DISCOGRAPHY

  • 矢井田瞳<br>Candlize

    矢井田瞳
    Candlize

    TOCT-24655

    このアルバムにはオモシロイ経緯がありました。矢井田さんがブラジルで写真を撮ることになって、急遽レコーディングもしようということになり、宮沢和史さんの紹介でスザーノに協力を依頼、メンバーを掻き集めて音を録り、日本に持ち帰って聞いたところ、ギターを差し換えた方がイイことがわかった、と。で、スザーノに連絡したら、それではササゴに頼め、ということになったそうです。てなワケで、笹子は日本でも珍しい「スザーノに仕事をもらった男」です。それはさておき、矢井田さんの当時のプロデューサーの片岡さん(大島保克さんの飲み友達だった)とは、その後も何度かショーロ・クラブのライブを見に来ていただいている等、御縁が続いています。

  • 古謝美佐子<br>天架ける橋

    古謝美佐子
    天架ける橋

    B00005IEX

    92年のネーネーズのレコーディング参加以来、時々手紙をやりとりするような関係が続いていたのですが、2000年夏、イベントでコザに来ていた笹子のもとを古謝さんが陣中見舞、 急遽お手伝い、ということになったのが、このアルバムです。島唄にどんなバッキングをつけたらよいのか、日頃考えるところがあったので、それを、こともあろうに日本一の女性歌手古謝さんでためせたなんて、何とラッキーなことだったか。大満足の一枚。

  • ネーネーズ<br>ユンタ

    ネーネーズ
    ユンタ

    Kyoon Sony Records KSC2 16

    1992年

    田中勝則君の紹介で、ネーネーズのレコーディングに参加しました。当時、まだ「ブラジル音楽」以外は殆どプロとしての演奏経験の無かった笹子としては、初めての「異種格闘技戦」のような気持ちで臨みました。
     途中、既に歌入れを控えたネーネーズのみなさんがスタジオに合流、その中でも古謝美佐子さんは、とてもフレンドリーに話しかけてくれました。今に至るまでご縁が続くとは、当時は想像していなかったです。

  • LIVE Beautiful Songs

    LIVE Beautiful Songs

    TOCT-24456,57

    2000年録音

    2000年夏のJ-POPの大イベントに参加させてもらいました。宮沢和史さん、大貫妙子 さん以外は、メンバー全員初めて、ということで、キンチョーしたものですが、終わってみれば、楽しい思い出、とは言わないまでも、観光旅行に行ってきたような気分もありました。矢野顕子さんと宮沢さんの「二人のハーモニー」と大貫さんの「Beautiful Song」が、特に印象に残っています。

  • 椎名林檎<br>りんごのうた

    椎名林檎
    りんごのうた

    TOCT-4774

    「忠臣蔵」でご一緒させていただいた服部隆之さんからは、時々「呼び出し」をうけるのですが、その中でも、なかなかに「メジャー」な一枚です。椎名林檎のアルバムに入ってる、ということで、中学生の姪に、初めて尊敬されました。

  • 南佳孝<br>blue nude

    南佳孝
    blue nude

    VICJ-60908

    2002年

    昔横浜のキリンビアビレッジという所で毎夏にショーロ・クラブをホストにしたイベントをやっていたんですが、その時のゲストに来ていただいて以来、時々レコーディングに呼んでいただいたりしています。このアルバムでは村田陽一君のアレンジで3曲参加させていただきましたが、「なんちゃってカルトーラ」風アレンジによる(2) とか、結構オモシロイ。

  • ITHAMARA KOORAX SINGS THE LUIZ BONFA SONGBOOK

    ITHAMARA KOORAX SINGS THE LUIZ BONFA SONGBOOK

    KICP-503

    94年に、ふらりと目的も無くブラジルに立ち寄った時に、友人のイタマラ・コーラックスに誘われてレコーディングしました。イタマラ・コーラックスによるルイスボンファの曲集への、1曲のみの参加です。
    内輪話をすると、まずロン・カーターとイタマラとパウロ・マラグチが3人でざっくりと録音した「オルフェのサンバ」の音源があって、プロデュースサイドの要望としては、ロン・カーターの音だけを活かして他の音は一旦捨て、しかる後にもう一度一から楽器を録り加えていきたい、と。で、その「録り加える」楽器の一番手が、笹子のギターだったワケです。ところがロン・カーターは別ににサンバの専門家でもなく、正直に言ってサンバのグルーヴは余り出ていない。それにギターを付け足して、いいサンバのグルーヴが出せるのか、という、結構きわどい状況。
     まあ、そういう無理矢理帳尻を合わせる類のやり方は、むしろブラジル人よりバッタモンサンビスタの日本人ギタリストの方が器用に出来る、ということもあって、つつがなく終えることが出来ました。ボンファ自身による解説文の中で笹子のことを光栄にも「日本のグルーヴマスター」と紹介してくれたのは、そこらへんのことを理解してくれたのであろう、と、勝手に思っております。
    ちなみにこのトラック、最後には渡辺貞夫さんにまで登場していただき、結果的には随分豪華なトラックに仕上がりました。

  • アン・サリー<br>voyage

    アン・サリー
    voyage

    VACM-1188

    2001年のある日、ゴンザレス鈴木さんに呼ばれてレコーディングに行きました。誰が歌うかもよく知らず、しかも誰もその日の歌手を紹介してくれなかったので、ナルホドね、新人の洋楽系の歌手ネ、と思いつつ、スタジオのブースに入ってヘッドフォンから聞こえる歌を聴いてビックリ、というのが、アンさんとの出会いです。その歌声の心地よさ、歌い方の邪気の無さは、もう天然のもの以外の何ものでもないですよね。
     このアルバムでは2曲の参加だったですが、その後もレコーディングやライブでのおつきあいが続いています。何とか医者業と上手く両立させて、音楽業もいい形で続けていって欲しいなあ、と思います。

  • アン・サリー<br>moon dance

    アン・サリー
    moon dance

    VACM-1223

    アンさんの二回目のレコーディングです。この時は、2枚分の分量をレコーディングして、あとでそれを同時発売の「day dream」とこのアルバムとに振り分けて収録する、という形を取っていたと思います。こちらのアルバムには
    Onde Eu Nasci Passa Um Rio (Caetano Veloso)
    Haven't We Met? (Ruth Batchelor, Kenny Rankin)
    Peaceful (Kenny Rankin)
    の3曲で参加しています。
    このアルバムは、基本的に参加メンバーのヘッドアレンジを中心にその場で内容を仕上げていく方法が採られているのですが、それでここまでになる、というのは、アンさんや参加メンバーの力量の高さを感じずにはいられない、ですよ、ホント・・。

  • アン・サリー<br>day dream

    アン・サリー
    day dream

    BVCR-14008

    アルバム「moon dance」の姉妹盤です。笹子が参加した曲としては、こちらには、今でもライブでよくやっている
    A Menina Danca (Moraes Moreira, Galvao)
    が収録されています。個人的には、この曲のレコーディングで、ちょっと「自分を見直した」カンジがしました。想い出のレコーディングです。