2013年7月の日記:[以前の日記]
 
 
7月29日(月)
 
 
世田谷、ムリウイにて吉田慶子さんとデュオ

「ツイッターでつぶやいても全然反応が無かった・・」と不安がる吉田さんであったが、ふたを開けてみたら、ほぼ満席。しかも開演と同時に大豪雨。ムリウイは在屋上なので、驟雨の音がハンパじゃない。風もビュンビュン吹いてくるので、開け放していた窓も閉めざるを得ない。PAの音を少し上げてもらってライブは続行したが、なんだか「異世界」に包まれて演奏しているような、ちょっとフシギな雰囲気でもあり、お客様にもそれなりに楽しんでいただけたのではないかと思う。(ワタシは楽しかった。)
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7月26日(金)
 
 
青山「月見ル君想フ」 にて、かとうかなこレコ発ライブ

 今回のバックメンバーは、ヴァイオリンの向島ゆり子さん、バンジョーの青木研さん。このおふたり、実に強力な「演奏家」達で、こういう相手とやるには、こちらもパワー全開にせざるを得ず、普段の10倍ぐらいのエネルギーを使う。これは言い換えれば、普段は今宵の十分の一の力で仕事をしている、ということにもなりかねない(もちろん別の意味でもいろいろと労働?しております。)のだが、一楽器奏者として、今日は、いろいろ内省を迫られた一夜であった。日暮レテ道猶遠シ、の気分です。

 かなこちゃんとのライブは、数年ぶり(詳細忘却)。レコーディングやリハなどで、ここ数ヶ月は比較的頻繁に会っているが、客前でのかなこちゃんは、実に「お久しぶり」。彼女もまたパワーアップと言うか、確実に存在感を高めていた。人を感動させる演奏だった。あああ、うかうかできねえや、と思った一晩ざんした。
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1375597503.jpeg 青木さんの一日の笑顔の総量は、僕の一生分ぐらいだと思う。

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7月23日(火)
 
 
コーコーヤPV撮影

 コーコーヤ新譜の発表にあたって、某スタッフに強く薦められたこともあり、PVを制作することに。前回は1曲まるまるの演奏シーンのみのPVを作っていただいたのだったが、今回は、もっと、オジサン的に言えば「今ふう」な、日常的シーンと演奏シーンを織り交ぜた作り込んだ形のものにすることにした。

 制作してくれているのは、栗原論さん。実はショーロクラブの「trilogia」のジャケ写を撮ってくれた人でもある。あの時は、何故か僕に、メガネヲ取レ、という指令を出し、初めての表ジャケ写登場なのに誰かわからなかった、という「前科」を犯した人だが、今回は「サングラスしなさい」という指令を。で、貸してくれたサングラスのかけ心地があまりにぴったりだったので、結局全編サングラスつきで撮影することに。女優のように美しく撮れている女子二人(多少政治的配慮を効かせた表現です)と交錯するように、サングラスをした怪しいオジサンが現れる(「チチ笹子」だった、の説もあり)、という、フシギなPVになった。来月アタマにはUP出来ると思うので、笑わずに見るように。
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7月22日(月)
 
 

恵比寿アートカフェフレンズにて、大島花子さんとデュオ

 いきなり総括的なはなしをするけれど、この1年ぐらいで、このデュオのレベルははもの凄くあがったと思う。最近ライブをやるたびにその思いを深くする。そろそろいい形で、今の「姿」を、より多くの人達に見ていただける流れを作りたい・・。

 ところで、今日は大変珍しいお客様が。古川東秀さん。古いサンバファンは「あっ」と驚くお名前ではないか。僕が20代前半でまだ大学生だった頃、コンボトウシューというブラジリアン歌謡曲ユニットがあって、そのリーダーをされていた方。これも知る人ぞ知る、僕が高校生だった頃に盛り上がっていた、長谷川きよしさんの「サンデーサンバセッション」のメンバーでもある。いずれも、「日本のサンバ史」?の「黎明期」のハナシです。

 ちょうど僕が就職活動をしていた時期に、「ウチのギタリストが急に休んじゃって、10日ほど手伝ってくれない?」という連絡が東秀さんからあり、そこで就職活動をキッパリやめて(←いかに何も考えていなかったか)そちらのお手伝いをした、というのが、僕の「プロ生活」のきっかけであって、そういう意味で、東秀さんは「こっちの世界」へ、背中を押してくれた人、と言うことが出来る。もちろん、恩人、と言うべきだが、ひとつ間違っていたら「あの人と出会わなけりゃ」となっていたかもしれないのが、「この世界」のこわ〜いところですな。
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7月21日(日)
 
 
駒沢公園のカフェnicoにて、コーコーヤ、レコ発前ライブ

レコ発前の、新曲"試運転"ライブの3回目。一回目は緊張とおおあわての連続で、ともかくこれらの曲を演奏する経験を持つことでせいいっぱい。二回目は、取り敢えず心身ともにこれらの新曲への対し方に目処を付けたライブ、だったとすれば、今回は、新曲を環境の違いに合わせて演奏する、という課題のライブだったかも。天井が高くて、ステージの位置も高いここでの音響は、ちょっと独特なものがあり、アコースティックあもののソロなどには、そのままで気持ち良くなれそうな雰囲気なのだが、楽器が3つぐらいになると、調整がなかなか難しかった。それでも、結果、何とか「今日の課題」もクリア。さあ、あとはレコ発ツアー。
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7月20日(土)
 
 
三鷹市芸術文化センター 風のホールにて、ショーロクラブwithボーカリスタスによるタケミツソングスコンサート

 先日の兵庫県芸に続き、こちらもほぼ満員の盛況。ショーロクラブで、中ホール規模で満員が続く、というのは、本当に無いことなのだが、これはもちろん急にショーロクラブが「人気モノ」になったからではなく、ボーカリスタスの皆さんの人気でもあり、そしてやはり「タケミツ」人気の賜物なのである。

 ところで、今日も前回に続き「3たす3は3ひく3」を、歌手の皆さんだけで歌う、という「イベントをやったのだが、本日は沢田穣治先生が特別出演、大きな笑いを取っていた。リッパなことである。 毎回少しずつ変化していく、というのは大事なことで、今後も、その点、いろいろ考えていきたい。
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7月16日(火)
 
 
プラッサオンゼにて chie umezawaライブ

 このメンバーでの演奏は、8年ぶりである。浦安のイクスピアリ、相模大野グリーンホールなどで演奏したのを、よく覚えている。あんまり物事を覚えていないことに定評?のある僕としては希なことであって、それだけ印象が深かった、ということであろう。「最小ユニット」だけど、コンビネーションが良く、それぞれがちゃんと「自分の仕事」が出来てる、というカンジ。
 レパートリーも、ここのところとんとご無沙汰な「ブラジル超スタンダード」が中心だが、それらはいい曲だからスタンダードなのであって、久しぶりにやれば、やはり深く、更に、ちゃんと決まった演奏が出来れば、大変カッコイイ。ううむ、カッコイイ、という演奏を心がける局面がここのところ余り無いので、そのことも新鮮。今度こそ、8年も間を空けずに行きましょう。
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1374112064.jpeg セイゲンさん、終わった頃に乱入。

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7月12日(金)
 
 
小岩「こだま」にて桑江知子さんとデュオ

 桑江さんとは、「お久しぶり」である。とは言え、やる曲は、どの曲も何度もやった曲。そこで問題になるのが、「サウンドチェックの時に全曲リハをちゃんとやるか」という件。わざわざリハをちゃんとやるよりも、本番にその「新鮮さ」を取っておくべきか、やはりちゃんと一回は確認するべきか。

 桑江さんと相談をして、今日は「極力リハは少なめに」という線で行くことにしたが、「暑くて練習なんかやってられるかいっ」という気持ちが無かったかどうかは、追求しまい。リハを進めるうちに、ちょっと不安も顔をもたげてきたので、「この曲は全部リハしますか・・」と言ったら、桑江さんに「裏切りモノ」と言われた。

 で、ライブの方は、、一言で言えば「でっかい宴会」のようなカンジでした。これもまたヨシ。
1373682426.jpeg こちらの八重山ソバ、ダシが美味。

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1373682428.jpeg 宴会

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7月9日(火)
 
 
chie16日プラッサオンゼ用のリハ

 16日の、スティーヴ・サックスさんと3人による、プラッサオンゼでのライブのリハ。このメンツでのライブは、何と8年ぶり、とのことなのだが、レベルの高いコンビネーションが印象的で、気分的には、もっとやっていたような感覚がある。
 実際にリハをやってみても、「8年のブランク」なんぞ無いかのようなまとまり具合で、あっと言う間に終了。本番が楽しみ。
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7月6日(土)
 
 
兵庫県芸武満ソングス

 このコンサートのシリーズ、当初はショーロクラブのアルバム「タケミツ・ソングブック」のレパートリーどおりの選曲によるコンサートだったのだが、その後、まず、おおはた雄一君の「ぽつねん」と松平敬さんの「昨日のしみ」が増え、さらに今回は、TAMAMIX「○と△の歌」、ショーロクラブのインストによる「ヒロシマという名の少年」を加えた。

 その上に、我が一座の影のリーダーと噂される沢知恵さんからのアイディアで、タケミツ曲の中では全く知られていない「3たす3は3ひく3」を、歌手の皆さんだけで歌う、という「イベント」も加わり、全体として、タップリな内容のコンサートに仕上がってきた。

 コンサートの度に、新たに曲が加わってくるのは、こちらにとっても楽しいことであるということはもちろん、武満徹さんの「何か」に、回を重ねるにつれて触れることが出来るカンジが、いちミュージシャンとして、大変うれしい。新たなオファーも来年に向けてボツボツあるようだし、自分にとっての、年に数度の「お楽しみ企画」になってきた。
1373681748.jpeg これはリハです。

1373681749.jpeg これは本番ですな。

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7月5日(金)
 
 

かとうかなこリハ

 この春にお手伝いしたかなこちゃんのCDの発売日も決まり、レコ発ライブも、東京(7/26)と大阪(8/8)と、お手伝いすることに。本日は、久しぶりにハーモニーフィールズの事務所でリハをさせていただいた。僕が参加していない曲で、怪しい民族系?サウンドのものをギターでやる、というような、怪しい展開もあり、大変だけど、おもしろい。終了後、伊丹空港近くのビューチホーなお店で、大変美味なる餃子をいただく。
1373652656.jpeg 「華やかなる日」

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7月3日(水)
 
 
タケミツソングスリハ

 今年は、兵庫県立芸術センター(7/6)三鷹市立芸術文化センター(7/20)八ヶ岳高原音楽堂(9/28、ピックアップメンバー)が決まっていて、それらのためのリハを、昨日今日と、三鷹市立芸術文化センターにて。ショーロクラブメンバーが待ち受けるところに、歌手の皆さんが続々と現れて、リハをやる。歌手ひとりあたり1時間を見込んでリハスケジュールを立てたのだが、どの方も、あっと言う間に終わってしまい、あとは雑雑としたおしゃべり。
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