2014年5月の日記:[以前の日記]
 
 
5月31日(土)
 
 
福岡中州Gate's7にて、「35周年記念ライヴ 桑江知子 with 笹子重治 <月詠み旅 vol.59> in 福岡」

 桑江さんの35周年、デュオライブは59回目、福岡では8年連続、という、いろんな数字の並ぶライブ。今回は、ヴァイオリン江藤有希がゲスト参加。

 桑江さんとのデュオのペースは、ここのところちょっと少なめ。「2ヶ月以上間が開くと、少しずつ劣化が始まる」という持論があるのだが、どうも、桑江さんに関してはそれが当てはまらないようで、今日のライブは、久しぶりでかえって新鮮、改めて桑江さんの「大人の歌謡曲」の魅力を満喫させてもらった。

 打ち上げでは、ご当地出身、桑江さんとマネージャーIさんの昔からのお仲間と、久々にキャパを越える酒量を行ってしまい、ホテルに帰ってからの記憶が朧気なカンジに。
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1401685739.jpeg 道デ死ヌ

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5月30日(金)
 
 
仕事以外の用件で名古屋へ

具体的行動としては、飲み食いして話して「観光」しただけだったんだけど、演奏の無い旅行って、いいね。楽器持たないでいいし、飲む時間、長いし。名古屋は、年間最も行くことの多い場所だけど、観光は殆どしたことがなかった。今回、初めて名古屋城に「登城」。
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5月27日(火)
 
 
落合さとこさんとリハ

7月12日に、横浜「陽のあたる道」でやるデュオライブ「ササゴとサトコその2」のためのリハ。前回やった曲に加えて4曲を新たに練習。途中から何故かワイン登場。効率良くまったりと進行。前回やった曲も、全て思い出すことが出来た。わたしのアタマは、まだ動いている。
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5月26日(月)
 
 
桑江知子さんリハ→古謝美佐子さんレコーディング

 恒例の出身地福岡での桑江知子さんのライブのリハを、駒沢のスタジオにて。今回は、ヴァイオリン江藤有希がゲスト参加。桑江さんとお会いするのは久しぶりだったけど、さくさくと進行。

 終了後、同じ世田谷区内の別スタジオにて、古謝美佐子さん+初代ネーネーズメンバーによるユニットのレコーディングへ。古謝さん、プロデュースの佐原一哉さんにお会いするのも久しぶり。
 先着の秋岡先生のバンドリンのダビングを待っている間に譜面を確認したり食事をしたりしつつ、ちょっと遅めから録り、開始。
 時間ギリギリで4曲録りきって、挨拶もそこそこタクシーに飛び乗り、なんとか終電に間に合わせる。何だか月中からずっとバタバタしたスケジュールだったのだが、ここで、ムリヤリ精神的に「一段落ついた」ことにする。
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5月24日(土)
 
 
純名里沙さんとデュオ、”絵本カフェ ホロホロ2日目

 昨日に続いて、超カジュアルな展開。「楽しませていただきました」の一言。3日連続のライブ、ということで、ノドの調子などの心配もしたのだが、考えて見れば、昨日書いたとおり「2000人×2回×30日」のヒトだったワケで、心配なんかする必要は無かったのであった。

 ちょうど宝塚の同期のお友達が見に来てくださっていたが、「ジュンがサンダルにジーンズで歌を歌ってるのが信じられない」とおっしゃっていたのが、大変印象的。僕は毎日サンダルにジーンズなんだけどって、比較するのもナニですが。
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5月23日(金)
 
 
大阪、絵本カフェホロホロにて、純名里沙さんとデュオ

 ホロホロさんとは、いつかお世話になります、みたいな話は前からあったのだが、今回は純名さんからの提案で実現。定員が30名ちょい、ということで、発表後すぐに売り切れてしまい、急遽調整して「2days」に変更。そちらもまもなく満員に。いやぁ、いいですねえ。こういう流れは。

 で、今日だが、路傍でもらったという怪しいカフェインドリンクを飲んだせいか、ホロホロという「場所」のなせる技か、異常にテンションの高い純名さんなのであった。最初の大阪でのライブから1年余りしか経っていないことが信じられない程に、「こなれ度」の高いライブだった。

 思えば一回目の大阪の時は、あらゆることが「初めて」な純名さん、ご本人も周囲もハラハラのしどおしだったのであった(今だから言うけど)。ともかく、いきなり「観客2000人×昼夜2回公演×30日」からスタートされた方なのであって、その一方で、僕らがこの30年に経験してきたあらゆることを「経験していない」のである。(その逆も、また桁違いに「真」なのだけど。)「両方OK」な人は、そう居まい。そういう意味でも、彼女の「挑戦」は、凄いことだと思う。
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5月22日(木)
 
 
京都リサーチパーク「KOKORO」にて、純名里沙さんとデュオライブ

 ジョアン・リラ→純名里沙さん、という流れも、何か「右の端から左の端」的な感じがしなくもないが、連日の充実感でドーパミンどばどば、である。

 純名さんとのデュオは、今まで、デュオとしての「初舞台」だった僕の「ささごはん」イベントと、フルサイズのデュオ・ライブとしての「デビュー」だった大阪でのライブ以降、神戸みみみ堂と沖縄各地での演奏がほぼ全てで、ある意味、今日のライブあたりからが「本格的平常運転」に入った、と言えるかも。少ない経験の中で、もの凄いスピードでコンビネーションを向上させているという実感はあるが、更にもっともっと「場」のヴァリエーションに対する経験を重ねたいところだ。

 というようなことはともかく、今日も楽屋にて「ササゴさん、今日の私のこの衣装、前にどこで着た衣装か、わかりますよね?わからなかったらペナルティですよ」なる、イジメを受ける。僕がわかるはずないじゃないでしょうが、昨日のメシも覚えてないのに。
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5月20日(火)
 
 

大阪 CHOVE CHUVAにて、João Lyra アルバム『TOCADOR』発売記念LIVE


 ジョアンは、かつてCHOVE CHUVAではいろいろお世話になっていて、「帰って来た」気分である模様。ツアーも4日目(このメンバーで3日目)ともなれば、もう細かいところで苦労するはずは無い、多分・・・。

 今回、ジョアンと長く一緒に動いていて、ちょっと意外だったのは、「恐らくショーロなど、普段やっていないものについて、”再勉強”を強いられることになろう」と思っていたところ、そういうことよりも、むしろギタリストとしての技術体系についての考え方で、ジョアンから得るところがいっぱいあった。 

 僕は、最近つくづく、自分は「サウンド屋」であって「ギター技術者」じゃねえなあ、と思うのだが、この数日、ジョアンから言葉で、または無言で「提案」されたことは、「サウンド屋」もいいけど、「技術者」的であることにも、もう少しトライすれば?ということだった気がする。

 次号ラティーナ誌に僕が書いた(ラティーナにモノを書いたのは久しぶり)インタビューを含めたジョアンについての記事で、「技術者」的でありたかったのに、図らずも?「サウンド屋」的な人生となってしまった経緯が、ジョアン自身の口から述べられているが、彼の素晴らしいことは、そういう流れの中、自分のペースの許す範囲で、「技術者」としての研鑽を積むことを続けてきた、という点だと思う。その結果が、例えば今回のアルバム、「Tocador」なのだ。

 僕もジョアンに学び、「Tocador」を作るまでは及ばずとも、もう少し表現の幅を広げていきたいと思う。(言ったことは、3日で忘れる。)
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5月19日(月)
 
 
神戸、みみみ堂にて、ジョアン・リラ「Tocador」リリースツアー

 いつものように、ずいぶん前に売り切れ状態になったみみみ堂でのライブ。みみみ堂は、いわゆる「専門的音楽」のお店ではなく、ライブハウスでも無いけれど、毎回、その日の音楽にまっすぐに対してくれるお客さんが集まる。お店のスタッフの「人徳」としか言いようがない。

 今日も、ショーロも初めて、ノルデスチの音楽なんて存在も知りませんでした、みたいな方が沢山いらっしゃったのではないかと思うが、終了後、ジョアンが「ホントにお客さんが素晴らしかった」と、何度も賛嘆する程、熱心に聞いていただくことが出来た。

 ジョアンは、神戸については「昔震災があった」ぐらいしか知らず、実は今日のライブについても、特別な思い入れは無かったフシがあるのだが、今後は、来る度に「コーベに行こう」と言うことになるに違いない。
1401684784.jpeg いつも素晴らしい松栄舞子さんのポスター

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5月18日(日)
 
 
名古屋 Musica&Bar Marceloにて、ジョアン・リラ「Tocador」リリースツアー

 朝から石川智運転の車に乗って、ジョアンと3人で名古屋へ。車でのツアーは本当に久しぶりだが、気の置けない仲間とのこういう移動も楽しい。移動中、ジョアンはず〜〜っと、なんだかアホな高校生みたいな話題に終始。石川君の「語学力」は、僕よりマシなようだが、「凄くマシ」でもなさそうで、3人、わかったのかわからないのかよくわからない会話を交わしつつ、一路名古屋へ。

  今日から3日間は、前回のメンバーから、ピアノのMikaさんが抜け、サックスのグスターヴォさんからクラリネットの吉田佐和子さんにメンバーチェンジしての編成。吉田さんは、まだ若くブラジル音楽の経験もまだまだ浅いのだとか。いきなりジョアンとのツアー、というのは、相当大変ではなかったかと思うけど、「入り方」としては、誠にラッキーだったのではなかろうか。
 
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1401684489.jpeg 今回のツアーの収穫、トライアングルが出来るようになったこと

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5月16日(金)
 
 
恵比寿アートカフェフレンズにて、大島花子さんとデュオ

 ジョアン・リラ→大島花子さん、というのは、随分振れ幅の大きい「変化」なのだが、両方楽しむことの出来る僕は、なかなかのシアワセモノであろう。今回は、ここ、アートカフェフレンズで花子さんとライブを始めて、ちょうど20回目の記念ライブである。隔月でやってきたので、デュオ歴3年半弱、ということになるのだが、充実した3年半弱だった、と、しみじみ思う。

 某国営?放送関係者にご紹介いただいて始まったデュオ、当初は、どういうふうに発展させていけばいいのか、よくわからないままに、ともかく一曲一曲、一回一回を大事に扱うことに集中していたのだが、だんだん霧が晴れるように、「すべきこと」が見えてきた。見えてくると、一回一回の喜びが、どんどん大きくなっていく。そういう「流れ」はバンドでも何でも同じなのだが、デュオというのは、その「見え方」が劇的なんですわ。これは、やっているモノにしかわからない。

 今のこのデュオは、コンビネーションはもう安心なので、あとは、更に良いレパートリーに出会うことと、より活躍出来る「場」を作っていくことが、当面の「課題」になったと思う。誰か、いい「場」ください。

 ところでここでのデュオライブ、「trifolium repens 」というタイトルがついていたこと,そしてそれがシロツメクサの英訳であることを、最近になって知った。20回もやっていて・・・、と、花子さんに、おおいにあきれられたのであった。

 
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5月15日(木)
 
 

Motion Blue Yokohamaにて、ジョアン・リラ「Tocador」リリースツアー

 先月プラッサオンゼでこのメンバーによる「試運転」をして、実質的には、今日からが「ツアー」。リハをして、一度本番にかけて、しばらく間を置くと、あらフシギ、いろんなことがノーミソに定着しているのである。そういうものである。

 モーションブルーという会場の、カジュアルでありつつ、ちょっと改まっているところが、また、ちょうど良い緊張感をもたらしてくれて、よろしかった。結果として、皆様にも相当ご満足いただけた内容になったと思う。

 それと、ゲストのSaigenjiが、素晴らしかった。特に後半、カボクリーニョスのリズムで演奏された「Pau Doido」でのスキャットは強烈。彼のワンアンドオンリーぶりを、久しぶりに目の当たりにした。ジョアンも、「もっと早く知ってたら、もっといろんなこと出来たのに」と、一言。それは、是非「次回」に。
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5月11日(日)
 
 
名古屋・円頓寺 SAMBATOWNにて、吉田慶子さんとデュオ

 名古屋二日目は、円頓寺サンバタウン。こちらは、吉田さんにとっても僕にとっても「ホームグラウンド」とも言える場所で、客席には知った顔もちらほら。ちょうど今日が誕生日ということで、吉田さん、「今年も1年がんばります」とのコメント。もう半年近く過ぎてるけどね。

 サンバタウンは、バイーア料理の名シェフ、ラーノさんを迎えて、レストラン形式の営業をしていたのだが、残念ながらこの形式での営業を今月いっぱいで終了する。東京からも、国安真奈師匠他数名が(料理目当てで)かけつけてくれて、楽しい打ち上げに。
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1401684231.jpeg 絶品ムケッカ

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5月10日(土)
 
 
名古屋・本山 sahanにて、吉田慶子さんとデュオ

 名古屋郊外の本山の街角にある雑貨屋さんサハンにてのライブ。センスの良い雑貨や衣料が、これまたセンス良くディスプレイされている。吉田さんはこういうお店に似合うのである。

 思えば、盛岡のcartaや神戸のみみみ堂など、吉田さん絡みで関係のある場所は、売るモノはそれぞれに違うが、よく似た「色」がある。その中にいると、すっぽりくるまれた気分になれる。そういう気分は、イコール吉田さんの音楽世界に通じるモノなのである。よく出来たハナシだなぁ、と、カンシンするのである。

 先日プラッサオンゼでライブをやって以来、ちょうどいいぐらいの間があったせいもあって、いいカンジの集中出来たライブとなった。終了後ご案内いただいた、お向かいのレストラン(名前失念)も、グッドでした。 
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