6月5日(水)
青山、プラッサオンゼにて吉田慶子さんとデュオライブ
ナラ・レオンの命日が6月7日、ということで、先日急に吉田さんが思いつき、今回のライブは、「NARA & MENESCAL um cantinho,um violao」という、ナラ最晩年のアルバムから大量選曲することに。
このアルバムは、ナラとメネスカルさん(昔、何度かお会いして奢ってもらったりしたことがあって、メネスカルさんについては、自然に「さんづけ」になってしまう)が、古いサンバ・カンソンから、ラテン、またはアメリカン・スタンダードまでを、2本のギターのみのサウンドで歌う、というシンプルな内容である。「ギター2本」というのは、つまり、メネスカルさんのベーシックなボサノヴァ・バッキングに、ソリッドのエレアコを使ったジャズ風のメロディを多重録音でかぶせる、という構造になっていて、メネスカルさんの、これでもか、という「古ジャズ好き」ぶりが見え隠れしている。
ちなみに、メネスカルさんにジャズを教えたのは、若いナラの方であった、というのは、興味深いエピソードであり、その、使っているソリッドのエレアコは、僕がメネスカルさんをお茶の水のクロサワ楽器に案内した時に買った(安い)ものである、というのは、僕しか知らないどうでもいいエピソードである。
そんなことは、どうでもよろしい。今日のライブは、なかなか大変でした。ジャズ風味の曲を、ジャズの出来ない二人があたふたしながらやった、という感無きにしも非ず。でも、佳曲揃いで、若干のお聞き苦しい点を除いては、皆様にも楽しんでいただけたことと思う。
ところで、3日前ぐらいに、予約×名、という情報を得、フェイスブックにて「予約少なめ警報発令中」とお知らせしたところ、本日はその6倍程のお客様に来ていただくことが出来た。まことに有り難いことである。これに味をしめ、きっとまた「警報」を発令することになろう。そのうち「オオカミと少年」みたいになってしまうのかも。
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カッパ男とナラ・レオンと同じヘアスタイル(自称)女 |
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