2014年9月の日記:[以前の日記]
 
 
9月14日(日)
 
 
岡山、第九回マチノブンカサイに、畠山美由紀さんのグループで出演。

岡山中心地近くの廃校、旧内山下小学校での、音楽を中心としたイベント。体育館と校庭では音楽を、各教室ではワークショップその他もろもろの催しも。やっている音楽が地味なせいか、こういうフェス的なイベントにお声がかかる機会は余り多くないのだが、今日は、「前」が大友良英さんのビッグバンド、「後」が、フェビアン・レザ・パネ君、吉野弘志さんサポートによる大貫妙子さん、別の時間枠では織原良次君もいたり、と、知った「顔」がちらほら。「久闊を叙する」カンジになるのが、こういうフェスのいいところです。

 で、畠山さん、今回は沢田ー真城ー笹子チームでの出演。体育館でのライブ、ということで音のコンディションが心配されたが、PA担当K名人のおかげで、体育館の地べたにユルく座った沢山のお客さまを前に、大変気持ちよく演奏することできた。良いイベントである。来年以降も、是非続けて(呼んで)ほしい。
1410746490.jpeg

1410746491.jpeg 最近ジムに通っているそうで、
大層スリムになられていました

1410746492.jpeg 一緒に写るニンゲンを選ばないと、
結局台無しなるという例。

line
9月13日(土)
 
 
下北沢ラ・カーニャにて、桑江知子さんと「月読み旅」vol.60

 桑江さんとの最初のデュオライブが2003年6月だったそうで、12年目に突入したところでの「60回目」のライブである。アンコールの時に桑江さんに感想を聞かれ、「感無量でございます」と、政治家のような答弁をしてしまったが、実際、その間に2枚のアルバムをリリースすることも出来、福岡や南の島でのライブなど、良い思い出は尽きない。

 他にも、桑江さんからいただいた「良かったこと」が、ひとつ。「昭和歌謡」との出会いが、それ。彼女の代表曲「私のハートはストップモーション」もまた代表的な「昭和歌謡」だと思うが、それだけでなく、桑江さんは(僕の理解では)渾身「歌謡曲歌手」であって、日本の歌謡曲とどうつきあうか、という、日本人の伴奏屋にとっての避けられぬ課題についての、貴重な「実験台」(←桑江さん、ごめんなさい)になっていただいたような部分もあるのだ。

 というワケで、今日も「いい歌謡曲」満載のライブだった。久しぶりだったこともあり、演奏の集中度も高かった。ゲストとして江藤有希さんに4曲加わってもらったが、江藤さんもまた「歌謡曲」との相性がいい。今までの桑江さんとのライブの中でも、相当「高得点」な夜になったと思う。
1410696841.jpeg

1410696842.jpeg

line
9月7日(日)
 
 
静岡 LIVING ROOMにて、純名里沙さんとデュオライブ

LIVING ROOMさんも、この2年ぐらいで急速にお世話になることの多くなったお店。マスターIさんのお人柄もさることながら、東海道を往復することの多い我々にとって、ライブ終了後、東京に帰れてしまうという「地の利」も、魅力のひとつ。その代わり、その場合、「打ち上げ」が出来ない、という「大問題」が別途発生する。今回は、純名さんのお友達のお誘いで「静岡おでん」をいただくこととなり、日帰りはやめた。やっぱ、泊まった方が楽しいよねえ(結論)。

 おでんのハナシはともかく、ライブです。素晴らしかった、お客さんが。静岡が初めての純名さんを、あんなに暖かく迎えてくれて、1曲1曲貪るように?聞いてくれて。その「迫力」には、こちらもちょっとKOされたカンジ。客前では泣かないはずの純名さんが、感極まって(少しだけ)涙ぐんだのを、僕は見ちゃいましたもん。

終了後「次はいつ来ましょうか?」とマスターに聞いたら「いつでもっ、いくらでもっ」との力強いお答えが。なので、そう遠くない先に、また来ます。よろしくお願いいたします。
1410696716.jpeg

1410696717.jpeg

line
9月6日(土)
 
 

神戸、みみみ堂にて、純名里沙さんとデュオライブ

 3月以来、3度目のみみみ堂での純名さんとのデュオ。その前が去年の8月だから、ほぼ半年に一回のペースで定着したカンジ。故郷神戸の好きな場所で「好きなライブ」が定期的に出来るのは、本当に嬉しい。

 思えば、このデュオの「方向性」みたいなものが明確になったのも去年のここでのライブの時だった。それ以降のコンビネーションの進捗ぶりは、現時点で「8年ぐらい一緒にやってる(実際には2年)カンジ」ということで、意見一致している。それもこれも、みみみ堂さんのおかげ。みみみ堂は、我々にとって「原点」ともいうべき場所である。有り難いねえ。

 内容についても、ここでのパフォーマンスは、純名さんにとっての「小ライブ」の原点そのものであって、お客さんとのやりとりだけでも、「活き活き感」が横溢する。良いライブになる条件が整っているカンジ。というワケで、終了後、早くも次のライブの時期について、「内定」が出た。次は春にお会いしましょう。その前に、神戸ではグッゲンハイム邸(11月3日)もありますが(残席わずか)。
1410696536.jpeg

1410696537.jpeg

1410696538.jpeg

line
9月3日(水)
 
 
純名里沙さん、黒川紗恵子とリハ

このメンバーで、9/16石狩市アートウォーム、17日札幌市新善光寺、11/3神戸グッゲンハイム邸の3連チャン。よろしこぶあるき。
1409836947.jpeg

line
9月1日(月)
 
 
得三16周年織音工房15周年ジョイント企画「ショーロクラブ 得三2Days Live」ゲスト:畠山美由紀編

 今日の共演者は畠山美由紀さん。先日もお伝えしたとおり、今や畠山さんとショーロクラブとのコラボの水準は、相当のところに来ているのであって、そういう意味でも、今日は、神経を使うところが少なく「楽しいこと」ばかり多い、という、理想的なライブだったと思う。ショーロクラブのそれぞれのメンバーとの共作オリジナルもあり、洋楽、ブラジル音楽から演歌まで、レパートリーも豊かで、ひたすら演奏を楽しむことが出来た。(それだけでは足りず、畠山さんも「3部」挙行。3部が一番長かったかも。)

 ショーロクラブは、「再起動」ということで、昨日5曲今日5曲、計10曲が演奏可能になった。あと6〜7曲で、一晩のライブが再び可能になる。昔からのファンのみなさんには、「聞き飽き」た曲をやることになるかもしれないが、「リハビリ」は慎重にせねばならない。老人は壊れやすいのである。

 そういうワケで、また忘れる前にどっかでライブを入れようと思っている(と言いつつ3日で忘れるので、僕にどっかで会ったら、教えてください)。昨日話していて、実はショーロクラブも25周年、ということを思い出した。四半世紀ですからね。やる内容以前に、やってるだけでタイシタモンダという考えもある。あ、ない?

 それにしても、連日素晴らしい歌手とじっくりみっちり共演出来るシアワセを感じた二日間であった。こういう形で、それぞれの16周年、15周年(と、25周年)のお祝いに関わることが出来、マスターMさんと織音工房Sさんには、感謝、感謝である。終了後、それぞれの、20周年、21周年、30周年には、また記念ライブをやろう。その時は「生前葬」ということにしよう。入場料は「香典」ということにしよう、などと話し合う。「香典」いいですね。常識的に考えて、入場料より高めになるし。
1409893751.jpeg

1409893752.jpeg

1409893753.jpeg

1409893754.jpeg

line