1月26日(土)
 
 
東急東横店南館特設会場にて、大島花子さんと「時を刻むメロディーミニコンサート」

 渋谷駅の上にある東急が、この2月に78年の歴史に幕を閉じるのに合わせた、特別企画の一つとしての店内ライブ。 ヒカリエに続く渋谷の再開発の流れに沿ったものなのだろう。4月には再び「グランドオープン」するそうだが、その前に、78年の歴史を刻む店内を、裏から見る、という、大変貴重な経験もさせていただいた。働いている人達にとっては「職場の古いビル」ということかもしれないが、多くの人の「気」を吸ったような、とても素通り出来ないようなたたずまいに、ちょっと感動。普段さんざん往き来している渋谷の「知らない顔」をいっぱい見せてもらった。

 ライブの方も、おそらく東急百貨店に子供の頃から来ているような「老若男女」な皆様に、たくさんお集まりいただき、大盛況。「老若男女に強い花子さん」を再確認。

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1359224001.jpeg お世話になりました。

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1月20日(日)
 
 
カフェ・パンセ(藤沢)にてコーコーヤのライブ

 今年初の、そして神奈川初の、オープンな場所としては初のコーコーヤのライブ。最後が確か11月だったので、コーコーヤとしては随分時間があいたカンジだが、その分とても新鮮に、アンサンブルを楽しむことが出来た。

 カフェパンセは、「湘南系」の諸氏がしばしばライブをやる場所として名前は知っていたが、江藤さんの言うとおり、ケーキの美味しい、佳い店でした。今後も、是非お世話になりたい。

 コーコーヤとしては、29日に吉祥寺ストリングスでライブをやって、今度こそ、本格的にアルバムの制作に入る。
 何度も「これから作ります」と言い続けて、なんだか「オオカミと少年」のような状態だが、スタジオも押さえたので、今度こそ「ホンモノ」のはず。
1359224074.jpeg 今年も先が思いやられる、と、何故か思ってしまった1枚。

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1月18日(金)
 
 
恵比寿アートカフェフレンズにて大島花子さんとデュオ

 大島さんのお仕事は、今年になってから既に三回目。「ホームグラウンド」での今年初のライブは、選曲において、そろそろレコーディングを具体的に意識し始めている。大島さんの良さが一番出る形がどういうものなのか、アタマの中ではまだ整理がついていないけど、ギターを持って横に座ると、だいたいわかるようになった気がする。あとは、それを具体的に「形」にすればいいだけである・・・。まー、これからそういうことを考えながらのライブが、しばらく続くことになるのです。
1359223867.jpeg 鏡です。サウスポーになったワケではない。念のため。

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1月15日(火)
 
 
小松亮太レコーディング2

 昨日のメンバーは、ベース田中さん、ドラム佐竹さん、ヴァイオリン近藤さんに、栗コーダーカルテットの栗原さん、川口さん、という、ある意味「バンド」?な編成だったのだが、今日は弦カル、ピアノも加わり、サウンドの厚みもいや増すのであった。

 で、大編成になると、スタジオの部屋数が足りなくなるので、大部屋にいくつもの楽器を同居させて同時に録ることになり、そうなると、マチガイが許されない気分になってくる。
 
 昨今の録音技術では、「部分的録り直し」は、驚くほど手軽かつ高品質にできるのだが、同じ部屋で音を出している者同士のマイクは当然お互いの楽器の音も拾っているので、一人が間違うと、その部分をその部屋にいるもの全員で直さなければならなくなる。

 つながり具合も微妙になってくるので、どこからどうつなぐかを考えるのも、結構大変。間違ってしまったからには正直申告をしてさっさと直すしか無いのだが、なんだか「アナタハ間違エテハナラナイ」気分になるので、大変緊張する。

 そうでなくとも、初めて出会った者同士で初めて譜面を渡される曲をその場で演奏する、というのは、考えてみれば結構タイヘンなことであって、たとえば僕が作編曲するような曲ではメンバーにアブラ汗をかかせるような高度な技術を必要とする場面はまず無いが、亮太君の場合、なんだか危険なニオイが漂う。実際録りの合間には、まるで中学校のブラスバンド部みたいに、そこかしこで、みんな譜面をにらみながら必死で練習していたりする・・。

 結局最後は少し時間が足りなくなったのだが、からくも「役割」を果たし、夕方に退出。この映画については、まだ情報を出していいのかわからないけれど、おそらく話題作になるであろうと思われる。僕の「出番」もやたら多かったので、映画館で、小松亮太のバンドネオンにくっついて、どっかで聞いたギターの音色が聞こえてきたら、それ、僕です。
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1358270847.jpeg 夜はEPOさんの新年会。美酒美食堪能。バカなハナシいっぱい。

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1月14日(月)
 
 
小松亮太レコーディング1

 久しぶりに、亮太君の、某映画の音楽制作のお手伝い。昼1時から夜9時までに16曲、というハナシだったので、これはコンディションを整えて行かないと大変なことに、と思っていたら、何と朝からこの大雪。
 ワケあって、今、大変辺境の地に住んでいるため。タクシーもロクに呼べず、長い田舎道を遭難しそうになりつつ、やっとスタジオに到着してみると、「車組」が軒並み渋滞に巻き込まれていて、全くメンバーが集まらない状態なのであった。

 徒に時間を浪費するワケにもいかないので、集まったメンバーでできることから、録音開始。いきなり亮太君とのデュオを数曲。1時間、2時間と経つうちに、徐々にメンバーも集まりだし、結局は、ほぼ予定どおの時間に、1曲増えた17曲を録り終える。明日も続きがあるので、大事を取って、スタジオに行きやすい郊外のホテルに宿泊。どうも最近多い、このパターン。お金、無いのに。
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1月13日(日)
 
 
名古屋、サンバタウンにて、吉田慶子さんとデュオ

 ホテルチェックアウト後、久しぶりに浜松の「聖地」ブラジル料理&マーケット「セルビツー」に、吉田さんを連れて行く。ここは、もう、ブラジルの昼飯屋そのもの。一時はポルキロ(=何を取っても重さで料金が決まる方式)でやっていたけど、今はバイキング方式に。全盛期の半分ぐらいしか食えなかったけど、それでも、最後のデザートまで含め、最近の体調からは考えられないほど大量に飲食する。これで1000円は、あり得ませんよ。

 満腹のおなかを抱え、名古屋、サンバタウンへ。去年の1月に初めてこちらで吉田さんと演奏させていただいて以来、比屋定さんと来たり、あるいは仕事に関係無いのに顔を出したり、と、しょっちゅう来ているので、いよいよ「自分の家」感が、膨らんでいる。(ゼジさん、勝手に自分の家にして、ゴメン。)
前回も熱心な皆さんで満席だったが、今回は西は岡山から東は葛飾まで、「ビジター」もたくさん来てくれていて、凄く楽しい演奏になった。店主ゲスト出演の場面もあり、久しぶりに「やったぜサンバ」な曲もあり、分泌滞りがちなアドレナリンが、久しぶりにドバドバ出ました。明日の仕事があるので、泣く泣く打ち上げを途中で切り上げて、東京へ。
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1月12日(土)
 
 
浜松にて、鈴木重子さんのイベント出演、夜は吉田慶子さんライブ

 浜松の某団体の主催による鈴木重子トーク&ライブの「ライブの部」お手伝い。会場の音響がやたらに良く、寒かったにもかかわらず、リハ前、しばらく「ワンマンショー」状態に。中ホール大ホールの音響というのはは、しばしば自分の音に酔える状況にさせてくれる。こういう時に「いいメロディ」を思いつくことが多いのだが、たいてい忘れてしまうのは、いつも残念。

 終了後、そのままKJホールに移動。今度は吉田慶子さんとのデュオ+ゲスト重子さん。吉田さんと重子さんのどこまでもノンビリした「グルーヴ」の共振状態に、悪酔い、いやいや、楽しく酔わせていただいた。この組み合わせには、予想以上にお客さんに訴える「何か」があるカンジがするのであった。
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1月11日(金)
 
 
有楽町のホテルで、某企業の新年会での大島花子さんライブ。会長さんが途中2曲演奏されたのだが、お持ちのギターがめちゃくちゃ高級そうで、思わず撮影。ギブソンとか僕はよう知らんのだけど、これ、凄いんでしょ?
終了後、浜松に移動。
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1月9日(水)
 
 
大島花子さんレコーディング

某企画モノレコーディングで、大島花子さんと某ナツメロ1曲。サウンドプロデュースと演奏担当。まず花子さんとデュオで録って、柏木君にあとから完璧なチェロを入れてもらいました。今年も、またこうして始まっていくのであった。
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1月8日(火)
 
 
ふるいつきあいのIT屋さんの発案で、ギターのバッキング用教則コンテンツを作ることになり、麹町のスタジオで、試し撮り。

内容は、演奏やバッキングパターンの選択は僕がやるが、「どう見せるか」は、全て制作側のアイディアとなる。相当斬新な「教則モノ」になる予感も。「簡単そうに見えて、実は難しい」みたいなことになる気もするが、「かねかえせ〜」と言われないようなものには、何とかしたいので、がむばりたく思うところであります。
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1月7日(月)
 
 
大晦日に関西の家に戻って、すごく久しぶりに家族親戚と過ごす日々。クリスマスにひいた風邪が治らないままだったけど、まったり暮らしてきました。特筆すべきは、家族麻雀で、国士無双とメンホン一通を続けてつもったことぐらいかなあ。ことしは、引きのいい一年だといいのだけど。

 で、本日は、東京の新居に戻ってきてまたその足で川崎のハピネススタジオへ。この春先に作るコーコーヤ新譜についての相談&新年会を、ハピスタHさんとコーコーヤメンバーとで。暗いハナシてんこもりで、盛り上?がる。
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1月1日(火)
 
 
あけおめことよろ。

毎年「今年の抱負は『少ない仕事で高収入』」と言い続けて何年も経ちましたが、いっこうに実現する気配がありません。
何がイケナイのでしょうか。
というワケで、今年は「収入」のことは引き続き祈念するにとどめ、
新たなジャンルの抱負をひとつ。
「ギターが上手になりますように。

皆様のご健康と御多幸をお祈りいたします。
今年も一年、よろしくお願いいたします。

笹子重治
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